3/23(火)とんかつのてんどん

2021年3月22日 Posted in 中野note
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↑Sさんが送ってくださる着物に、唐ゼミ☆の舞台は支えられています。

昨日はとんかつ屋に行きました。

職場のひとつである神奈川芸術劇場で、以前からの知り合いが働き始めました。
しかし、いざ同僚になってみると近くにいすぎてあまり話さないもの、
そこで、歓迎会も兼ねて昼食に誘い、行き帰りの道で話そうと思ったのです。

横浜の馬車道周辺は、自分がもっともよく食事する場所の一つです。
2009〜2011年まで室井先生と働いた北仲スクールは、
みなとみらい線馬車道駅出口の目の前にありました。
ですから、よく食事をし、買い物をするようになった。

その中で、お世話になっている方に紹介されて
通い始めたお店が「丸和」というとんかつ屋です。
この界隈、実にとんかつ激戦区で、今ざっと思い返してみただけでも
近接した地域に6軒はあります。世間的には、勝烈庵本店が圧倒的に有名。

しかし、唐ゼミ☆がいつもお世話になっている新潟のSさんは、
「ここが美味しい」と言って御馳走してくださったのです。
以来、すっかり好きになって通うようになりました。

新潟の方に横浜のお店を教わるのも可笑しな話ですが、
高田で着物のお店を営んでいるSさんの商圏は広いのです。
商品が満載のハイエースを一人で運転して、西は兵庫あたりから
東は東北までを商いのエリアにして走り回っているそうです。
単騎千里を走ると言われた関羽将軍は中華街で商売の神様となって
いますが、まさしくSさんのフットワークは千里を軽々と走らんとするもの。
ですから、各地の銘店にも通じ、熱く丸和さんを紹介してくれました。

ところで、このSさんこそ、唐ゼミ☆衣裳製作における生命線なのです。
『下谷万年町物語』や『蛇姫様-我が心の奈蛇』を凌いで来られたのは
ひとえにこの方が送ってくださる古着(といっても超豪華!)に
支えられてのことです。Sさんはいつも、そんな風に私たちを応援してくれる。

今回も満足のいく食事でした。案内した相手も気に入ってくれた。
通い始めた当初は強面だった大将が今では親しく声をかけてくれるのも楽しい。

劇場に帰り、エネルギー満タンで午後はよく働きました。
ところが、ここに不測の事態が。劇場の上司と早めに仕事を終えたところ、
彼が夕食を食べたいと言い出しました。それ自体は大したことでは無いのですが、
「とんかつ食べたい!」とのリクエスト。

こういう時、私は抗いません。
お酒はからっきしですが食べるのは得意。面白いじゃないかとすぐに覚悟を決めます。
しかし、さすがに昼夜おなじ店に行くのは恥ずかしく、他の店にしておきました。

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