チェックポイントを増やす。(林)
2020年6月22日
最近運動がてらに一駅分歩くようにしています。
途中にある神社でお参りするのもなんとなく日課になっています。
昔は自分から神社へ行く機会を作ることはなかったですが、
唐ゼミ☆に入ってから旅公演でランニングがてらに神社へ行く、とか
もっといえば、神社で野外公演をやる、というようなことがあってからは
神社に行くのが好きになりました。
先日も神社に立ち寄り、読み合わせや台本のことを考えながら
2014年に白旗神社でやった「常陸坊海尊」のことを思い出しました。
3月末に2日間の野外公演。
初めてせりふ量も多く、次々とやってくる登場人物と渡り合うような役柄でした。
(渡り合うというより、体感では巻き込まれていくような感じでしたが。。)
もともと「常陸坊海尊」は、今やっているワークショップのように
学生たちに向けて「常陸坊海尊」の台本の中身を中野さんが講義したりもしていて
私もずっと参加していました。
読み合わせも何度もやって、とにかく細かく細かく台本を読む時間がありました。
がしかし、立ち稽古に入り、通し稽古に入るとまるでうまくいかない。。
話は展開しているはずなのに、自分がそこについていっていない。
うまくいっていない、ということだけはわかるけど、どうしていいのかわからない。まずい。
と焦っていました。
ずっとその状態がつづき、ある時ふと中野さんに一言、「楽しい?」と聞かれました。
ギクリとしました。全然楽しくない。。。
そうとは言えず、食い気味で「楽しいです。」と答えましたがそれ以上は何も聞かれず。
何気なく聞かれたとは思うのですが妙にその一言が気になり、
確かに、楽しくないのは話の内容、台本にかかれている言葉を
面白がることを忘れていたのかもしれない。
と思いました。(そう気づくまでにも時間はかかったのですが)
それからだんだん稽古を重ねて
台本を最初読んでた頃、面白いと思った部分や
相手役に言われたせりふのどこに影響を受けたのか
とか、どこを一番言いたいんだろう、だとかを一個ずつ拾いなおしました。
そういうたくさんあるチェックポイントを、しっかりクリアしていかねば、
物語に置いてけぼりになるのだと痛感。。
いま ZOOMでの読み合わせや、ワークショップの中でどんどんチェック項目を見つけ、
物語の最初から最後まで見落とさないようにしなければと思い直し、
台本に向かっています。
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