9/4(土)今日は稽古休み
2021年9月 4日 Posted in 中野note
場所は東京都江東区。所用でここにやって来たのですが、
思い立って車中でゼミログを書くことにしました。
というのも、あと30分ちょっと経って22時を過ぎれば、
高速道路の料金が1,000円下がるのです。
オリ・パラリンピック期間、こんな時間つぶしを何度もしました。
それも、あと1日で終わりです。
今日、唐ゼミ☆の稽古はありませんでした。
こんな日は、皆の喉の回復具合が気になります。
日常、無口なメンバーが多いし、雨の湿気は良いのではにかとも思います。
またフルパワーでせりふを言いながら、体全体で役を探る日々が始まります。
少しでも回復して欲しいものです。
こんな日、私はさまざまなことをします。
まずは、ドリームエナジープロジェクトの稽古。
ダウン症や自閉症の青年たちと久々の稽古を行いましたが
はっきりと手応えを感じました。
9/19(日)の本番に向けて前よりも細部が堂々としている。
せりふや段取りの身が詰まっている。
彼らがコツコツと自己練習してきたことが伝わってきます。
コンディションにばらつきがある子もいるけれど、
稽古開始からこちらがガッと盛り上げにいくと、
即座に反応してノッてきます。ノッたらもう、彼らの世界。
自分は、笑ったり、合いの手を入れたり、
掛け声で煽ったり、ツッコミを入れながら見ています。
かなり充実しました。これが午前中。
午後にはKAATに行き、
長塚圭史さんの『近松心中物語』初日に立ち会いました。
言わずと知れた蜷川(幸雄)さんの代表作を、新たな手法でやっています。
自分は高校時代、名古屋の御園座で旧演出を見ました。
あの、客席にまで大雪が降ってくる趣向の上演です。
両者のアプローチはかなり違いますが、
時代も俳優の違いも超えて、やっぱり同じせりふで笑いが起こる。
秋元松代さんのことばは強いなと思いました。
感動するせりふだけでなく、笑いが時代を超えている。
厳格さで知られた秋元さんですが、ユーモア溢れる人だったろうな。
『常陸坊海尊』を藤沢の白旗神社でやった時もそう思いましたが、
今日も、思わず吹き出す客席を見ながら、そう確信しました。
あとは、打ち合わせをしたり、資料を買いに本屋に行ったり。
青山に、「芝居の大学」をご一緒している藤原徹平さんの作品を
見に行ったりもしました。これも「劇場」をテーマにしていて、
コロナでなければ人を大勢集める構想だったそうです。
ストリートをシアターに。
むかし、路地で唐さんたちがやったというコンサート
「ボタンヌ袋小路」を思い出しました。
もうすぐ22:00です。何か聴きながら、横浜に帰ります。
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