8/26(土)劇中歌WSレポート

2023年8月27日 Posted in 劇中歌ワークショップ
217040A0-E271-4F0D-8D2E-732B02340F03.jpeg
(鶏をひねり殺してしまう夜の男)

8月最後のWSでした!
なかなか前に進まない!
というのにも理由がありまして。

「エリカのかぞえうた」には
たくさんの情報が入っていて
声の出し方や、音程の取り方が
飽きない!

なので、毎週歌っていても面白いなあ、としみじみ感じます。
パートを分けて歌っていただいても、
人によって「ええしょんがいな」の
表情や、「ちょい待った」の声がさまざまだったり聞いていても面白いです。

戯曲はというと、
「夜の男」が再登場。
普通に台本を読むと、教授と再会を喜ぶ男のように思える。
がしかし、彼の目的は「エリカ」であるし、
なぜか自衛隊を退職して彼1人だけテイタンへ務めなかったことを考えると、
この教授との再会は、「夜の男」にとっては
嬉しくないことがわかる。

"お互い抱き合って泣く"
と台本のト書きにはあるけれど、
教授の喜びの涙に対し、夜の男は、うう、気まずい、という涙にもできる。

嬉しくて泣く、とは書いてないもの。

というような話をしながら台本を読むと
ずいぶん時間が経つのがはやいです。

夜の男は、愛しのエリカとの再会を果たすも、
同時に教授とも再会してしまう。
片手のヘッドロックで教授とのコミュニケーションを取りつつも、もう片方の手はしっかりとエリカのことを離さない。


夜の男は「エリカ」に思いを伝えるも、彼女の心は高田三郎一筋。
エリカが教授と夜の男という屈強な男たちに囲まれたその時、ヒコーキの急降下する音。
その音の大きさに高田三郎の後押しを感じたエリカは、ただ1人、その爆音の中でも耳を塞ぐことなく向かい合い独白する。

地を這う蛆となっても探し出す!

明るくなると、エリカの姿はない。
なおもエリカを探す夜の男を捕まえ、教授は目を覚ませと訴えるが
耐えきれなくなった夜の男はとうとう伝えてしまう。

「二は合わない!」

はっきりと言われてしまった教授は飛びかかるがごとくヘッドロックをお見舞いしつつ、退場。


と今日はここまで!!
来週は、またもや新たな人間関係が。
「桃子」「梅子」のスケバンが現れます。
『風の又三郎』は、それぞれ意中の人がいますので、そのことを忘れずに読み進めたいと思います。

次回は9月!
引き続き、『風の又三郎』です。
よろしくお願いします!

トラックバックURL:

コメントする

(コメントを表示する際、コメントの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。その時はしばらくお待ちください。)