11/22(土)The Sixteen 演奏会が終わる

2025年11月22日 Posted in 中野note
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↑彼らのプログラムが日本語のカタカナで書かれている、ということにも
感慨を覚えました


今日は相模女子大学グリーンホールでThe Sixteen 演奏会がありました。
初めこそ、ホールの大きさからか散漫な感じもしましたが、プログラムが
進み、彼らの美声とアンサンブルが高まるについて、イギリスで体験して
いたように世界に飲み込まれました。天国が見えてしまう。

壮麗な教会建築があって、重厚な石造りに支えられた音響があって、
あんなふうなパフォーマンスをされたら、そりゃ、神が見えるよな
と思わずにはいられませんでした。

最後の方で彼らを聴いたのは、ロンドンの北にあるSaffron Wallden
という郊外の街で、お金が無く、タクシーを呼ぶ語学力に自信のない
自分は、駅から30分以上かかる雪の道を歩いてホールに辿り着き、
そこで開演を待ったのを思い出しました。電車の都合で、2時間ほど
前に劇場に着いていました。濡れた靴下を乾かしながら、紅茶を
もたったのを思い出しました。

あの時の『メサイア』は、同時に行われていたサッカーW杯の決勝
とともに印象に残りました。メッシが優勝できるかどうか、
休憩時間のたびにみんながスマートフォンにかじりついていました。

ということも、まざまざと思い出しました。
下のホールや教会で聴いた感覚まで総じて甦りました。

St Martin-in-the-Fieldsl
Croydon minster
Wigmore Hall
Kings Place
St David's Hall
Royal Albert Hall
Rochester Cathedral
Saffron Hall
Cadogan Hall

寒くて、円安の今となっては仕事でない限り行けないロンドンです。
パレストリーナの曲想から、最近に亡くなった何人かの人たちにも
思いを馳せつつ、やっぱり彼らの凄さに驚き直しました。
明日は京都、明後日は福岡という強行軍です。
彼らは無事にロンドンに帰ることができますように。

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