3/31(月)『ジャガーの眼』本読みWS 第9回 その①
2025年3月31日 Posted in 中野WS『ジャガーの眼』
↑1:00までの20分間が勝負という展開。公演中のリアルタイム
20分間が実際に勝負の分かれ目になるという、臨場感あふれる
仕掛けを、唐さんは展開しています
昨晩は『ジャガーの眼』の本読み。
あと2回で終幕!というエンディングへの助走を始める内容でした。
物語の進行が分かりにくいのでざっと整理すると、
・「サラマンダ」の手には「くるみ」の捨てた「しんじ」写真入りロケット。
・「しんいち」vs「ドクター弁」の賭け。
・1時(午前か午後かは明示されず、が、おそらく25:00)までに
という展開を経て、「しんいち」に対して次の試練が課されます。
・1時までに「しんいち」の右目がうずくorうずかない
ここで、眼がうずくということは、「ジャガーの眼」があくまで他人の
角膜として違和感を持ち続けている証拠です。つまり、「しんいち」の
身体には定着しない「他人の眼」であり、摘出が必要になります。
摘出はすなわち「くるみ」との別れに結びつきます。
整理すると、
⚫️ うずく場合→「しんいち」の負け→角膜剥離手術→「くるみ」との別れ
→「Dr.弁」にとって、「肉体を追う一部、追われようとする一部」を駆逐
→「扉(眼帯をした男)」にとって、「田口」を奪う「くるみ」に復讐
◯ うずかない場合→「しんいち」の勝ち→手術なし→「くるみ」と生きる
物語の上では、現在24:40。
ここから20分間で「しんいち」の眼がどうなるかが勝負です。
これに対して「しんいち」は磐石の安定感を見せます。
眼帯をして「ジャガーの眼」のもとの持ち主を装う「扉」や
「Dr.弁」が揺さぶろうとも、びくともしない。
ところが、「くるみ」が舞台に再登場し、その手に「しんじ」の写真を
収めたロケットが握られているのを見ると、事態は一変します。
続きは明日の、その②
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