9/17(金)今日は作業日
2021年9月18日 Posted in 中野note
昨晩のブログに書きそびれましたが、
昨日はずっとお借りしてきた、かに座での稽古最終日でした。
それで、前夜に書いたように、こちらも最終シーンを稽古していたわけです。
少人数で日常の話なんかも交えながら稽古をしていると、
禿と雄也くん("丸山"さんが今回は二人いるので)の役やせりふに
対する考えから、昨年の上演では至らない点があったことに
気付かされました。
ちょっとしたカッコ書きに注目してみたところ、
ボロボロに傷つけられた主人公たちが互いを励まし合う最後、
ほんの少しだけ元気づくタイミングにズレがあることがわかりました。
ふた言くらいの工夫なのですが、これでまた一段と、
書かれていることと役者の動きがフィットしました。
こうして、わずかな手直しを重ねます。
・・・というようなことをして、かに座を引き上げました。
ここ数年、いつもお世話になってきたこの場所ですが、
自分は来年、日本にいないので、次にここに来るのは
いつになるだろうと思いながら掃除と荷出しをしました。
これが昨日のこと。
今日は、ハンディラボで作業でした。
去年の公演から役者が入れ替わった役に当てて衣裳を新調したり、
美術をパワーアップさせる作業が急ピッチを行なっています。
『唐版 風の又三郎』の1・2幕は帝國探偵社、
3幕は御茶ノ水の街が舞台となります。大きく分けて2種類の空間。
それをこのハンディラボの中に同時に立てて、あっちこっちと
ビルドアップしていく。作業はここ数日がヤマです。
週明けから、広めの稽古場に移って、集中稽古をします。
蜜を避けられる空間に最小限のセットを立てて、
いよいよ劇全体を組み上げていきます。
これまでバラバラにシーンを組み立ててきた役者たちにとっても、
自分たちがつくっているものの全貌を知ることになります。
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