10/27(日)観劇/椎野
2024年10月28日 Posted in 劇団員note
椎野です。久々に観劇が続きました。
そして、唐組『動物園が消える日』です。
KAATで行われた『ここまだ通ってない』は実験的なパフォーマンス。
巨大な蛍光灯を立てにしたような記憶装置が舞台奥に聳え立ち
劇場内には無数のドローンが浮き上がり、VR装置とノイズのような音響。
そこにダンサーが踊り、駆け巡り、時に群れ、散っていく。
学生時代、そして室井先生のそばで活動していた頃は
こういった作品をよく見ていたので、その頃の感覚が呼び覚まされました。
そうそう、室井先生もドローンでのアート作品を作るため
ドローンを買って大学でぶんぶん飛ばしていましたので、
非常に懐かしかったです。こういうのまた見たいなぁ。
現場はかなり大変そうだけど...。
さて、KAATを後にして、向かうは猿楽町の紅テント。
小腹を満たすために入ったお茶の水のラーメン屋さんにて、食後
カバンからお財布が見つけられず顔面蒼白。ワタワタオロオロしていると
隣の方から「お金かしますよ」と1000円を出して頂いたり、
お店の人から「いーよいーよ、お代はもういいよ」と言って頂いたり
「いや、でも、あの、その...!」とカバンをぐちゃぐちゃガチャガチャ
やっていたところ奥の方から財布が見つかり、
ほっとしつつも、飛んだお騒がせ野郎な自分に
顔面から汗を吹き出しながらそそくさと店を後にしました。
そして、人の温かさに触れ、涙がにじみました。
そんな胸中穏やかならぬ状況での久しぶりの明治大学裏の紅テント。
しかし、ここでまた、行けど歩けど紅テントが見つからない...。
坂を登ったりくだったり、階段を登ったりくだったり、
いいかげん息も切れてはあはあしているところで
ついに見つけた紅テント。...道を挟んで2つも建ってる!?
とよく見ると、1つは建物のガラスに反射してうつった紅テントだったり。
それがまた美しく輝いていましたので、ホントどこに迷い込んでいたんでしょうね。
やっと受付で唐組の皆さんの顔を見て一安心しました。
辿り着くまでがこんな状況でしたから『動物園が消える日』は
物語にどっぷり浸かり、切なさと笑いと情熱がいっぱい詰まった上演に
心打たれました。役者一人一人の魅力を堪能し、大いに笑い、
金沢のサニーランドに想いを馳せながら家路につきました。
トラックバック (0)
- トラックバックURL:
コメントする
(コメントを表示する際、コメントの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。その時はしばらくお待ちください。)