12/30(火)『盲導犬』本読みWS 第6回(最終回)その①

2025年12月30日 Posted in 中野WS『盲導犬』
今日、あまりの車の多さに驚きました。
大方の人の仕事が終わり、お正月支度のために皆さんが車を走らせて
いるのでしょう。ましてうちの近所には大きなイオンがあり、
それ以上に、横浜のアメ横というべき松原商店街があるのです。
駐車場の前の道路に出るだけで、信号3回分待たされました。
やれやれ。

さて、昨日のオンライン本読みの総括です。
『盲導犬』全体の締め括りでしたから、予定の21:30まで読んで、
そこから20分ほど皆さんのお話も聴いて、一年の終わりとしました。

読んだ箇所は、犬の胴輪をはめられた「銀杏」をめぐって、
「破里夫」と「タダハル」が諍うところからスタートしました。
「タダハル」はもちろん、愛する「銀杏」を解放するべく、胴輪を
力づくではずそうとします。一方「破里夫」は、「銀杏」を自分の
盲導犬にしようとする。この「破里夫」の態度は後に冗談だったと
知れますが、「フーテン」を失望させます。

すると、せっかく感化した「フーテン」に見限られてはならないと
「破里夫」は胴輪を焼き切るためのバーナーを取りに行く。
この間も「タダハル」の試行錯誤は続きますが、胴輪は取れません。

「破里夫」がバーナーを持ち込むと、「フーテン」も「タダハル」も
驚きます。胴輪を焼き切るアイディアは悪くない。けれど、「銀杏」を
傷つけずに、その体に密着した胴輪を焼き切ることがどうしても
難しいのです。当の「銀杏」はきょとんとしてただ炎に見惚れる
ばかり。

とそこへ、盲導犬学校の「先生」に引き連れられた「研修生」たち、
「刑事」「婦人警官サカリノ」「犬屋」がやってきます。
「先生」はまず「タダハル」を戒める。「銀杏」との絡みといい、
盲導犬学校の教師たるにふさわしからぬ「タダハル」を強く罰します。

すると、「タダハル」をはじめ、「刑事」も「サカリノ」も、町内の
人々すべてが地面に手をついて犬となり、「フーテン」をリンチし、
「破里夫」にも襲いかかります。「破里夫」はめくらめっぽうに
バーナーを振り回しながら、後頭部を打たれ、ロッカーにしなだれ
かかりながら果てます。その時、彼の爪が剥がれる。

「破里夫」も意識を失う中で、「銀杏」がしげしげとその爪を眺めると
「先生」は悪夢のなかのように「夫」となり、「銀杏」をあの世へと
誘います。そして、「銀杏」はすべてを諦め、「破里夫」の爪を
ロッカーの鍵に見立てて、「タダハル」との恋を諦めるべく、
ロッカーに映った海のなかに捨てるのです。

すると、330番のロッカーが空き、中から「ファキイル」が跳び出す。
そして「銀杏」ののどを掻き切り、「ファキイル」は客席の頭上を超えて
去ります。介抱しようとする「夫」を払いのけ、何度も「ファキイル!」
と叫びながら「銀杏」も果てる。

・・・というストーリーでした。
長くなったので、続きは明日にします。

このラストシーン、

・のどを掻き切られた「銀杏」にとって、「ファキイル」はどんな存在か?
・なぜ「破里夫」でなく、「銀杏」のもとに「ファキイル」が現れるのか?

ということを読み解けば、この『盲導犬』という劇が見えてきます。
それを、大晦日に振り返ります。

2004年に上演した唐ゼミ☆『盲導犬』。「先生・夫」役の杉山雄樹さん
は別格に素晴らしく、唐ゼミ☆に関わったすべてのメンバーにとって
『盲導犬』のせりふは彼の声と口調で今も聴こえているはずです↓
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