9/24(土)劇中歌WSレポート
さて、「夜叉綺想」4回目です。
今日から二幕へ突入しました!
謝肉祭、と牛乃が言っていたのは、
博士の功績を讃えるパーティーだったのです。
<パーティーに潜入した牛乃>
これまで一幕ほとんど喋らなかった謎の男、野口博士、喋りまくる!
というのも、スピーチをするという場面から二幕が始まるからである。
レオナルド・ダ・ヴィンチがチェーザレ・ボルジアのために仕事を
したことを引用しながらスピーチは進む。
その仕事の一つに、大脳前頭部の細胞のデッサンがあると博士は話す。
それに付随した実験で、犬の前頭部を執刀し、「お手」をしてみると、この犬は、お手をすることなく水にかぶりついたというのだ。
つまり、この手術により、犬は「待つ」ことができなくなったのだ。
これに習って、野口博士は人間でこの手術をしたのである。
ダヴィンチが当時タブーとされていた脳の解剖にまで踏み込んでいった話
などが織り交ぜられ、せりふがズラーっと続きました。
その間、嫁のケイコはというと、博士がスピーチをしているのを
いいことに、インターンの男をたぶらかしている。
博士はこれが視界の隅に入って集中できない。
一幕で登場したマニキュアの紳士は、場を進行するため
博士にスピーチを催促しつつ、ケイコが目に入らないように気を使う。
今日のWSでは、博士と紳士を中心に何度かせりふを繰り返していただきました。
気を遣っているようで、結果的に博士を煽ってしまう紳士。
さて、そして、人間でのこの手術に踏み込んだ博士は
自分の功績として、アルコール漬けにされた5ミリ立方の細胞を
皆の前に掲げるのであった。
そこで博士と紳士のこのせりふのやりとり。
博士:あれはいつの年だったか...。
紳士:昭和三十五年の七月十日でした。
この日付、一幕にも出てきました。
牛乃の日記に書かれていたのと同じ日付がこれです。
と、ここまでで今日は終了!
次回はいよいよ、牛乃と博士が対面します。
仮面を被り、マントを翻してやってくる彼女の登場が楽しみです。
というわけで、10月も「夜叉綺想」を取り上げます!
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