10/9(木)新たな資料

2025年10月 9日 Posted in 中野note
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最近見つけた新たな資料です。現代詩手帖1969年4月号。
これに、『腰巻お仙-振袖火事の巻』が収録されていると気づき、
さっそく購入しました。

すぐに届きましたので、開封してパラパラとページをめくっています。
精緻に比べたわけではありませんが、この時点でも、
「三幕」と「四幕」にタイトルが付いていることを発見しました。

三幕 我が家
四幕 袋小路病院の一室

というわけです。
この演目については、真の初演である新宿西口中央公園事件が
1969年1月3日のことですから、それから数ヶ月経っての掲載です。
ちなみに、改めて単行本に収録されたのが1970年3月5日出版。
『少女仮面』という書籍です。

それにしても、「詩」への憧れを強く持ち、詩人と自分については
『ジャガーの眼』に見られるように自虐的なことばかり言っていた
唐さんのことですから、現代詩手帖への掲載は、大きなよろこび事
だったに違いありません。

唐さんがひとつひとつデビューし、成功していった。
雑誌の表紙を眺めていると、そういう唐さんの実感を想像してします。




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