10/14(火)1週間後に始まる『木馬の鼻』オンライン本読みについて

2025年10月14日 Posted in 中野note
10/21(火)に始まる、オンラインでの『木馬の鼻』本読みについて,
どんな内容にしようか、考えています。
いつもは日曜の夜の開催が基本ですが、今週末がイベントで
立て込んだために火曜からのスタートとなりました

『木馬の鼻』は、言うまでもなく私と唐ゼミ☆メンバーにとって
特別な作品です。唐さんがただ一作だけ、私たちのためだけに
書いてくださった台本。それが特別でないわけがありません。

唐さんがせりふを書いてもらう、台本を書いてもらうことは、
もちろん読者や観客に一本の劇を味わってもらうためであるのと同時に、
それを受け取った私にとって、唐さんからの手紙を受け取るような
体験でした。

同じように、
『少女仮面』なら鈴木忠志さんに、
『盲導犬』なら蜷川幸雄さんに、
『ハメルンの鼠』であれば石橋蓮司さんに、
『風のほこり』なら金守珍さんに、

唐さんは、自分からは相手がどう見え、捉えているかを書き
挑発・激励・期待までをも寄せているように思うのです。
特に、相手に初めて書く作品にそれはよりはっきりしてきたように
感じられます。

そのようなわけで、『木馬の鼻』本読みは、
唐さんから見た自分と唐ゼミ☆、室井先生との関係も含めてを、
私が想像しながら読み解いていく作業になっていくはずです。
どこか個人史語りに近い特別なワークショップになる構想です。
短く、決して複雑ではない劇です。
けれど、自分にとっては個人史や唐さんとのエピソード満載で、
皆さんにそういったことを披露しながら、読み、語り合いする会に
しようと考えています。

ちなみに、『木馬の鼻』は"THEATRE ARTS 2012年 夏号"に
掲載されています↓
IMG_0509.jpg


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