12/10(土)劇中歌WSレポート

2022年12月11日 Posted in 劇中歌ワークショップ

「ジョン・シルバー」第二回目になりました。
前回は裸足男を取り上げましたが、
この台本を理解するために、作戦変更して
「絵巻巷談 ジョン・シルバー」を今日は読んでいきました!


弁天湯に就職した「ジョン・シルバー」が
風呂屋の壁に描かれた海の絵を毎日眺めている。

波の音が聞こえ始め
歌まで響いてくる。

♪75人で 船出をしたが
帰ってきたのは ただ1人

肩に乗せている剥製のはずのオウムも
ついにはシルバーに語りかける。

やばいぞ、シルバー!

と、その頃、女房の小春も嫌な夢を見ていた。

番台仕事も板についたシルバーは、小春が繕った純白の義足をはいて、家庭に落ち着いたように思えた。

しかしやっぱり不安の拭いきれない小春は、
オウムを捻り殺してしまった。
そのため、いまシルバーの肩に乗っているのは、剥製のオウムだった。

やっぱり不安の募る小春、夢の中で
シルバーがまた旅へ出かけようとしていることを察し、長い長い寝言を吐くのであった。

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どこへ行っちまおうと言うんだよ!!

目が覚めた小春の横には、ジョンシルバーの姿はなく、布団も冷たい。

そして、またシルバーの描写へと移ります。
そこで現れたのが、戯曲「ジョン・シルバー」で冒頭に登場した裸足男!


ガラクタを纏った彼がハンカチを求めた相手は、絵巻巷談では、ジョン・シルバーだったのだ。

と、ここまでで、終了!
絵巻巷談では、ジョン・シルバーが家庭を飛び出してからの様子も描かれているため、
どんな人物なのかが見える場面があります。
なにせ戯曲だとジョン・シルバーのせりふを聴くことができないので、絵巻巷談で彼の葛藤を知れるのが面白いです。

では、次週もよろしくお願いします!

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