5/14(土)劇中歌WSレポート

2022年5月15日 Posted in 劇中歌ワークショップ
さて、『青頭巾』二週目!
まだ劇中歌は出てきませんが、そんなにページ数が多くないので、
抜粋というより、続きをどんどん読み進めながらやっています。

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前回は、小学校時代に2人が会っていたことがわかりました。
悪ふざけで小学生が投げた石が、弟に当たりそうになったのを
かばった女は、その傷を隠すために青頭巾を被っているのだと話します。

申し訳なさと共に女の話を聞いていると、
すでにその弟は事故で亡くなっていることがわかる。

しかもよくよく話を聞いていると、
両親もなく、弟を埋葬する墓もない。
仕方なく女は、遺体をザクロの木の下に埋めたというではないか!

「いつか、木の根が花カゴのようなアバラの中に
喰い込んで、養分チューチュー吸って、
こぼれるような実をつけるのを待ったんです。」

と、女は素敵な感じで語るのですが、
この話を聞く前に、女にすすめられザクロの実をかじっていた青年は
たまったもんじゃない。

なんだか女のペースに巻き込まれてしまった青年はハッとします。
こんなふうに自分の兄(マウント・サタンに行って
現地の女を轢き殺してしまった)をサクラにしたのではないか。
兄がうろついてるのは、あんたのせいだ!

と問い詰めてみるが、女にはそんな覚えはない。
むしろ、「私に似た人を見ている」気がして、
逃げるように店をたたむのは私の方だと主張します。


と、ここまで。
はたして、兄は見つかるのか。
この女は何者なのか。

先取りしている劇中歌の歌詞をヒントに、
また読んでいきます!
そろそろ実際に劇中歌が登場します。
ではまた!

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