5/7(土)劇中歌WSレポート
2022年5月 8日 Posted in 劇中歌ワークショップ
さて、本日から劇中歌WS『青頭巾』がスタートしました。
課題曲は「オイチョカブの歌」!
オイチョカブは、ヒロインの名前。
このヒロインが、身の上を歌う曲です。
(野外バージョンの「青頭巾」 ヒロインのオイチョカブ)
まず、テキヤが出てくるのですが、
口上だったり隠語の掛け合いだったりが前半はたくさん。
聞きなれない言葉や、リズム感、そして、カタカナが多い!
けれど、『青頭巾』の物語を縮小したような口上が前半に出てきたり、
隠語のやりとりをしたかと思えば、急にグッと本題にかえってきたり。
劇中歌も、歌っている途中にせりふが挟まっていたりしている。そういった雰囲気を掴むと楽しめる作品なのではないかと読み進めています。
さて、この「オイチョカブの歌」ですが、
歌詞はこんな感じ。
♪あたしがもしも サギならば
カブは暴落 女はあがる
それでもサギと 言うならば
父は八つでコソドロで
母は七つで春を売り
あたしは六つで色町こもり
↑前半だけですが
この部分は、半分歌う 半分せりふ
みたいに見得を切ってニヤッとしながら歌うシーンに出てきます。
奏者に委ね、テンポを揺らして歌っていい部分だと思います。
この歌が登場するのはもう少し後なので、物語を読み進めていきました。
主な登場人物は、
杉作という青年
テキヤのカラス
青頭巾を被った女、オイチョカブ
失踪した兄を探す青年・杉作。
その兄は商社に勤めるエリートであったが、
ザクロ石の採掘のため行ったアフリカで現地の女を轢き殺してしまう。
その後、日本に戻ってきた兄は、柘榴を持ち、
青頭巾をかぶる女をテキヤの町で見つける。
兄は轢き殺してしまった現地の女を思い出したのか、
魅せられてしまったのか、テキヤの町をうろつく。
その兄を探して杉作もまたテキヤの町をうろつく。というのが『青頭巾』の一幕前半。
この後は、ザクロ石をめぐってテキヤのカラス、
オイチョカブ、兄の商社員たちが闘っていくのです。
1回目なので説明が長くなってしまいました。
次週もよろしくお願いします!
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