10/8(土)劇中歌WSレポート
今日から新しい譜面に取り組み始めました。
「シミの女王」
一幕でも歌われたこの曲。
♪寝苦しき夏の寝床に
おしかぶさるシミの女王
夜空に星がまたたいて
梢がサラサラ歌うとも
あたしに抱かれたお前の胸は
暗きシミにふさがれて
苦しみに立てた膝に
あたしの膝を絡ませて
転がる二体のシャレコウベのごと
王家の谷に落ちゆかん
シミ、というワードが一幕からちらほら出てきます。
牛乃の部屋を訪れた野口が壁のシミが人に見えてきた
と騒いだりする場面などもありました。
今日やった最後にもこの歌は登場します。
ついに正体がバレてしまったことで、牛乃は語り出します。
12歳の頃から博士にお金をもらっていたが、その後、
徐々に博士はお金を払うことがなくなったこと。
牛乃が物心つく頃にはゴーシュの手術は、
兄を治すためではなく、
ドイツ製の顕微鏡の性能を確かめるものだと気づいたこと。
博士は「待っている夏」というような例えを持ち出して
はごまかし、牛乃の話に取り合おうとしない。
その時、土方達は、あるものを掘り出す。
なんと、意識を失った野口青年!!
場はさらに荒れる。
心配して駆け寄り、顔に頬を擦りつけたケイコは
自分の口元に水銀がついてしまう。
その水銀は牛乃が野口の口中へ流し損ねたものであった。
復讐のために水銀を使うはずであったが、
部屋へ招き入れた牛乃は彼にとどめをさすことができず、
ただ口の中へは都こんぶを入れたのみであった。
牛乃の復讐へ協力していた「雨の男」は
牛乃と野口の関係を疑い、とどめをさせなかった牛乃を責める。
彼女が追い詰められている時、
目を覚ました野口が、うなされながらも彼女の姿を見て
また言うのであった「シミだ」!!
「それが人の形になると壁を抜け出して、寝苦しい夏の寝床に
おおいかぶさり、僕を抱きにくる」
歌の歌詞にリンクするようなことを野口は語る。
そこに刑事が入ってきてさらに場が混乱すると、
研究室のヒューズが飛んでしまい、舞台上は真っ暗に。
蝋燭の灯りだけが行き交う中で、牛乃の歌声だけが聴こえる。
その時に歌われるのが、この「シミの女王」なのです。
と、今日はここまで!
来週は、博士がさらに進化して牛乃の強敵となります。
ではまた!!
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