11/24(月)『盲導犬』本読みWS 第1回 その①
2025年11月24日 Posted in 中野WS『盲導犬』
今回の底本は1973.4 文芸雑誌「海」(中央公論社)
もともとは、今年の初めに思い立って研究し直したので、
現在の自分が上演するとしたらどんな『盲導犬』になるのか、
皆さんと一緒に読み、考えてみたいと思って取り上げた演目です。
そこへ、唐組秋公演にこの『盲導犬』がかかったのは幸運でした。
実際の舞台は考える参考になりますし、唐組を観たという新しい
参加者が、数名加わってくださいました。
まずは、初回ですので、前段となる話をしました。
澁澤龍彦さんの『犬狼都市』を読んでほしい。
清水邦夫さん脚本、田原総一郎さん監督!のアートシアターギルド映画
『あらかじめ失われた恋人たちよ』を観てほしい。
といった具合です。
それからテキストについて。
『盲導犬』が活字化されたものとして、私たちはこれらを手に入れる
ことができます。
1973.4 文芸雑誌「海」(中央公論社)
1974.8 角川文庫『盲導犬』(角川書店)
1980. 唐十郎作品集第三巻(冬樹社)
2025. 紅戯曲文庫『盲導犬』(劇団唐組)
私たち唐ゼミ☆のスタイルとして、
できるだけ書かれた当時に近いものをもとにしたい、という希望が
ありますので、今回は文芸雑誌「海」1973年4月号をもとに台本を
起こしました。
現在までに私が読んだ感触では、「海」版と角川文庫版に変更点は
無いようですが、一応、念のため。
ちなみに、『あらかじめ失われた恋人たちよ』をきっかけにあの
田原総一郎さんがかつては映画監督だった話をしたところ、
参加者の中に、かつて田原さんの授業を受けたという方がいて、
面白かったです。
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