5/2(木)週末は『振袖火事の巻』!
2024年5月 2日 Posted in 中野note
↑2016年10月の唐ゼミ☆公演@新宿中央公園
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これで、2月半ばにスタートした『腰巻お仙』シリーズが完結。
『忘却篇』『義理人情いろはにほへと篇』そして『振袖火事の巻』
ということです。第三作の主題は、親を恨んで成長した少女・お仙が
いかに恋愛をするか、ということです。
恋愛の先には結婚があり、その先には出産がある。
とはいかにも古風な図式ですが、親を恨んだ少女自身がやがて親に
なる時が来る、そういう台本を最後にしてこのシリーズは幕を閉じます。
唐十郎29歳の戯曲です。唐さんも父親になりたてで、
期するものがあったに違いありません。
この作品はとにかく初演時のエピソードが絶大で、
新宿西口公園にて機動隊に囲まれて上演した、という演目こそが
この『振袖火事の巻』です。同時に、公演自体がスキャンダラスで
あればあるほど、作品の内実を味わうことが少なかった芝居で
あるともいえます。
私の本読みでは、せっかくなので往事を振り返りながらも、
ほんとうには何が書かれていたのかを追います
唐さんは何を書き込めたのか。
2016年に、私たち唐ゼミ☆は同じ新宿西口公園でこの演目を
上演してもいます。ここでやらねば、どこでやる!
というエンディングのひと言のために、新宿で上演した演目です。
エピソードをまじえて本を深く読み解きながら、
唐ゼミ☆公演の様子もまた、振り返ってみるWSにします。
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