12/17(土)劇中歌WSレポート

2022年12月18日 Posted in 劇中歌ワークショップ

さて、『ジョン・シルバー』3回目!

今回も『絵巻巷談 ジョン・シルバー』に取り組んでいます。


今回は、小春の長い長い"寝言"と書かれた部分をやりました。


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(鏡と対峙するジョン・シルバー)



そういえば、課題曲の話をあまりしていなかったのですが、


75人で船出をしたが

帰ってきたのは ただ一人



これです。

合唱でもあるので、あまり強弱とか情感を込めると歌詞が聴きにくくなるのではと思い

まっすぐまっすぐ歌うように実験してみています。


唐さんが歌っている音源を聴くと、

空気の量が少なく、音がパンパンに詰まっていてとっても響いていました。


かえってきたのはー、

の部分なんかは、音が高いのもあって

パーン!と上に突き抜けるように聞こえる。


これも、息をたくさん混ぜて歌ってしまうとこうはならないのかも、なんて考えながらやっています。


そんな感じで歌をやった後は、小春のせりふへ。


ジョンシルバーが旅立つのではないか、という不安が募りに募った小春は、夢の中でも


ジョンシルバーの声

オウムの声

そして、それらの言葉に不安になる自分の声


の三つで寝言を重ねます。


本来は小春をやる役者が一人で全部をやりますが、

せっかくWSなので、

それぞれ振り分けて、ジョンシルバー、オウムが喋る部分は別の人がやり、小春の部分は一人に貫いてもらうことをやりました。



一人でこの長いせりふをやる、ということを一旦忘れて、

シルバーに「また出かけて行こうと思うんだ」と言われて受けたショックを感じる余裕が生まれるかもしれないという目的でやりました。


最後は一人でこのせりふをやっていただきましたが、1回目の時とは違う、立体的なせりふが立ち上がりました。



次回は、シルバーの方へ話を戻して

彼の葛藤は絵巻巷談のラストでどうなるかを取り上げたいと思います!



では、また!!!


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