9/29(水)さらば稽古場

2021年9月29日 Posted in 中野note
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集中稽古を乗り越えました。
公演初日まであと2週間ありますが、私たちは今日までが佳境。

通常の劇団であれば、初日の数日前に劇場入りします。
ということは、だいたい1週間前に稽古場でのリハーサルが終わる。

けれども、私たちはテント劇団。
現場入りしたら劇場を立てるところから始めます。
当然、準備の日数が多くかかる。
持っていく荷物も多くて、この規模の公演にしては、
4トントラック2台と+αという所帯はやはり多めです。
引っ越しをする感覚です。

そのようなわけで最近は通し稽古と修正を繰り返しました。
そして、稽古場とお別れです。

稽古前後の休憩時間に皆が相談している様子を聞いていると、
『唐版 風の又三郎』の世界が皆に浸透してきているのを感じます。

すでにこの演目を経験済みの劇団員はもとより、
今回が初参加のメンバーも、読み解いてきた劇の内容に基づいて
演技に適切な工夫をするようになってきている。
こうなると閉めたものです。

皆が台本内の意味や価値観に則りながら、
オリジナルな演技を開発するようになる。
せりふや段取りを乗りこなすようになれば、
舞台はいよいよ役者のものです。

明日から、稽古はお休みです。
体と喉を休ませつつ、道具や衣裳を完璧にし
何より、頭を働かせ続ける。

飛躍のための準備をして、週明けから浅草に入ります。
接近中の台風の被害がありませんように。
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