9/4(木)1973年4月の「話の特集」
2025年9月 4日 Posted in 中野note
今日は劇団集合でした。
といっても召集をかけたのは最近なので、
ごく一部の集まりで、けれどもコツコツと劇団作業をしています。
『少女仮面』公演の事後処理がまだまだ残っているし、
来年の準備だって、早速に始めて積み上げていかなければ進みません。
そういうわけで、時分にとっては週に一度、劇団のことを考え、
作業する時間を確実に確保する必要があります。
また、朝や電車移動時に資料に目を通しています。
『ベンガルの虎』は1973年の作品で、出版された書籍には付いて
いませんが、状況劇場の初演時にはサブタイトルに『白骨街道魔伝』
という文言が加わっています。
白骨街道の悲惨を体感するための資料を読みつつ、
唐さんが1973年周辺に書いたもののなかにもヒントを求めます。
昨晩に届いた「話の特集 1973年4月号」を読んでみると、
唐さんが飾り気ないバングラデシュ行を淡々と書いています。
電車のなかや、街を歩いている時に起きた小さなトラブルを、
唐十郎節を出しすぎることなく記していて、リアリティがあります。
その時々で書いては忘れてしまう雑誌の原稿には、そういう魅力と
資料性があり、できるだけ集めています。
ダッカとかチッタゴンとか、唐さんが冒険して巡った土地を
自分も訪ねてみたくなります。
唐さんが現地の少年と撮った写真が載っています。
当時、劇団員だった山口猛さんによる撮影だそうです。
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