11/23(木)無意味の世界

2023年11月23日 Posted in 中野note
IMG_5608.jpg
↑子ども用の絵本を選んでいるうちに見つけました

ガタロー☆マン作の『おだんごとん』。
子ども用の絵本コーナーで娘に合う品物を探るうち、
これを発見して即座に買いました。当然、私用です。

あの『珍遊記』の漫☆画太郎先生がこんな風に絵本作家としても
活躍されていることを、私は初めて知りました。
いそいそと買って帰り愉しみに周囲を覆うセロファンを外すと
久しぶりの画太郎節が待っていました。

単純で呵責ないストーリー。
お馴染みの画風、お馴染みのキャラクターが行き交い、
得意のオナラやウンコが元気いっぱいに跳ね回っています。
そして何より、この圧倒的な無意味性。

子供達も大喜びで「ヤバイ、ヤバイ」と言いながら一緒に読みました。

見事に構築された作品が好きです。張り巡らされた伏線も好きです。
けれども、最終奥義は、脳髄を直接に鷲掴みにされるような
無意味性が上だと思うのです。なんでスゴいと感じるか
まったく説明できないけれど、やっぱりスゴく感じる。
これが最高です。無意味に勝るものなし!
読むと良い気分になります。オススメです!



トラックバックURL:

コメントする

(コメントを表示する際、コメントの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。その時はしばらくお待ちください。)