12/15(月)『盲導犬』本読みWS 第4回
2025年12月15日 Posted in 中野WS『盲導犬』
↑フーテンのズボンに穴をあけ、破里夫はフーテンを陥落させます。
くだらないやりとりなのに、美々しいせりふのオンパレードで、
その落差が見どころ・聴きどころでもあります
読んだ箇所は次の3点。
(1)「タダハル」と再び結ばれる「銀杏」
前シーンで盲導犬学校の「先生」に率いられて去った「研修生たち」。
が、一人だけ残り、「銀杏」に声をかけた青年がいました。
彼は「タダハル(忠治)」。彼こそ、「銀杏」が結婚前に付き合っていた
「良い人」であり、コインロッカーに封じられたラブレターの
相手でした。
初めては節度を守った挨拶をかわしあい、「タダハル」の研修生活や
「銀杏」の結婚の顛末を語り合っていた二人だったが、「タダハル」が
恨みごとを述べると、「銀杏」にも火がつきます。
やがて、「タダハル」は本性を表し、「銀杏」に襲いかかると、
「銀杏」はそれを受け入れていきます。再び結ばれる二人。
(2)「フーテン」と結ばれる「破里夫」
「銀杏」と「タダハル」のやりとりを見守っていた「フーテン」と
「破里夫」。「破里夫」は執拗にフーテンの下半身を狙い始めます。
ただ色欲にかられただけでなく、本当の同志を求めて「フーテン」を
かきくどく「破里夫」。やがて、ライターの火によってフーテンの
パンツに穴が空くと、「破里夫」はそこへめがけてさまざまに理想を
語ります。こだまするファキイルの遠吠えのなか、二人は結ばれます。
このシーンは、「銀杏」と「タダハル」の場面を受けたパロディとも
なっています。
(3)帰ってきた「夫」
と、そこへ、タイのバンコックで安キャバレーの女「トハ」に
撃たれて死んだ「夫が」帰ってきます。その手には盲導犬の胴輪が
握られています。
逃げるところを後ろから撃ち抜かれた「夫」が、「タダハル」と
再び結ばれた「銀杏」を見咎めて嫉妬します。
すると「銀杏」は、彼を日本からも撃ち返そうとします。
「夫」の背後に立つ「銀杏」と「トハ」とが入り混じり、
南の海の景色が舞台を覆います。
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