8/4(月)『お化け煙突物語』本読みWS 第3回
2025年8月 4日 Posted in 中野WS『お化け煙突物語』
↑走行中のトラックの荷台にしがみつく、フルフェイスのヘルメットを
かぶってバイクを運転する「江ノ島カイ」を再現したかったのですが、
現在の画像生成ソフトでは限界がありました。バイクを運転しながら
荷台に捕まっていることが不可能だからです。いずれにせよ、「探偵」
が思わず見入ってしまった理由はよく分かりますね
読んだ箇所は1幕中盤から後半に差し掛かるところ、
青年主人公である「探偵」が登場したのが、特に大きな進展です。
それでは、読み進めたところを整理します。
①先週のおさらい〜三人の盲人たちのこと
先週の終盤にダーッと読んでしまった箇所をおさらいしました。
「蝉丸」「とかげ丸」「蜂丸」が過去にどのような仕事に就き、
働きながら、それぞれの職場から眺める「お化け煙突」に思い入れ
やがて「大塚の母」から買ったメチルアルコールによって失明したか
ということを確認していきました。
②盲人たちの復讐
遠回しに「大塚の息子」に自分たちの被害を訴えていた盲人たち
でしたが、ついに牙を剥きます。自らも売り物であるメチルアルコール
に手をつけてしまったために極度の便秘におちいってしまった
「ワシ」こと「大塚の母」にカンチョウを振りかざします。
「蝉丸」は2本、「とかげ丸」と「蜂丸」は1本ずつ。
合計4本が「お化け煙突」のように見える本数を変えながら
「大塚の母」に迫るというギャグ的なサスペンスが展開します。
※盲人たちがちっとも視力を失っている感じでないところもまた、
この場面のおもしろさです
③「探偵」の登場
「探偵」がやってきます。すると、盲人たちは空いていたベッドに
隠れてしまう。この時点で、上手のベッドに盲人たち、真ん中に「姉」、
下手は「大塚の母」という配置です。
「探偵」はハナクソ探偵事務所、つまり、それだけしがない事務所で
浮気調査や探し物など、パッとしない仕事をダラダラとしているうちに
道で「江ノ島カイ」を見かけたことから、彼女を追ってここにやってきた
ようです。
④「カイ」と「探偵」
病室に「カイ」が戻ってくると、ふたりの会話が始まります。
彼らはちょっと前に道路で出会い、カイがバイクで転倒したところを
「探偵」が助けた、という間柄だと分かってきます。
そして、その前段がふたりの話題にのぼります。それによると、
・まず、「カイ」はバイクに乗りながらトラックにつかまっていた
・それは「ガソリン代」を節約するためではない
・「カイ」はトラックに積まれた荷物を追っていた
・荷物とは、「カイ」の養母、「ツレちゃん」のベッド
・「ツレちゃん」は、玉の井の女郎蜘蛛と呼ばれた娼婦だった
・ベッドと「カイ」の手の間には「蜘蛛の糸」のようなものが見えた
・「探偵」がそんな「カイ」に釘付けになった時、「カイ」も彼を見た
・結果、カーブのところで「カイ」は転倒
・ベッドと「カイ」の手の間には「蜘蛛の糸」のようなものが見えた
・「探偵」がそんな「カイ」に釘付けになった時、「カイ」も彼を見た
・結果、カーブのところで「カイ」は転倒
・転んだ「カイ」を「探偵」が担ぎ込んだ
という経過でした。
また、「カイ」は「ツレちゃん」直伝の「流し目」を持っており、
彼女が見るだけで多くの者が魅了され、メロメロになってしまう
こともわかってきました。これは、舞台上でアクションされると
すごく面白い動きなので、参加者のみなさんが想像できるよう
画面ごしに身ぶり手ぶりで説明をしました。
昨晩は以上です。
時間は、1幕が終わります。
8/10(日)に開催したら、その後は『少女仮面』公演のために
2週間のお休みをいただき、8/31(日)に再開します!
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