8/15(日)とくWS終了しました。(禿)

2021年8月15日 Posted in とくめぐみの俳優ワークショップ Posted in 日々のこと
雨続きですっかり涼しくなりました。
あれ、夏終わったかなと恋しくなりますが、またぶり返してくるでしょう。
横浜は雨量はそこまででもないですが、
九州の方はこれ以上被害が大きくならないよう切に願います。



さて、今週の水曜で、
2月からやってきたオンラインワークショップが一区切りしました。
zoomだからできる、関東以外の参加者の皆様とも一緒に
半年間の計20回、楽しく緊張感を持って過ごすことができました。
お芝居をやっている方、唐さんを好きな方、会社勤めの方、鍼灸師の方、
「毎回何やってるの?」と家族の方に突っ込まれながらも
最後まで参加してくださった方(笑)、
ちょっとお試し参加の方まで、多種多様な方々に出会えて
本当に感謝です。

毎回お題を考えながら、疑問点も見えてきて
私にとって実に有意義な機会でした。
今お伝えできることをやりながら
「zoomで伝わっているだろうか」
「もっと大事なことがあるのではないか」と
日々、自問自答しながら、進行していきましたが
参加者の皆さんの感想やリアクションに支えられ
毎回毎回、終わった後はすっきり爽快な気持ちになり
PCを閉じた後は一人で充実感を感じておりました。

内容は基礎的なことばかりでしたが
自分も今ある武器をさらに磨いて、
最終的にはそれをぶっとばせるくらいに
楽しんで芝居に向き合おうと心新たに思うと同時に
参加された皆さんも芝居の足がかりになったらいいなと願うばかりです。


・・・このWSで実験的にやってみた、ささやかな発見としましては
「うれしい」→「楽しい」→「ラッキー」という言葉の流れは
とっても自分をハッピーにしてくれるので
是非皆さんもつぶやいてみてください(笑)ラッキー最強!


ひとまず一区切り、
どうもありがとうございました。
禿

p.s.中野のWSは引き続き!

スクリーンショット 2021-08-15 23.19.30.png

(6月ごろ。瞑想っぽい写真に仕上がってました。写っていない、これまでご参加頂いた皆さまも、大変お疲れ様でした!)


8/12(木)とくめぐみ俳優ワークショップ レポート(ちろ)

2021年8月12日 Posted in とくめぐみの俳優ワークショップ
こんにちは、ちろです。
昨日、本ワークショップは無事、最終回を終えました。
前半のストレッチや呼吸法のトレーニングのひとつひとつが
何だか名残惜しく感じました。

スクリーンショット 2021-08-12 18.21.12.png

最終回に相応しく、今回のテーマは
『唐版 風の又三郎』のエンディングを読む、でした。

が、その前に。
復習の意味も込めて、会話の稽古を少し。
直近のワークショップ数回では「会話」の稽古をしてきました。
会話が上手くいかない理由の一つとして考えられる
「リアクション」に着目して考えてみました。
芝居の全てはリアクションで成り立っていると言っても過言ではないでしょう。
自分の科白は相手を動かすためにあり、
自分は相手の科白によって動かされる。
共同作業なんですね。
自分の科白で精一杯になると、そのことを忘れてしまいがちです・・・。
ワークショップでは練習なので、少し大げさに相手の科白や動きに
リアクションしてみます。
例えば、台本には無くてもリアクションとして「あっ」とか
「へえ」とか言ってみたり、後ずさりするような動きを入れてみたり。

早速、又三郎と老婆のシーンの短い会話で実践です。

老婆  (ゆっくり起き上がって)又三郎。
又三郎 あっ、おばあちゃん。
老婆   お腹が空いたよ。(鼻をすする)
又三郎 泣かないで。
老婆   もらえたかい、いくらかもらえたかい?
又三郎 かけ合ってみたんだけど、愛の手帳しかくれないんだ。
老婆   愛の手帳で何が買えるんだい?
又三郎 電車に乗れるよ。バスにも地下鉄にも。
老婆    それに乗って、どこへ行くんだい?
又三郎 ____。どこにだって行けるじゃないか。
老婆    天国にも?
又三郎 __。

しっかり意識してリアクションすることによって
生き生きとした会話(シーン)が出来上がってくるのを感じました。
実際の舞台では、禿さんと私が演じたシーンです。
皆さんのチャレンジを拝見しながら、私も色々と考えさせられ
またまたハードルが上がりました!(汗)

さあ、いよいよエンディングシーンへ移ります!
エリカと織部の出会い、再会、そして二人の関係がどう移り変わっていくのか。
エンディングで二人はどんな結末を迎えるのか!?

blog tokuws 811.jpg
エンディング、織部とエリカ。 (写真 伏見行介)

弱っていく織部に同調しつつ、励ます言葉をかけるエリカ。
エリカ、織部、どちらも長い科白の応酬です。

これまで一緒に学んできたことを意識しながら、皆さんに読んでもらいました。
相手の声の音の高さ、自分の長い科白の中での音の高低、語尾を相手にかける。
皆さんがこれらの長い科白をどう読むのか、興味深く拝見しておりました。
これまでの練習の成果、皆さんの進歩が大いに見られ、私は身の引き締まる思いでした。

半年間、本ワークショップに参加された皆さんに気づかされることが沢山ありました。

参加者の方から、今後芝居の見方が変わるだろうという感想をいただきました。
観劇する皆さんにとっては楽しみが増えたことと思います。
が、それはつまり、我々役者にとっては一層気を引き締めてよい舞台を作るよう
精進しなければならないということになります。

最後に、『唐版 風の又三郎』のテーマソングを皆さんと歌って、お別れしました!


とくめぐみ俳優ワークショップは、ここで一区切りとなります。
半年間、有難うございました!


次は、舞台でお待ちしております!!

ちろ



 


8/5(木)とくめぐみ俳優ワークショップ レポート(ちろ)

2021年8月 5日 Posted in とくめぐみの俳優ワークショップ
こんにちは、ちろです。
昨日は水曜日、とくめぐみ俳優ワークショップ。
ラスト2回のうち1回が終わってしまいました。

今回は『唐版 風の又三郎』より、高田三郎とエリカのシーンです。
これまでは大体1ページ程度のボリュームでしたが、
このシーンは2ページたっぷり。
読み応え、演り応えがありました!!
これまで何回か会話のシーンをやってきましたが、
以前から禿さんは
応用編として「皆さんと、いつかこのシーンをワークショップでやりたい!」と
楽しみにしていたみたいで、それが今回実現したわけです。
いつもにまして、禿さんも、参加者の皆さんもわくわくしているのがよくわかりました。

扱ったシーンは、三幕後半。
一、二幕で散々エリカを足蹴にしていた高田が
このシーンでは一転、「お前は俺の女だ!」と
エリカを口説きにかかるシーンです。
ラブシーンです!!
揺れ動くエリカの心と、逃すまいと追いかける高田の想いが
この2ページの科白に乗っています。

高田とエリカ 尼.jpgのサムネイル画像
尼に扮したエリカと、高田 (写真 伏見行介)

この会話を稽古するのに、特に次の事に留意して行いました。
これまでやってきた事のおさらいです。
・しっかりイメージする
・相手に投げかける
・相手の科白の語尾の音の高さをよく聞き、合わせる
・語頭に母音を効かせるよう意識する(低音を意識する)


今回は科白量が多いこともあり、まず、二人一組で個別練習しました。

え、ZOOMで練習できるの?って不思議に思いましたが
ZOOMにはブレイクアウトルームという機能があり、
なんと少人数でグループ分けして
会話することができるのですね。(便利!)
本ワークショップでは初の試みでした。

「男性陣の皆さんは、是非色男になって相手の心を揺さぶってください。」
と
禿さんの激励の言葉とともに、我々は二人一組になり
五分間の稽古の旅にでました。


そして五分後、また皆で集合してとにもかくにも、二人ずつ読んでみました。
お互いに聞いてみて、
自分の科白に終始してしまってキャッチボールが出来ていなかったり
語尾が弱くなって相手に届いていなかったり、と
色々な点に気が付きました。
自分も含め皆さんが
色々なポイントに意識を向けながら
注意深く読まれているのは
とてもよくわかりました。
(私はと言えば、これまでに、稽古や本番で何度もこのシーンを観たり
聴いたりしていますが、
いざやってみると
思うようにはいかないなと、自分自身にがっかりしました...)

今回は、突然の二人きりの密室(オンライン上)での本読みに
皆さんちょっと照れ臭かったとのことでしたが



それ以上に面白くて楽しい体験だったとのことで、ほっとしました。

素敵な科白なので、女性陣の感想の中に、男性の皆さんがとても魅力的に感じたとのあったのも納得。
またやりたいですね!


さて、来週はいよいよ最終回!!
初参加の方も大歓迎ですよ!
お待ちしております。

次回は、8月11日(水)
19:30スタートです!

↓↓↓ お申し込みはこちらから ↓↓↓

とくめぐみ俳優ワークショップ



7/29(木)とくめぐみ俳優ワークショップ レポート (ちろ)

2021年7月29日 Posted in とくめぐみの俳優ワークショップ
こんにちは。
オリンピックが始まり1週間近くたちますが、なかなかライブで観られておりません。
自国開催だと、日中は仕事や日常生活があり、テレビの前に座ってはいられませんからね。
携帯の速報で、メダル獲得や勝敗を知ることになり、何だか勿体ない。

昨晩も、とくめぐみ俳優ワークショップは通常開催です!
本ワークショップ、回を追うごとに明るく活気に満ちていっています。
参加者の皆さんが、本当に楽しそうにチャレンジして下さるからだろうと思います。
個性豊かで明るい皆さんからエネルギーをもらって、
禿さんも益々パワーアップしています!
同じ劇団にいながら、普段は禿さんから一から手ほどきを受ける機会も
ゆっくり芝居について話す時間もあまりないので
このワークショップは私にとっても大変貴重な時間です。

何しろ、直接、科白との向き合い方や、呼吸、声の使い方などの説明を受け
一緒にトライできるのですから!
こういう機会はめったにありません!!
残すところあと2回ですが、是非、多くの方に体験していただきたいです。

そして、いつも思うのですが、禿さん、そんなに手の内を明かしてしまっていいんですか、と。
何年もかけて積み上げてきたものを、我々が即座にできるようにはならないとは言え
毎回貴重な話を聞いているなと感じます。
同時に、今後唐ゼミの舞台に立つ我々のハードルも上げているなと・・・。

さてさて、今回も先週に引き続き『唐版 風の又三郎』より
老婆と大学生が又三郎を責めるシーンを扱いました。
今回のポイントは、「シャウト」。
前回は、しっかりイメージし、低音を効かせて
相手を責めることに挑戦しました。

風が吹くと、いつかの町に上がりこむ。風が吹くと教室に上がり込み、
貧しき家庭に上がりこむ。それもヌメヌメと。思い出の膝枕にさえも。
そは、子にあらず、孫にあらず、腹から下にウロコをはやすメス蛇じゃ!

前回のポイントを意識しつつ、「メス蛇じゃ!」で
シャウトにチャレンジです。
相手に向かってしっかり飛ばすために、対象になる人を決めてシャウトしてもらいました。
〇〇さん、ちろさんに向かって罵って下さい!といった具合に。

二通りの方法で言ってもらい、その違いを感じてもらいました。
一度目は、力と憎しみを込めて真っすぐに罵る、二度目は徐々に高音域を使い声を外側に広げるように
上に抜くように発声する。

同じシャウトでも、ただ力を入れてシャウトすると喉への負担がかかることがわかりましたね。
そして、高音域を使っての頭の上の方に抜けるようにシャウトすると喉への負担が少なく
相手への攻撃力もある。
これは、私も今回実感することができました。参加者の方も目から鱗が落ちましたと
仰ってました。

toku ws photo for blog 7.28.jpg

今回このシャウトのために、ワークショップ前半で、いくつかの新しいトレーニングを追加しました。
自分の出せる一番高い音を出してみたり、武道の気合のような声を使い、鋭さで空を切ってみたり。
言葉で説明すると、何やらわかりにくいですね。
是非、体験しにワークショップにご参加ください。

参加者の方々の感想にもありましたが、今回追加したトレーニングや
これまでの呼吸や発声のトレーニングと、今回の「シャウト」、繋がりを実感できましたね。
点と点が繋がった感じがしました!

充実した2時間でした。
皆さんが笑顔で手を振りながら、zoomからアウトしていく姿をみて、
また元気をもらいました。

ちろ

↓↓↓ ご予約お待ちしております ↓↓↓

とくめぐみ俳優ワークショップ 8月
8月4日(水)
8月11日(水)
19時半~



7/22(木)とくめぐみ俳優ワークショップ レポート(ちろ)

2021年7月22日 Posted in とくめぐみの俳優ワークショップ
こんにちは。
世間では今日から4連休ですね。
私は、今週のカレンダーの休日の変更にいまひとつ反応出来てませんが
皆さんはいかがですかね。
昨日のとくめぐみ俳優ワークショップは、頭と口がフル回転でした!?
参加の皆様も、汗びっしょりだったのではないでしょうか。

参加者は、男性2名、女性2名の計4名。
呼吸の道筋、使い方では、後半の「シャウト」を意識して
関連した動きを少し追加しました。

後半「セリフを読んでみよう」では、『唐版風の又三郎』より
老婆と孫の大学生が、又三郎を強く責めるシーンを取り上げました。
ポイントは、シャウト、相手に飛ばす、相手を動かす、です。

tokuws 7.22.jpg

老婆の科白に焦点を当てて考え、発声してみました。
「風が吹くと、いつかの町に上がりこむ。風が吹くと教室に上がり込み、
貧しき家庭に上がりこむ。それもヌメヌメと。思い出の膝枕にさえも。
そは、子にあらず、孫にあらず、腹から下にウロコをはやすメス蛇じゃ!」

少し長い科白なので、この一部分にポイントを絞って
繰り返し練習してみました。

相手をしっかり責める科白にするためのポインとして
発する前にその感情をきちんとイメージする、低音をを響かせる、
この二つを特に意識して行いました。

これまでにも何度か触れてきましたが、低音を効かせるためには
母音をしっかり意識して発することが必要です。
その練習として、この老婆の科白も、皆さんと母音だけで発してみました。
これが結構難しいんですよね。
皆さんが必死なのがよく伝わってきました!
私も汗かきました・・・。
母音練習の後、語頭、助詞、語尾、これらにも意識をおいて
再び科白に戻りました。
沢山のことを一度に意識して、科白を言う。
とても難しいです。頭と口とがフル回転で、へとへとになりましたね。

皆さんの感想にも、
・短い科白だけど、集中してエネルギーを保つのは大変なことが分かった

と苦戦されていたみたいですが、
一方で、

・難しかったけれど、かっこいい科白を言ってみることができて嬉しかった
・今回教えて頂いたことで、舞台でみる科白があのように聞こえるんだなとわかった

という感想もありました。

今回は(も?)、難易度が高かったですね。
また、次回、一緒に楽しく頑張りましょう!




7/15(木)とくめぐみ俳優ワークショップ レポート(ちろ)

2021年7月15日 Posted in とくめぐみの俳優ワークショップ
こんにちは。
梅雨明けも間近のようですが、今日はまだ不安定なお天気ですね。
本ワークショップが、水曜日の夜の時間帯となって
昨日は二度目の開催でした。
私は7日に参加できなかったので、平日夜のこのワークショップは初体験。
やはり日曜の夕方とは、何となく感じ方が違いますね。
一日、働いたり、色々な事を頑張ったりした後の
お楽しみのようでちょっとわくわくしますね。
会社勤めをしていた頃に、終業後、いそいそとお稽古事に通っていたことを
思い出しました。
参加されている皆様は、どのように感じていらっしゃるでしょうか。

昨日は、男性2名、女性2名の計4名。
今回は全員2回目以上のご参加の方でしたので
ストレッチや呼吸の道筋を考える前半トレーニングでは
少し追加の動きも入れて行いましたので、より理解度が高まったのではないかな
と思います。

後半、台本を使ってのレッスン「セリフを読んでみよう」では、
風景描写、セリフの中身を具体的に想像してみよう、というテーマで
行いました。
『唐版風の又三郎』より、又三郎の長科白をピックアップしました。
「ウェルギリュウスが下界の入口と決めたのは・・・・・・」と始まる
何やら難しそうな科白です。
この科白の内容をしっかりイメージするために
今回は絵を描いてみました。
科白を投げかける相手やお客さんにきちんと伝えられるように
するためです。

tokuws7.14.jpg

参加者の皆さん、それぞれ絵がとてもお上手でした!(お世辞でなく!)
私は子供の頃から、絵を描くのが大の苦手なので
皆さんが短時間にさらさらとイメージを絵にされていて
驚きました。
お互いに絵を見せ合い、イメージができたところで
実際に科白を言ってみました。
私は皆さんの絵のおかげで、大分助かりました。
皆さんもイメージがしやすかったのではないでしょうか。
この科白に限らず、情景や内容をしっかりイメージすることは
とても大事な事ですね。

皆様から今回のワークショップの感想をいただきました。
・前半で体と呼吸の使い方を考えてトレーニングしたのに
いざ、科白を言う段階になると、体、呼吸、科白がバラバラになってしまい
難しいなと感じた。
・絵を描いてイメージを膨らますということが面白かった。
・この科白は読んで知っていて、よくわからないなと思っていたが
今回絵に描いてみてイメージができるようになった。
・大好きな唐さんの科白を自分で実際に言ってみることができて
毎回、とても嬉しくて、楽しい。


では、次回は7月21日(水)19:30です。
是非、ご参加ください!!






 

7/8(木)とくめぐみの俳優ワークショップ レポート(禿)

2021年7月 8日 Posted in とくめぐみの俳優ワークショップ

みなさんこんにちは、禿です。


昨日のワークショップから、日曜夕方→水曜夜に移行しました。

夜なので、参加される皆さんがなるべく疲れないように、

軽い筋トレを省いてみました。(←些細。。)


スクリーンショット 2021-07-08 16.04.54.png


新しい方もいらっしゃって、

いつものように全体をほぐして、呼吸の道筋を確認した後、

この前から『唐版 風の又三郎』の中の「会話」のシーンを探ってきましたが

今回は会話のキャッチボールの変形版で、

協力してセリフを言うアンサンブルのシーンを皆さんでやってみました。

zoomなので動くことはできないのと、呼吸を合わせづらいのですが

集中して相手に向かっていったり、

しっかりと相手にセリフを飛ばす、残すことを意識したり

前のセリフを言っている相手に注意を払って合わせるということだけでも

それぞれにビフォア・アフターがわかって

一人づつ意識が生まれれば全体のグルーヴ感が生まれてくる瞬間が大変おもしろかったです。


初めてご参加いただいた方には

呼吸と会話が繋がったのが発見でしたというコメントを頂き

逆に一回でわかるのはすごいなあと思いました。

持ち帰って頂けるものがあって良かったです!



私どもも稽古が始まっていて、自分で言っていることが

すべて自分に跳ね返ってくる思いですが......

引き続き、8月中旬までやりますので、ご興味ある方、

中野のワークショップ共々、お待ちしております!



・とくめぐみの俳優ワークショップ

 水曜19:30-21:30

 http://karazemi.com/perform/cat67/post-23.html

・中野敦之「唐十郎戯曲を読む」

 日曜19:30-21:30

 http://karazemi.com/perform/cat24/post-18.html

 各回1000円

6/28(月)とくめぐみ俳優ワークショップ レポート(ちろ)

2021年6月28日 Posted in とくめぐみの俳優ワークショップ
こんにちは、ちろです。
早いもので6月ももう終わりですね。
とくめぐみ俳優ワークショップは、昨日で14回目。
ホームページでも既にお知らせしておりますが
7月から開催日時が、水曜19時30分に変わります。
7月初回は、7/7(水)です!
是非、スケジュール調整していただき、多くの方に
ご参加いただけたらと思います。

昨日の参加者は6名。男性2名、女性4名でした。
初参加の方もいらっしゃいましたので、ストレッチや
呼吸の道筋なども、少し丁寧に行いました。
科白を言う時の呼吸の方法について。
息を吸う時、口から吸うのか、鼻から吸うのか、
という話題になりました。これには専門家や俳優によって
色々な意見があるようですね。

Toku ws 6.27 photo2.jpg

さて、後半戦、「セリフを読んでみよう」。
『唐版 風の又三郎』より、ワンシーン。又三郎と老婆の会話です。
会話のキャッチボール。
相手に投げかける、相手に影響させる、リアクションをする。
相手の声をよく聴き、受けて、返す。
これらを意識しての会話の稽古です。

私にとってこのシーンは、昨年のテント公演で老婆を演じるために
何度も何度も稽古したシーンであり、今もなお沢山課題のある
大切な場面です。
今回のワークショップでは、皆さんの挑戦を興味深く拝見してました。
同時に私も改めて向き合い、画面のこちらで声を出しておりました。

ポイントにしっかり目を向け、相手の科白にあるヒントを捉え
皆さん生き生きとやってらして、とても素敵でした!

皆さんからの感想は次のようなことがありました。
・科白のやり取りは面白い。こうやってひとつひとつの芝居が出来上がっている
ということは大変だなあと思った。
・普段の会話をしようとする意識と、芝居をしようとする意識の両方を考えると
難しいなと感じた。

色々な会話の練習。また、ワークショップで皆さんと向き合いたいなと
思います。

では、次回。







6/21(月)とくめぐみの俳優ワークショップ レポート(ちろ)

2021年6月21日 Posted in とくめぐみの俳優ワークショップ
こんにちは。ちろです。
この週末、私は唐ゼミの本読み、新宿梁山泊の『ベンガルの虎』観劇、
そして昨日は、とくめぐみの俳優ワークショップ。
盛りだくさんの週末を過ごしました。

さて、ワークショップのレポートです。
今回の参加者は5名。男性3名、女性2名。いいバランスですね。
お一人の方は、前回は聴講でのご参加でしたが、
今回からは通常参加で皆さんと一緒にチャレンジしてくださいました!
聴講から参加へ!
楽しそうだなと感じて下さったのかと思うと、私共もとても嬉しいです。

tokuws6.21.jpg

身体と顔のストレッチをしっかり行って、呼吸の道筋を確認して、
後半戦です。
今回は休憩が少し短めになりましたが、皆さん集中力も切れず、素晴らしい!!

後半戦、「セリフを読んでみよう」。
前回で、セリフの階段をのぼってみようというテーマを一旦卒業しました。
『唐版 風の又三郎』、織部の長科白を使っての練習、難しかったですね。

今回のテーマは、会話のキャッチボールをしよう、です。
同じく『唐版 風の又三郎』より、三腐人の乱腐と大学生、老婆の
ワンシーンを使っての会話の練習です。

と、その前に。
もう少し簡単な練習として
A「いいですか?」
B「だめです」
この二つの言葉を使ってやってみました。
相手の言葉を受けて、返す。
ポイントは、相手の声の高さ、スピード、これを捉える。
皆様、いい感じでキャッチボールされていたようにお見受けしました。

いざ、三腐人、大学生、老婆の会話へ。
二言の会話に比べて、ぐっと難しくなりましたね。
このテーマは今後も続けていきます。

会話のキャッチボールを含め、今回のワークショップについて
皆さんから次のような感想をいただきました。

・相手を受けるというのは難しいなと感じた
・相手のセリフの語尾の音の高さを捉えるというのが
どういうことなのかが少し見えてきた
・セリフを言う際に、母音を効かせるのが難しい
・文字で会話を見ているのと、実際に声を出して会話するのとでは
全然違って難しい。
・「私(禿)は、次に相手のセリフは何がくるのか知っているが、
役(自分が演じている役)の人物は、相手の返答(セリフ)を知らないのです」と
禿さんが仰ったのが印象に残っている

毎回、色々なテーマで取り組み、
役者が実際にどんなふうに科白と向き合っているのかを
体験していただけます。、
また、禿さんの色々なエピソードも聞けます!

では、また来週!



6/14日(月)とくめぐみの俳優ワークショップ(菊池)

2021年6月14日 Posted in とくめぐみの俳優ワークショップ
 こんにちは!劇団員の菊池です。
昨日も毎週日曜恒例の「とくめぐみの俳優ワークショップ」が
開催されました。今回は私がレポートを担当させていただきます。

今週は参加者が少人数でしたが、それによって何時も以上に有意義な
時間を過ごす事が出来ました。
また、初参加の聴講の方もいらっしゃり、このワークショップの
広がりも感じました!

まずはいつものようにストレッチから行い、体と緊張をほぐしていきます。
顔まわりや口(舌など)も動かし、徐々にほぐしていきます。

その後は自分の呼吸の確認をします。
息がどこを通って吐き出され、どこを通って体に入っていくか
イメージしながらおこないます。
また、今日は低音を出す時に意識するポイント、
全身を使って呼吸をする事の効果等々......
呼吸を学ぶ中で場面で沢山のことを教えて頂きました。
どんな呼吸法を使って唐さんの科白を喋っているんだろう...
そんな事が気になった方、ぜひ来週以降のご参加を!!

これはちょっと余談ですが、
笑顔が素敵な人の喋り方とか声感とか素敵だなと思い、
もしかしたらなにか関係があるのかもしれない!と、
気になって調べてみると......口角が上がるだけでなんと、
好感度が高い声の高さである"3000ヘルツ"になるそうです!
なるほど。納得がいきました!!

さて、本題に戻りましょう。

最後にテキストを使っての実践です。
今回は、『唐版 風の又三郎』ととくさんが
用意して下さった簡単な科白を喋る訓練の為の
テキストを使用して行いました。
今回重点的に学習したのは
"会話・文脈によって言葉の立てる場所を考える"
という事でした。
強調したい言葉を膨らませてみたり、
言葉のを発する時に音を高くしてみたり......

これはあくまで一例に過ぎませんが、そんなことを
大事にしながら学んでいきました。


今回はこれで終わりです!
常連の方は成長が著しく見えてきていて、その素敵な
科白の喋りっぷりに感動する場面も多々ありました。
継続は力なりですね!
もちろん、初めて参加して下さる方にも分かりやすく
丁寧にとくさんが教えてくださいますので、
身構えず気軽に参加して頂きたいです!

次回は6月20日(日)16時~18時です!
ご参加お待ちしております!


「とくめぐみの俳優ワークショップ」詳細はコチラ!

FD730BD9-B497-4EDF-A5E7-B08965A7E46C.jpeg

6/7(月)とくめぐみ俳優ワークショップ レポート(ちろ)

2021年6月 7日 Posted in とくめぐみの俳優ワークショップ
ちろです。昨日はしとしと雨の日曜日でしたね。
雨を理由にアクティブに動くことを止め
ワークショップの時間まで
家の用事を済ませたり有効に活用しました。

さて、今回で11回目のワークショップ。
参加して下さったのは、中野のワークショップでも常連の男性お二方と
間に合わず途中から聴講の方がお一人。
前半のストレッチと呼吸の道筋をさぐるトレーニングは
お二人とも慣れたもの?!大きく前進されているなあと感じました!
私も置いていかれないように、しっかりとついていかなくては・・・。

今回は聴講の方と私を含め、4名の受講となりましたので
後半戦も濃密なレッスンとなりました。
先日、、私と劇団員の佐々木あかりが禿先輩より受けた特別レッスンを軸にして
「文脈によって言葉を立てる」を学びました。
18F8540B-AB77-448B-9DCB-C99944406815.jpeg

「私は今日2本の鉛筆を買いました。」
1.誰が?
2.いつ?
3.何本の?
4.何を?
5.鉛筆を買いましたか?

何を問われたかによって、当然どこを立てるのかが変わってきます。
では、どのように、その言葉を立てるのか?
ということを一緒に考えました。
普段の会話では、自然に皆さんやっていることだと思いますが、
これが、「科白を言う上ではどのように立てるのか」ということを
やろうとするととても難しいのです。
後半には全身を使って具体的に力の使い方を探りました。
色々なアプローチを考えてやってみると時間が足りませんね!
違った科白でも、もっと長い科白でも
また皆さんと一緒に向き合っていけたら面白いだろうなと
思いました!

とくめぐみ俳優ワークショップ、まだまだ続きます!
是非、多くの方に参加してもらいたいなと思います!!
とくめぐみの俳優ワークショップ



5/31(月) とくめぐみの俳優ワークショップ レポート (禿)

2021年5月31日 Posted in とくめぐみの俳優ワークショップ Posted in ワークショップ
こんにちは。禿です。
今回は、いつもワークショップをサポートしてくれている
劇団員がお休みでしたので
中間報告を書いてみようと思います。


俳優側からのワークショップをやってみようと
2月からオンラインで始めて早4ヶ月が過ぎました。
隔週でスタートして今月から毎週行い、
今回で10回目となりました!

ほぼ毎回参加してくださる方、
お試しで1、2回いらっしゃる方、
芝居を元々やっていて今はやられていない方、
これから始めようとされている方、
唐作品が好きな方、
全く違う職業をされている方、と様々で
私も毎度毎度、緊張と発見の連続で鍛えられています。

内容はこれまで教わってきたことと
自分がいつも考えていることを交え
毎回のお題を考えながら進めてみていますが、
ときにはこんなこともやってみようかと
劇団仲間とは普段改まってやらないことを皆さんと挑戦してみたりして
思った以上に自分自身がはっとさせられていることがあります。

逆に、
うまく伝えられていないな
細かすぎてこれだけだと誤解を招くな
など、さらにZoomに関しても毎回反省と試行錯誤ですが
特に回を重ねて参加されている方の
変化が見える瞬間に立ち会うと最高に楽しいです。


ひたすら個々の修練の足掛かりとして
参加されている方が持ち帰ってくれたらと(私自身も!)
8月前半までやって行きたいと思います。
そして7月からは中野と入れ替わって水曜夜に変更になりますので
また改めてホームページでもお知らせします。

引き続きどうぞ宜しくお願い致します!!

禿恵



カメラ2台使いもようやく慣れてきました!
(今回写真を撮りそびれましたので以前の様子から)
スクリーンショット 2021-05-31 22.53.55.jpg


5/24(月) とくめぐみの俳優ワークショップ レポート (菊池)

2021年5月24日 Posted in とくめぐみの俳優ワークショップ Posted in ワークショップ
皆さんこんにちは!劇団員の菊池です!
昨日は『とくめぐみの俳優ワークショップ』でした。
今月から毎週開催となり、先週は急なお知らせだった為
劇団員だけの時間でしたが、今週はまた、参加者の
皆さんと一緒にとくさんから色んなことを
伝授して頂きました。


【今回のメニュー】
①基礎(ストレッチ 等)
②呼吸の仕方・息の使い方
③テキストを使用しての実践


【今回のメニューの実践】
①「基礎(ストレッチ 等)」
今回も何時もの通りストレッチや軽い筋トレをしたり
顔の表情筋をほぐしたりしました。
僕自身、最近出席できず、今回久しぶりの実践でしたが
久しぶりにストレッチをすると色んなところが伸びて
気持ちいいですね!毎週参加していらっしゃる方は
気持ちいいだけでなく、それも習慣になって
色んなところが伸びているかもしれません。
継続することはやっぱり大事ですね。
ストレッチをする事で無駄な力を抜き、より良い声を
出せるようになります。

②「呼吸の仕方・息の使い方」
続いて、呼吸の仕方と息の使い方について学びました。
唐さんの作品の科白を喋る時、僕自身もそうなのですが、
何となく雰囲気で力強く、力んで喋ってしまうことが
多いです。
しかし、よりリラックスした状態をベースに呼吸、
喋り方で客席に届ける事がより大事になってきます。
そうする事でお客様に伝えたい科白をより良く届ける事ができます。
ではそのやり方はどうすれば......?
そう思われた方、是非来週のワークショップへご参加下さい!

③「テキストを使用しての実践」
最後はいよいよ実践です。
今回学んだ事を総動員しながらいざ唐さんの科白を
喋ってみましょう!......と、その前に。。。
今回も「言葉をイメージする為に」
科白によく含まれる感情(嬉しい、悲しい、嫌だ 等)
をまずは口に出してみるところから始まりました。
ここで今回新しく教わったことは
"語頭で感情を乗せる"
"語尾を曖昧にしないこと"
です。
科白を発する際、例えば長ゼリフなどでよく起きますが、
なんとなくのテンション(こんな感じ)で始めると
そこから科白の中身に沿ってセリフのニュアンスを
切り変えることが出来なくなってしまいます。
そこで気をつけるべきなのが、喋る一瞬前にイメージ・
準備して喋り出すこと。
そして、言葉の語尾を曖昧にせず、より意識することです。
それによって、長い科白をコントロールする事ができます。
また、普段の稽古やお芝居ではなかなか出来ないことですが、
一訓練としてそれを分かりやすくする為に敢えてわざとらしく
動きをつけることで、どこでニュアンスが切り替わった
のかを自分の中で明確にする事が出来、なおかつ
科白を喋っている時、自分の集中を途切れさせる
ことなく、分かりやすい科白に仕上がってく事が分かりました。


今回は以上になります! 
今回やった事は僕には少し難しかったです。
しかし、普段意識出来ない部分が大事だなと今回のワークショップで改めて感じました。
毎回参加されてる方も段々呼吸や科白が様になってきて
いてすごいなぁと思います。


さて、来週も開催しますので、ご興味ある方、
是非ご参加下さいませ!
とくめぐみの俳優ワークショップ

F5FE54B5-A8F2-4E88-A74B-06DFA9B738DD.jpeg

5/17(月)とくめぐみ俳優ワークショップ レポート

2021年5月17日 Posted in とくめぐみの俳優ワークショップ
昨日は、とくめぐみ俳優ワークショップ。
の予定でした。
これまで隔週の開催でしたが、今回から毎週開催となることを
先週告知しました。
急な告知だっただめ、皆さまご都合がつかなかったかもしれませんね。
申し訳ありませんでした!

今回は残念ながら、一般の参加者は募ることはできませんでしたが
折角の時間なので、劇団員の私、ちろと佐々木あかりの2名の
トレーニングタイムとしました!
禿先輩から2時間みっちり、トレーニングを受けました。
なかなか濃密な時間でした。(汗)

禿WS ゼミログ写真5.16.jpg

まずはいつもと同じく、身体から余計な力を抜くためにストレッチ。
そして呼吸法をしっかりと時間をかけて行いました。

後半戦は、「言葉をたてる」というテーマ。
禿先輩オリジナル資料を使っての練習です。

「私は今日(2本の)鉛筆を買いました」
この一文を使って、どう言葉をたてるのかを考える。
そして呼吸法と合わせて実践してみる。

その後、『唐版風の又三郎』の科白へ。
と、行く予定だったのだと思いますが、
未熟な私と佐々木を相手に
やはり、『唐版風の又三郎』の科白までたどり着かず
「私は今日(2本の)鉛筆を買いました」と粘り強く
向き合うことになるのでした。
始まって間もなく、私は、これは我々は『唐版風の又三郎』の科白には
たどり着けないなと感じておりました・・・。

この一文を使っての練習は、後日受講者の皆さんとも一緒に行うと
思いますので、ここでは詳しくは触れずにおきます。

私たちは踏み台や椅子を使ったり、外したりして
この一文と向き合ったということだけお伝えしておきます!
想像してみて下さい!

終了後も、今日のレッスンについてや、自分が抱えている問題や疑問を
禿さんに質問し、3人で暫く話し込んでしまいました。
同じ劇団の仲間とはいえ、なかなかゆっくり話すこともできないので
図らずも、禿先輩と有意義な時間を持つことができました。

また来週、受講者の皆さんと大勢で楽しいワークショップになることを
楽しみにしております。

ちろ

5/11(火)とくめぐみ俳優ワークショップ レポート

2021年5月11日 Posted in とくめぐみの俳優ワークショップ
コロナ禍のゴールデンウィーク、皆さんどのように過ごされたでしょうか。
GW最終日の9日は、7回目のとくめぐみ俳優ワークショップでした。
初参加の方を含め5名の方と一緒に学び、活気のある2時間となりました。

まずはしっかりとストレッチをし、身体と顔から余計な力を抜き
リラックスした状態を作ります。
以前も書きましたが、私は顔のストレッチが好きです。
途中とてもひどい顔になりますが、終わるとスッキリします。
舌をしっかり動かすストレッチの後、禿さんが頭頂部をマッサージしながら
「これ(舌のストレッチ)やると、私は頭が痛くなるんですよね」と。
実は私も毎回、頭頂部が痛くなる。これがまた効いてる感じがして好きなのですが
結構痛いです・・・。

ブログ 5.11  2.jpg

そして呼吸。呼吸の道筋を探る。
こちらも毎回やっていると段々、道筋をしっかり意識できるようになります。
鼻から吸い、吸った息が頭頂部、後頭部と頭をそって入っていくイメージ。
そして、吐く時にまたゆっくり同じ道筋を通って戻ってくるイメージ。
このイメージは科白を言う時にも役にたつのです。
詳しくは、ワークショップで!

さあ、しっかりと体が柔らかくなったところで、後半戦。
声を出していきます。
『唐版 風の又三郎』の科白に行く前に、
今回は、科白、言葉の意味をしっかり実感して、そして声に出す
というところに着目して練習しました。

喜怒哀楽を表す言葉。
例えば、嬉しい、楽しい、悲しい、辛い...等々。
その感情をしっかりと自分で実感して、「うれしい」と言ってみる。
自分がしっかり実感して科白を言わなければ、お客様には伝わりません。
参加者の皆さんに実践して頂きました。
皆さんそれぞれとても実感がこもっていて、素敵でした!

この後、『唐版 風の又三郎』の織部の科白に移ります。
長科白のうちの3行。
役者が科白を言う時は、同時に沢山のことを考え、沢山のことを行いますが
今回は、感情の切り替え、距離感に注目して言ってみました。
初めての方には、何度も繰り返しやってみてもらいましたので、少しずつ何かを
感じて頂けてたのではないかと思います。
毎回参加して下さっている方々は、目に見えて変化があり
聞いている私もドキドキしました。


終了後に、参加者の皆さんの感想では以下のようなことがありました。

・呼吸と自分の体がバラバラだということに気づきました(初参加)
・織部の科白は何度も聞いているし、中野さんのWSでも扱っているが
いつもと違う視点で触れることができて、面白かった。
・呼吸と科白の関係であったり、感情の切り替えであったり
これまでWSで聞いてきたことがだんだんわかってきました

是非、多くの方に、俳優がどんなことをやっているのかを
ワークショップで体感していただけたらいいなと思います。

では、また来週!


とくめぐみ俳優ワークショップ 詳細

ワークショップが、毎週開催になりました!!!
ご予約お待ちしております。


4/26(月) とくめぐみの俳優ワークショップ レポート (菊池)

2021年4月26日 Posted in とくめぐみの俳優ワークショップ
こんにちは!菊池です!今回も『とくめぐみの俳優ワークショップ』の
レポートを担当させて頂きます。
気づけば今回で6回目。今回は常連の方や久しぶりの
ご参加の方と共に2時間濃い内容で行いました!


【今回のメニュー】
①ウォーミングアップ
②呼吸の仕方・息の使い方
③ テキスト(『唐版 風の又三郎』の一部抜粋)を使用しての実践


【今回のメニューの実施】
①「ウォーミングアップ」
今回もいつもの通りウォーミングアップからスタートです。
簡単な準備体操をしたり顔の表情筋をほぐしたり。
そして今回は筋トレの一環で新しくスクワットを行いました。
1分だけでしたがなかなか普段使わない筋肉を使いますし、
自分は久しぶりだったのでちょっと大変でした。
"継続は力なり"という言葉がある通り、
ストレッチも筋トレも継続的にやっていくことが大切だと
改めて感じました。

②「呼吸の仕方・息の使い方」
次に呼吸の仕方・使い方について学びました。
ここで大切なのは"自分が呼吸する際の息のルートを確認すること"。
一体どういう事なのでしょう。この呼吸方法をマスターする事で、
客席に届ける為の響く声の出し方を意識する事ができます。
それを学びたいという方は是非次回からのご参加、お待ちしております!


③テキスト(『唐版 風の又三郎』の一部抜粋)を使用しての実践
そして最後に今回学んだ事を振り返りながら
実際に科白を使用しての実践です。
今回も前回に引き続き『唐版 風の又三郎』のシーンを一部抜粋して
"科白(シーン)の具体的なイメージを伝える"
という事にフォーカスを当てて学んでいきました。ポイントとしては、
"科白に描かれた事実を明確に自分でイメージする"
"誰(何)を対象にして喋るかを確かにして科白を喋る"
"話している対象との距離感を意識しながら喋る"
などなど、こればかりでは無く他にも沢山あります。
こうして改めて考えてみると役を演じること、
科白を喋るにはとてつもなくやる事があると感じます。
自分もまだまだ勉強中です。


さて、今回はこのように実践してみる前に科白を喋るにあたって
必要な事をみんなでディスカッションしながら考えていきました。
参加された皆さん、楽しく学べたでしょうか?
まだまだ自分も勉強中なので皆さんと一緒に学んでいこうと思います!

今回も参加して下さった皆様、ありがとうございました!
次回も是非よろしくお願いします。
また、このレポートを読んで気になった方、
次からの参加をお待ちしております!

次回は5月9日(日)16時~18時です。
よろしくお願いします!

オンラインワークショップ
『とくめぐみの俳優ワークショップ』
隔週日曜 16:00 start

128632FE-CCF2-46F2-B620-52F4F5E072AB.jpeg
(写真はメニュー③の実践の様子です。)

4/12(月)とくめぐみの俳優ワークショップ レポート(菊池)

2021年4月12日 Posted in とくめぐみの俳優ワークショップ
 こんにちは。菊池です。今回の「とくめぐみの俳優ワークショップ」の
レポートは私が担当させて頂きます。

今回のワークショップは初回から数えて5回目!
今月からワークショップの時間が30分延び、2時間の講座となりました。


【今回のメニュー】
①「ウォーミングアップ(簡単なストレッチ・筋トレ)」
②「呼吸の仕方・息の使い方」
③「テキスト(『唐版 風の又三郎』の一部抜粋)を使用しての実践」


【今回のメニューの実践】
①「ウォーミングアップ(簡単なストレッチ・筋トレ)」
まずはいつも通りウォーミングアップとして
学校の体育の授業前にやるようなストレッチを行い、
その後、顔をほぐしたり簡単な筋トレをしたりしました。
ストレッチは緊張を解くという意味でもとても大切なものですし、
無駄な力を抜いて講座を受ける為にも大切なこと。
また、舞台に立つ際には怪我防止にも繋がります!


②「呼吸の仕方・息の使い方」
次に呼吸の仕方・息の使い方を習います。
これは言葉を大きく話す為に必要な基礎的な事。
毎回参加して下さる方は段々と上達していく姿が見られ、
継続の効果が出てきています。
今回初めて参加された方も最初は戸惑っておりましたが、
次第に呼吸法を掴めてきていました!
"言葉を大きく話す為の呼吸法って?"
"どうやったらより良い呼吸法を習得できるんだろう..."
そう思った方!是非次回のワークショップからご参加下さいませ!!


③「テキスト(『唐版 風の又三郎』の一部抜粋)を使用しての実践」
そして最後の30分はいよいよ実践です!
今回は唐ゼミも今年に上演を予定している『唐版 風の又三郎』の
冒頭シーンを使用してどの様に喋ると効果的な科白になるのか、
いわゆる技術的な面を学びました。

今回新しく学んだ事は、
"響きを確認する為に科白を母音で喋ってみる"
"口は横に開くのではなく、喉の奥から開いて縦を意識してみる"
という事でした。
例えば、この作品の冒頭シーンで
教授と先生の掛け合いのシーンがあります。ここの科白では、
生徒1「先生、あすこに誰かが立ってます。」
というのがあります。母音で喋ると、
「えんえい、あうおいあえあああっえあう」
となります。
これをまず練習し、その後元の科白を喋ってみると...
なんと、気持ちよくスラスラと言えるようになるのです!
この他にも、盛り上がっていくシーンでの科白の音程のあり方、
テンションのあり方。相手への科白の渡し方、
受け取り方はどの様に意識するべきか。
そしてそれらによって得られる効果を参加者の皆さんと
実践しながら学んでいきました。


いかがでしたでしょうか。
今回はこれでおしまいです!
今回のワークショップで自分の課題も再確認出来ました。

ご参加下さった皆様、ありがとうございました!
これを読んで気になった方はぜひ次回ご参加下さい!

次回は4/25(日)16時~18時です!



zemirogu210412.png





3/30(火)とくめぐみ俳優ワークショップ レポート

2021年3月30日 Posted in とくめぐみの俳優ワークショップ
ちろです、こんにちは。
日曜日は、とくめぐみ俳優ワークショップの4回目でした!
初回から参加して下さっている皆様は、少しリラックスして
受講されてるように感じました。
そして、今回は初参加の方もいらっしゃり、わくわくしました。
ご本人はドキドキしてらしたかもしれませんね。

さて、ストレッチや呼吸のエクササイズから始まり、たっぷり1時間!
今回は想像の水風船を天に投げたり、サッカーボールを蹴ったり
イメージしやすくて楽しかったですね。
何なに?と思った方は、是非、ワークショップにご参加下さいませ!


小休止の後は台本を使ってのパート。
まず前回に引き続き、科白の音階について考えました。
「いいですか?」「だめです」、この会話のキャッチボールから。
相手に言葉をかける、そして相手を受ける。
語尾に注意をおいてやってみました。
たった二言だけですが、なかなか思うようにいかないなあと思いましたが
皆さんはどうだったかしら?

zemirogu210331.jpg



さあ、いよいよ『少女都市からの呼び声』の中の科白を使っての会話。
先程やったキャッチボールのポイントを念頭に置いて
連隊長とフランケの掛け合いをしました。
ここではひとまず、感情云々はちょっと横に置いておいて
ひたすら語尾に集中して、相手を思って科白を投げ、相手をよく聞き、受ける。
日常会話では私たちは意識せずにやっていることなのに
科白となると難しいですね、と禿さんからコメントがあったように
本当に難しい・・・。
これは暫く繰り返しやってみる課題となりそうですね。

次回4月のワークショップから、レッスン時間が延び2時間制となります!!!
これまでより、じっくり科白のレッスンもできそうですね。
お楽しみに!


3/16(火)とくめぐみワークショップ レポート

2021年3月16日 Posted in とくめぐみの俳優ワークショップ Posted in ワークショップ
一昨日、とくめぐみの俳優ワークショップ第3回が開催されました!
私、ちろは初回参加できず、第3回が2回目の参加となりました。
なんか分かりにくいですね、すみません・・・。

IMG_4414.JPG
笑顔の講師、とくめぐみ。

この日は参加者3名と劇団員2名。
ストレッチ、そして呼吸法。
この呼吸法がなかなか難しいのです。
それでも、3回目。皆さん目に見えて進歩してらっしゃる!!
私も毎度汗をかきながら真剣に取り組んでいます。
ワークショップは2週間あいてしまうので、日常生活の合間に
思い出したらやってみるのがいいかなと思っています。

私は呼吸法の前にやる、顔のストレッチが大好きです。
頬の筋肉をほぐしたり舌をしっかり動かしたりすると
とてもスッキリします。

まだワークショップ開始間もないこともあり
禿さんはストレッチをとてもしっかりやります。
ワークショップに限らず、全身のストレッチ(顔も含め)を
しっかりと時間をかけて行うことはとても大事で
その後のパフォーマンスに大きく影響してきます。

そして、いよいよ台本を使ってのパート
今回は、会話や科白の音階について一緒に考えました。
科白の音階?
私も初めて聞いた時は、???となりました。
これを捉えるために、短い科白のやり取りで
相手と会話のキャッチボールをするという実践レッスンをやってみました。
相手の言葉を聞いて、言葉を返す。
どのタイミング、速さ、どんな音で返すのかといったようなことを意識します。
そのためにはまず、相手の言葉、声をよく聞くことが大切です。
オンラインでは少し難しい部分もありながら、何となく理解できたのではないでしょうか。
大事な課題ですから、今後も一緒に考えていきましょう。
今回もあっという間の、1時間半でした!!
次回は、28日(日)です!!



 ちろ

3/2(火)とくめぐみの俳優ワークショップ レポート

2021年3月 2日 Posted in とくめぐみの俳優ワークショップ Posted in ワークショップ
2月28日(日)16:00〜
第2回目「とくめぐみの俳優ワークショップ」開催!
レポートは私椎野が担当いたします。

この日も体、顔、首などストレッチからはじまり
理想の呼吸方法を参加者のみなさんと確認。
まずは繰り返し、回数やるということが上達の基本です。

tokuws0228_4.png
(呼吸方法を手振りとともに)

そして唐作品の科白へと進みます。
この日取り上げたのは『少女都市からの呼び声』の
連隊長の科白。

お前の好きなオテナの塔がある。
でもフランケ二等兵、お前には行けない。
お前の心は、温かすぎる。...

先日の唐組公演では稲荷卓央さんが演じられていました。
実はとくめぐみ、この連隊長の科白を心から愛しています。
劇団唐ゼミ☆で『少女都市からの呼び声』を上演した際、
連隊長役の役者が急遽出演できなくなったので、
連隊長を演じたことがあるのです(!)
(とくめぐみは男性役を演じられる特異な役者です)

今回はこの科白の「イメージイラストを描く」ということを
やりました。制限時間約10分。
科白の情景を具体的にイメージ(絵)にすることによって、
科白に奥行きがではじめます。

今後は、科白をどのように区切るのか、区切らないのか。
「、」の扱いをどうするのか、など、
細かな科白術にせまっていくようです。

次回もお楽しみに!!

tokuws0228_3.png

2/16(火)とくめぐみの俳優ワークショップ レポート(椎野)

2021年2月16日 Posted in とくめぐみの俳優ワークショップ
こんにちは。椎野です。
2月14日(日)ついに『とくめぐみの俳優ワークショップ』
はじまりました!
このワークショップは「呼吸」を主軸に置き、
役者の基礎となる身体をつくるため
じっくりゆっくり少人数制でやっていきます。


ws2021_toku.jpg

初回は自己紹介からはじまり、足、肩、首など全身のストレッチ。
次は口まわり、舌のストレッチを念入りにおこない
いざ、メインディッシュの「呼吸」へ!

「一定量、連続して息を吐く」というこの呼吸法は
参加者一人一人の息を吐く音を確認しながら、
理想像へと禿が調整していきます。
(禿本人も理想に近づくまで3年かかったとのことです)

何が呼吸の理想とされるのか、
そのイメージを共有するところからはじまります。

ワークショップ後に放課後タイムも設けていますので、
「あれってどういうこと?」
という気軽な相談・雑談などで盛り上がりました。

ローマを1日にしてならず!
すこしずつ呼吸方法を磨き上げていきましょう!

次回は、2月28日(日)16:00です!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
オンラインワークショップ
『とくめぐみの俳優ワークショップ』
〜呼吸から一緒に探ってみましょう!

ws2021_toku.jpg
言葉を大きく話すための呼吸マスターになること、
余計な力を入れずコントロール可能な状態で
最大のエネルギーを出すこと、を目標に
唐作品の科白を用いて俳優ワークショップを行います!

隔週日曜 
16:00〜17:30(1時間30分・休憩あり)※場合によっては延びる場合もあります
1回につき参加費 500円 ※前払いとなります。
定員制限あり

<スケジュール>
2月14日(日)16:00〜17:30
2月28日(日)16:00〜17:30
3月14日(日)16:00〜17:30
3月28日(日)16:00〜17:30

<ZOOM(オンライン)で必要なもの>
下記の環境が必要になります。

◆インターネットに接続したパソコン、スマホ
◆マイクとスピーカー(パソコン,スマホに内臓の場合は不要)
◆ウェブカメラ(パソコン,スマホに内臓の場合は不要)

<用意するもの>
紙・筆記用具・水

<お願い>
身体を動かすワークショップになります。
立ったり、座ったり、椅子を用いたりします。
両手を伸ばしてもぶつからない程度の広さを確保ください。
声も多少出します。

<内容>
・ストレッチで身体ほぐし
・呼吸でコミュニケーション
・母音でセリフを言ってみよう
・セリフの掛け合いにおける音階をさぐってみよう
・遠くにとばす・強いセリフを言うには
・唐作品の科白を読む
・単語をイメージしてみよう
・絵を書く
など

どうぞ、この機会に是非ご参加ください!!


toku_ws3.jpgのサムネイル画像



toku_ws1.png
(呼吸と科白のイメージをもつ)



<申し込み>

070-1467-9274(劇団携帯)

※ワークショップの詳細や日程など、
お気軽にお問い合わせください。