4/23(水)『黄金バット-幻想教師出現-』本読みWS 第2回 その②

2025年4月23日 Posted in 中野WS『黄金バット-幻想教師出現-』
IMG_1735.jpg
↑うちの娘が描いたミミズの絵。6歳ですがまだ幼児の片鱗があります

『黄金バット-幻想教師出現-』第2回目の後半は、
この劇を支える行商人たちが続々と登場し、いわば顔見せを行います。

リーダーである「鎌いたち」を筆頭に、
「オドロ」「ペンペケ」「メメズ使い」「蛇使い1・2」という
キャラクターたち。

「小夜ちゃん」を求める「青年」、
「黄金バット」を求める「あの男」が、
お互いが思い出のなかに求める存在を確認し合っていると
行商人軍団がなだれ込んできます。

まず、「蛇使い」ふたりが路地に現れ、笛を吹くと、長屋の2階の
窓から「鎌いたち」「オドロ」「ペンペケ」が尻を出して登場。
特に「鎌いたち」の尻を目掛けて、蛇を繰り出します。

さらに、引っ込み思案な「メメズ使い」が登場します。
「メメズ」とは要するに「ミミズ」のこと。
小便をひっかけるとチンチンが腫れる、とか、
「メメズ使い」の書く文字はメメズがはったようなもの、とか
そんな話題が応酬します。おまけに、「メメズ使い」には
「ヒサコ」と名付けて恋しているミミズがいるらしい。
要するに、「メメズ使い」「蛇使い1・2」は見世物屋さんトリオ。

他方、「鎌いたち」「オドロ」「ペンペケ」は行商人トリオで、
デモンストレーションとして、「オドロ」がお客を転ばせ、
「鎌いたち」がそのお客を傷つけ、その傷を「ペンペケ」が
塗りぐすりでたちどころに治してしまう、という芸を披露します。

・・・上記の場面、三人一組のチームが、お互いの得意技を
紹介したのみで、特段ストーリーは進行していません。
ただ、ハッキリとわかるのが、この劇が追憶の物語であり、
追憶するのは少年時代や青年時代でなく、幼年時代と言って良い
かなりガキの頃であるということです。幼児感覚ゆえに、
見世物トリオや行商人トリオがぐっときますし、
要するに「うんこ・ちんちん」的な世界が次々に繰り広げられる
のはそのためです。

次回はヒロインとなる「ブドリ」が登場します。
4/26(金)27(土)28(月)と対面の『唐版 風の又三郎』WSを
開催しますので、このオンライン本読みは5/3(土)19:30から
行います。






トラックバックURL:

コメントする

(コメントを表示する際、コメントの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。その時はしばらくお待ちください。)