11/13(木)『木馬の鼻』本読みWS 第4回 その②
2025年11月13日 Posted in 中野WS『木馬の鼻』
「市」と「呂々井」のタワシvsケータイ問答が、
「竹子」と「市」のヨダレ攻撃→スマートフォンの発火
というまるで超常現象めいた決着を見た時、喫茶〈ピサロ〉に
測量士たちが駆け込んできます。
ここで、測量士たちに名前が付きます。
ふりがなが付いていませんが、それぞれ
「計筋(はかりすじ)」「下水(しもみず)」とします。
彼らは、絶対王者である「呂々井」が、盥のハンコとヨダレ攻撃に
よって窮地に立たされていることに驚きますが、たいして加勢の役に
たちません。一方、「群馬」がここで頭角をあらわします。
機転を効かせて盥の上でフラメンコを踊り、底を抜いてしまうことに
より、今度は「竹子」らを追い詰めます。
やがて、「林原」「天雨」も合流。彼らは焦っています。
昼食を終えて箪笥屋に戻ったところ木馬も人も消えている。
このままでは明日の遊園地営業が木馬を欠くことになるので、
彼らは駆けずり回っているようなのです。
当の木馬の上には「谷也」がまたがり、どこか町内にいるわけです。
それが知れると、「林原」「天雨」が「谷也」を探しに行く→「谷也」を
いじめさせてはならじと「市」が二人を追う→「群馬」は「市」が
好きなので、追う→いまいち役に立てない「計筋」「下水」は居心地が
悪いので、どさくさにまぐれてこの場を去る。
という連鎖が起こります。
そして、残され、勝ち誇る「呂々井」と、盥を踏み抜かれて落ち込む
「竹子」のもとに、満を辞して「谷也」が現れます。
最初はビクビクと2度去り、しかし、3度目には木馬「マチュピチュ」
とともに殴り込みをかける剣幕です。(この辺のアップダウンが面白い)
次週、「谷也」と「呂々井」の頂上決戦から、エンディングまでを
読みます。その前に、明日以降も、少しずつ解説を補足します。
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