2021年8月15日 Posted in
とくめぐみの俳優ワークショップ Posted in
日々のこと
雨続きですっかり涼しくなりました。
あれ、夏終わったかなと恋しくなりますが、またぶり返してくるでしょう。
横浜は雨量はそこまででもないですが、
九州の方はこれ以上被害が大きくならないよう切に願います。
さて、今週の水曜で、
2月からやってきたオンラインワークショップが一区切りしました。
zoomだからできる、関東以外の参加者の皆様とも一緒に
半年間の計20回、楽しく緊張感を持って過ごすことができました。
お芝居をやっている方、唐さんを好きな方、会社勤めの方、鍼灸師の方、
「毎回何やってるの?」と家族の方に突っ込まれながらも
最後まで参加してくださった方(笑)、
ちょっとお試し参加の方まで、多種多様な方々に出会えて
本当に感謝です。
毎回お題を考えながら、疑問点も見えてきて
私にとって実に有意義な機会でした。
今お伝えできることをやりながら
「zoomで伝わっているだろうか」
「もっと大事なことがあるのではないか」と
日々、自問自答しながら、進行していきましたが
参加者の皆さんの感想やリアクションに支えられ
毎回毎回、終わった後はすっきり爽快な気持ちになり
PCを閉じた後は一人で充実感を感じておりました。
内容は基礎的なことばかりでしたが
自分も今ある武器をさらに磨いて、
最終的にはそれをぶっとばせるくらいに
楽しんで芝居に向き合おうと心新たに思うと同時に
参加された皆さんも芝居の足がかりになったらいいなと願うばかりです。
・・・このWSで実験的にやってみた、ささやかな発見としましては
「うれしい」→「楽しい」→「ラッキー」という言葉の流れは
とっても自分をハッピーにしてくれるので
是非皆さんもつぶやいてみてください(笑)ラッキー最強!
ひとまず一区切り、
どうもありがとうございました。
禿
p.s.中野のWSは引き続き!
(6月ごろ。瞑想っぽい写真に仕上がってました。写っていない、これまでご参加頂いた皆さまも、大変お疲れ様でした!)
2021年7月12日 Posted in
日々のこと
先週まで、新国立劇場で舞台監督を務めさせていただきました。
昨年、KAATで行われた公演『NIPPON CHA!CHA!CHA!』で演出助手をさせていただいた時のご縁で、
山田うんさん演出・振付の『オバケッタ』というキッズダンスプログラムの公演でした。
18年ぶりの新国立劇場・小劇場。
当時唐ゼミの公演に携わってくださった方たちもお会いでき、非常に感慨深いものがありました。
特に個人的に感慨深いのが、舞台美術。
今回の舞台美術は、『ザ・キャビンカンパニー 』さんという、二人組の絵本作家さんで、舞台美術は初めての挑戦。
微力ながら、美術の作成や発注のお手伝いをさせていただきました。
最初に舞台美術のアイディアが出た時、すごく面白い!と思ったのと同時に
どうやって作るのか、難易度が高く頭を悩ませました。
複雑、というわけではないのですが、質感の再現が難しいものだったのです。
色々と考え、この美術作成はあの人に頼むしかない!と
『唐版 滝の白糸』で美術指導をしていただいた、美術工房拓人の松本さんにお願いしました。
キャビンさんのアイディアに日々刺激を受け、模型が初めて手元に来た時の興奮は今もよく覚えています。
また松本さんのプロの仕事を近くで見ることができ、模型がそのまま大きくなったように錯覚させるくらい、
忠実で見事な舞台美術を作ってもらいました。
拓人さんの会社にお邪魔して、できた舞台美術を初めてみた時、
うんさんもキャビンさんも僕も、子供のように興奮していた気がします。
不慣れなダンス作品、また新国立劇場という場所での舞台監督という大役。
常に自分の力不足を感じ、不甲斐なさ満載の日々でもあったのですが、
それでも無事に公演が終了できたことは、周りの方たちの助けによるものだと思います。
どこに足を向けて寝たら良いのか(倒立して寝るしかない)わかりませんが、
本当にたくさんの方に助けていただいて、なんとか走り抜くことができました。
この場を借りて、お礼申し上げます。本当にありがとうございました。
ちなみにこの『オバケッタ』10月に松本での再演が決まっています。
お近くの方、是非ご覧いただければと思います!!
おまけ。
稽古場用に作った道具がうまくできて、満足げな僕です。
2021年6月13日 Posted in
劇団員note Posted in
日々のこと
こんにちは。禿です。
今日も夕方からワークショップでした。
その様子は明日菊池くんが書いてくれるので、今日は最近の観劇体験を。
コロナ禍という言葉ももう1年以上過ぎまして
演劇事情も4月に緊急事態宣言が復活し、
またもやいろんなところが中止や延期になったりして
寂しい思いもしましたが
一方であらゆるところで、コロナ以降の面白体験ができました。
作品単体でもそれぞれに面白かったですが、
さらにコロナ禍での工夫が、いやみでなく遠慮がちでもなく
ポジティブに変換されているところが大変面白く感じました。
少し前ですが
静岡SPACの『おちょこの傘持つメリー・ポピンズ』野外公演
これは完全に役者同士が接触せずマスク衣装のコロナ対応!
観客席も野外でひたすら大雨に打たれながら見続ける・・
というのはなかなかこれまで経験してきませんでしたが、
お芝居に見ごたえがあって集中でき、大変な充実感がありました。
(新品の合羽もいい仕事しました。)
先週、東京千秋楽を迎えた唐組『ビニールの城』
一昨年からの再演で、内容はより濃く、そして男女の間のビニール膜一枚を
取り巻くお話で、この今見ることの新たな面白さ!
話と役者の皆さんが非常に濃密なだけに、その膜が本当に恨めしい。
今でも思い出すと呼吸困難になりかけます(笑)
明日6/14が神戸千秋楽!来週は長野!お見逃しなく。
新ロイヤル大衆舎×KAAT 『王将』
KAAT神奈川芸術劇場のホールでなくエントランス部分を劇場にしていて、
屋内にいながら野外劇場のような風体。
「この場所がこんなふうに??あの階段もこんなふうに??」という
今まで見慣れていたものがまったく違う会場になっていて
非常にワクワクしました。
1日で大河ドラマ全編を見るような、人間模様の苦悩の変遷・濃さに唸りました。
(写真撮りそびれました)
そして水族館劇場『アントロポセンの空舟』
こちらはコロナだからとかではなく、
コロナでもという感じで非常に勇気を頂きました。
(もちろん感染対策の事前説明等、しっかりされてました)
行くまでが非常に冒険感がありました。
なのでここからはちょっとした冒険記にお付き合いください...
ほとんどオンライン生活している昨今、
東京都内なのに、
外国に来たような気分を勝手に味わっておりました。
まず、公演地・羽村駅。横浜からは遠かった。
もちろん経路は事前に調べていたので不安はなかったのですが、
中央線のちょっと先くらいに考えていたのが甘かったです。
乗り換えアプリを片手に順調に進んでいたのですが、
20何駅通過して到達した立川駅。
ようやく最後の乗り換えというところで、青梅線ホームが2箇所ある!!
迷っているうちに一本逃す。。
(しかもその時は「青梅線」じゃなく「一部青梅線」の方が正解だった!)
やっとたどり着いた羽村駅。
駅を降りたら、あれ、ここ東京かなという景色で、交番がぽつん。
あとは田舎の実家に帰ったような住宅地。
おもわず立っていたお巡りさんに話しかけたほどです。
私「ドラッグストアとかコンビニとかこの辺にあります?」
警官「え、ドラッグストア・・・」
なる問答が続いて、一本電車逃して時間に余裕のない私にとっては
はるか彼方に見えるホームの反対側のビル郡を恨めしげに見ながら、
これまたgooglemapを片手に公演地に向かいました。
空気がきれい。
10分ほど歩くと、もうすぐ公演場所のお寺というところで
セブンイレブンが目の前に現れ、驚くほどほっとしました。
「困っても飢えることはないな」と・・・。
会場では見知ったお顔がちらほらと、楽しく観劇させていただきました。
閑散としている住宅地で野外芝居の声が響く響く。。
お寺さんでしたが住職が出演された回があるとかで、
いい関係性なのだろうなあと想像しました。
そして、十八番の水はさることながら、
ある部分で、人生で見たことのない芸風を目の当たりにして心から驚き、
だるま落としのように凝り固まった頭を飛ばされました。
硫黄のようなスモークの匂いにむせ返ることも幾度、
大島幹雄さんの講義で学んだリツェジェイ『カタストロフィ』が
頭をよぎりました。
生ならではで、非常に楽しかったです。
めでたしめでたし。
ーーー
と、まあ、実はこちらの記事を先週書いたのですが、
ニュートピックとして
こちらにも伺ってまいりました。
新潟、アウトサイダーアート・演劇プロジェクト
『少女仮面』
2006年にお世話になった早津さんがシニアだけのテント演劇をするというので
このご時世にご迷惑にならないかと思いましたが
「是非来てください!」という早津さんの言葉に後押しされ、
幾度となく検温の関門をクリアし、到着しました白山公園特設テント。
イントレと鉄パイプとブルーシートの青テント。
後ろは悠々とした信濃川。
手前には昔観劇に来た劇場、りゅーとぴあ。
実際にはシニアと若手50代以上の方々で、
皆さん年齢伺いたいくらいの若々しさ。
20〜30代じゃないの?という感じの人もちらほら。
地べたを転がったりとてもパワフルで、
これまで見たことがない『少女仮面』でした。
話が真摯にしっかり伝わってきて、音楽の雰囲気も大変よかったです。
ラストに向けてどんどん引き込まれました。
まさしく手作りの凄みがあって、
地元の人が一丸となって芝居をつくる
喜びそのものがダイレクトに伝わってきて大変幸せに感動いたしました。
本当に素晴らしいものを目の当たりにしました。
今年から継続してやるそうなので今後の展開が楽しみです。
昨日が千秋楽、大変お疲れさまでした!!!!
(終演後に撮らせていただきました、唐ゼミの大恩人、早津さん)
以上、最近の観劇日記でした。
長丁場おつきあいありがとうございました。
そして今週からは新宿梁山泊の『ベンガルの虎』始まってます。
私どもも負けておられません!
今、野外演劇の世界は面白い!
禿
2021年3月28日 Posted in
日々のこと
こんにちは。佐々木あかりです。
劇団員募集が残り3日になりました!
劇団員募集というと、19歳の春に初めて唐組を観に行った時、
当日パンフレットに折り込まれた唐ゼミの募集チラシを見て
父に背中を押され勢いで連絡したのを思い出します。
(実は唐ゼミの舞台をお客さんとして観た事は1度もありません)
初めて面談をしたのか横浜国立大学で、とにかく広いし山の上だし
このまま埋められるのかと変な緊張をした覚えがあります。
私は稽古風景も普段の雰囲気も何も知らずに飛び込みましたが、
見学もできるので興味がある方はぜひご連絡下さい!
お待ちしています!
ここ最近毎週ワークショップのレポートを書かせて頂いていますが、
最初に比べかなり文章を書く事が苦ではなくなってきました。
そして、中野さんのワークショップのHP画像も作らせて頂いています。
劇団員の先輩方の力を最大限にお借りして
どうにか見せることのできる物を作っています
が、
とにかくネタがない。
中野さんはほぼ毎日尽きる事なくゼミログをアップしているし
禿さんは毎回囚われる事なくデザインを作っているのに
私は週一のレポート、たったの数枚の画像なのに
すでにネタがありません。本当に凄いなあ。
何かを作るには作る力だけでなく
作るものを集める力も大切だとつくづく感じます。
まさか文章や画像を作る力を学ぶことになるとは...
この劇団は本当に学びの多い場所だなと思います。
よし、次こそ面白いものを作るぞ!
2021年1月31日 Posted in
日々のこと
他のメンバーもかいてますが
この前唐組の『少女都市からの呼び声』、面白かったですね!
下北沢で劇場に入る前と入った後のギャップがすごい。劇世界に引き込まれました。
こんなご時世ですが、やはりいい芝居を見ることは心を豊かにしてくれると実感します。
『少女都市からの呼び声』は私にとって結構大事な戯曲で
2003年にまだ赤子のような時期にやらせて頂き
この本からたくさんのことを教わりました。
ビンコというヒロイン雪子に対抗する女性の役でしたが
短い科白・登場ですが、
その前の公演『動物園が消える日』でまったくうまくできなかったので
細かく確認・挑戦・克服する機会になりました。
特に、この前は稲荷さんがやられていた「連隊長」の役ですが
当時これをやっていた仲間がご家庭の事情で急遽帰省することになり、
ちょうど出番がかぶっていなかったので代打を務めました。
当時するっと科白が入ってきたのが不思議です。
この科白がとっても好きで
その後数年間、行き詰まったらいったん連隊長の長ゼリフを一通り言って
自分の声やテンポを確認していたりして
基本に戻れるような、もう科白のふるさとのような感じです。
今日は、そんな連隊長の科白も交えて、来月から始めようとしているワークショップの内容を
劇団新人女子を集めてやってみました。
1時間30分の予定ですが、気づけば長引いたり、まだまだ言い足りない、と時間の調整から機材の扱いに至るまで
内容とともにいろいろ課題がありますが
ご予約いただいた皆さんや、劇団員とともに
基礎練的にいろんなことを共有していけたらなあと思ってます。
あと少し枠がありますのでご興味ありましたら是非是非。
私も一緒に成長していけたらという思いです!
やっていくぞー!!
(おまけ)
一昨日深夜、中野の車をバックでこれにひっかけました。
ベキベキベキという音、一生忘れないという思いで写真アップしときます。
慎重に慎重に。。。。ひとつひとつ!
2020年10月14日 Posted in
日々のこと
すっかり涼しくなりましたね。
作業をしながら、昨年は暑かったなあと思い出してます。
『唐版風の又三郎』、本番まであとひと月ほど。
日々、Twitterやゼミログでもお伝えしているとおり
私たちは稽古と大道具、小道具、そして衣装づくりに
励んでおります。
今日は、私が最近行動を共にすることの多い
相棒の話をします。
今回、私とダブルキャストの新木遥水さんです。
かわいい相棒、新木遥水さん。
同じ役の衣装や小道具をどうするか相談したり作ったり。
科白の読み合わせをしたりしてます。
新木さんは、音響も担当しており
若いのにとてもしっかりしているなあといつも感心しています。
でも、そそっかしいところも結構あって、よく笑わせてもらってます。
先日も、衣装の内側に着るための股引をネットで購入しました!と。
お、やること早いねと思っていたら。
数日後に「やらかしました・・・」というメッセージと写真がきました。
見てみると、それは赤ちゃん用の股引。
股下、20㎝程のかわいいやつ。
私はバイト先でそれを見て、思わず声を出して笑ってしまいました。
これ以外にも面白い話はいくつもあるのですが、
衣装や小道具のネタバレになってしまうので、書けません・・・。
親子ほども年の違う新木さんですが、
唐ゼミでは、私の先輩。
芝居についてもよく考えていて、私が悩んだり落ち込んだりしていると
一緒に考えてくれたり、稽古に付き合ってくれたりして
本当に助けられています。
頼りになるかわいい先輩。
本番まで共に切磋琢磨して頑張りましょう。
宜しくお願いします!
2020年10月 7日 Posted in
日々のこと
台風話から閑話休題。
横浜は坂の多い町です。
最近、建築家の先生から仕入れた情報によると横浜は谷や山が多く
その隙間隙間に高速道路が通っているので、住宅街に突如高速の出口が出現するという特殊な事情になっているらしい。
ずいぶん前ですが自転車移動をメインにしていた頃
今のように電動自転車なんて乗っている人も少なく、延々と続く急激な坂を
普通の自転車をひいこらひいこら押して登っていて、
体力もないし自転車も重いしあまりにしんどいなあと思っていて
ふと気付きました。
これは自分が一生懸命登るのではなく
自転車を他者と思って励まし押してあげたらどうかと。
その瞬間、とたんに息が整い、体が整い、集中力がみなぎり
一切の無駄がなくなり、なんならちょっと楽しくもある。
しんどいながらも登りきった時に疲労よりも達成感すらある。
これだな、と。
ついつい自分自分でいっぱいになり忘れてしまうのですが
自分の力を自分だけに使うと自分にとってもろくなことがない。
お芝居の中でも同じ、いつもこれを自然にできたらいいのですが。。
ついつい忘れてしまうので自分への忘備録としても書いてみました。
メンバーも揃って、増刷チラシも到着。
少人数での自主稽古、推進力をあげてじわじわ進めています!
ーーー
余談ですが
階段を上る時にしんどい方は
足で上がるより、太ももの裏〜お尻を持ち上げる意識で上がるとすいすい力を使わずに、なんなら楽しく登れます。
なかなか日常で忘れがちですが
意識一つで体・動作が変わる瞬間は面白い!
2020年9月28日 Posted in
日々のこと
皆様こんにちは。劇団員の佐々木あかりです。
昨日は唐十郎戯曲を読むワークショップでした。
来週からアシスタントが熊野さんから
私、佐々木あかりにかわります。
そのために熊野さんの横で学ばせて頂きました。
パソコンを立ち上げて、zoomを開いて。
学校が演劇を学ぶ学校だった事もあり、
卒業論文は書いた事がないので、
パソコンを使うのが大の苦手でも
なんとか今まで生きられてしまっていました。
キーボードを人差し指で打ち込むことしかできないので
OLさんの役でパソコン打ってくださいと
言われる日がきたらまぁ困るだろうなあと言うレベルです。
右隣にいた熊野さんは本当にスムーズにzoomを
立ち上げてサラッとアシストしていて
すごいなぁと思いました。
果たしてパソコン音痴の私にこの役が務まるのか。
非常に不安ではありますがこれくらいはできるように
なりたい...その一心です。
この際だから両手でカチカチとキーボードを
かっこよく打てるように練習しようかなと思います。
ワークショップに参加される皆様、
皆様と共に戯曲を勉強しながら
最善を尽くしたいと思いますので
暖かく見守って頂けたら嬉しいです!
熊野さんありがとうございました!
2020年8月26日 Posted in
日々のこと
こんにちは。禿です。
今日は、待ちに待ったチラシが届きました。
今回は構想から完成まで半年くらいかけていたので(笑)、
ヤマトさんが運んできてくれた時、いつになく感動してしまいました。
データ製作者として、開封時はいつも緊張します。
色校正などする余裕はございませんので、
いつも事前に入念にチェックして神におすがりする気持ちで入稿します。
なので、
「色味はどうかな〜」
「くれぐれも変なゴミが載っていないでくれ〜」
「写真がぼけていないでくれ〜」
「折り方向間違えてたらクレームだすぞ〜」
「まさか今更、文字間違えていないでしょうね・・」
なんて無理矢理最大限に不安を呼び起こしながらダンボールの封を開けます。
そしてそんな不安も、
表面の金のきらめきの強さに吹き飛ばされました。
濃い。特に刷り上がりたてなので発色が濃い!
ちゃんと4つに折られてる!
今回は中野のラフ図から出発してデザインを構成しています。
内側はとくにネットでは読むことが困難なので
お手元で読んでいただきたいです。
見かけましたら何卒何卒よろしくお願いいたします!
これから、こちらをフラッグとして突き進みます!
(読んでください〜)
2020年8月23日 Posted in
日々のこと
熊野です。
あまりにも厳しすぎる8月の陽射しに体力を削られながらも稽古の日々です。
昨晩の豪雨から少し涼しくなった気もします。
中野noteでも書かれている通り、
従来の立ち稽古スタイル(全員参加・順にシーンを追っていく)ではなく
二幕をやったかと思えば、ある日には三幕に飛び、飛び石になりながら
一つ、また一つ、とシーンを組み上げています。
そしてもちろん、ネットを駆使して情報を共有する必要があります。
PCを使い、ZOOMで稽古の様子を中継。
さらには、スマホで動画も撮っておき、共有できるようにしています。
カメラ2台ですが、それをみているメンバーのことを考えると、カメラの役割がなんと大きいことか!
詳しい、とまでは言えませんが、
ZOOMのことも、動画の撮影も知識が増えました。
唐ゼミ☆内でこういう事に疎かった自分でも、
やればできるものです。
長い長い読み稽古期間のある唐ゼミ☆ですから
立ち稽古はその場での身体性だ!
と思っているのですが、
今回は機材も駆使し
その場に居られない人も巻き込みながら、稽古進行中です。
2020年8月 6日 Posted in
日々のこと
津内口です。公演に向けた稽古が始まりました。
相手役を目の前に台詞を読むことの有難みを噛み締めています。(少人数ではありますが...)
相手とコミュニケーションをとるということについて、最近印象的な出来事がありました。
前にも書きましたが、劇場の仕事でシニア対象のダンスプロジェクトに関わっています。
プロジェクトリーダーは安藤洋子さん。
先日、おうちでできるダンスレッスンの動画を製作していただきました。
撮影中、"仮想シニア"として、私と中野さんも撮影に参加することになりました。
衣装をお借りし、簡単な振り付けを覚え、ドキドキしながら椅子に座ります。
さて・・・と思った瞬間、安藤さんから衝撃の一言。
「振り付け部分が終わったら、他の人と場所を変わったりして、自由に動いて」
「自由に動く」...これほど私が苦手にしていることはありません。
他の人と場所を入れ替わるのも、ちょっとした目配せや雰囲気です。
「どうすればいいんだ...!」と悩んでいる内に撮影が始まってしまいました。
安心できる振り付け部分は、あっという間に終わり、やってくる長い長い "自由" な時間。
同じ振り付けを繰り返してみても長くは続きません。
覚悟を決めて立ち上がると、即座に他のダンサーさんがそこに座り、私の椅子はなくなりました。
辺りを伺っても、私が座れる椅子は一つ。安藤さんの椅子のみです。
おそるおそる安藤さんに近づいていく、仮想シニアの私。
普段は明るく気さくな安藤さんですが、踊りの最中はまるで別人。強いエネルギーを放ちます。
観客として客席で安藤さんをみている時にもそのエネルギーを感じていましたが、
同じフロアに立った時に受けるエネルギーは想像以上でした。
エネルギーを間近に受け、すぐに目を逸らしてしまう私。
(今考えると、目があったかどうかも定かではありません。)
怯える私を尻目に、安藤さんは席を譲ってくれました。お情け以外の何ものでもありません。
「ま...負けた...」と思いました。
「踊っている人と、その場で起きていることとコミュニケーションを取って踊らないと面白くない」
「ダンサーは言葉を持ちなさい」
直前におっしゃっていた言葉が思いだされます。
若いダンサーたちにかけられた言葉ですが、私にもグサリと刺さりました。
私たち俳優は台詞をいただいているけれども、
果たしてそれを自分の言葉として持てていると言えるだろうか。
全身で相手とコミュニケーションを取れているだろうか。
安藤さんとの一瞬の勝負は完全な敗北でありましたが、(当たり前ですが)
とても貴重な体験をさせていただいたと思っています。
(水色のTシャツが私。カメラに被ってしまっている時点ですでに負けている。)
津内口
2020年8月 2日 Posted in
日々のこと
最近時間があるので、一人でよく作業しています。
基本的には、次の芝居の小道具やらセットやらを作るのですが、
同時にこういう時しかできない物づくりをやってます。
↑ 以前、作った工具箱(結構自信作)
↑ 最近コツコツ作ってるナイフ(多分人生で20本目くらい)
作るものはいろいろで、よく使う小道具(ナイフなど)をビルドアップしたり、
唐ゼミの作業効率を上げるために、棚や道具箱、収納関連のものを作ったりします。
もちろん、劇団のため、芝居のためなのですが、
本音を言えば、作りたいだけだったりもするので完全に自己満足の世界です。
そう、自己満足の世界なのはわかっているんです。
しかしながら、それでも、やっぱり完成した時にはこう思います。
「劇団員には褒められたい!」
しかしながら、我が劇団には上手に褒めてくれる劇団員のなんと少ないことか!
皆が工具箱や小道具のクオリティーにそこまで興味ないのは気づいているのですが、そういうことじゃないんです。
孤独にコツコツ作業しつづけているのだから、少しだけご褒美が欲しいのです。
では、唐ゼミの劇団員がどう褒めてくれるのか、特徴のある方達を例に挙げて検証してみましょう。
(以下、全て個人の見解です)
例1 椎野裕美子
椎野さんは本当に褒めるのがうまいので、作ったものを見せ甲斐があります。
何よりすごいのは、彼女は誰よりも僕の作り物(特に作業関連)に全く興味がないという点にあります。
それなのに、誰よりも上手に褒めてくれるところは、さすが女優さんです。
禿さんも上手に褒めてくれます。
褒め方に全く問題はないのですが、タイミングに問題があります。
完成の1〜2ヶ月後、すでに新しく作ったことなど忘れてしまう時期に、急に褒めてきてくれます。
褒められた嬉しさよりも「え、今まで気がつかなかったんすか?」って気持ちで溢れてしまいます。
例3 熊野晋也
一緒に作業する機会が多いので、工具箱など作業関連の道具について、改善されると喜んでくれます。
褒めてもくれるのですが、いささか胡散臭いのが玉に瑕です。
褒めなきゃって思った瞬間に、"ヨイショ・スイッチ"がONになる、「カチッ」という音が聞こえ、
終わった後にも、「カチッ」とスイッチOFFの音が聞こえます。
例4 米澤剛志
基本的に褒めるのは下手くそです。でも一生懸命褒めてくれます。
普段は無口で人見知りな彼なので、褒めようと頑張ってくれるのは本当にうれしいのですが、
急に大きな声になり、「わぁ」「へぇ」という擬音が連呼されます。
ちょっと一生懸命感が強くて、何か恐怖を感じることがあります。
例5 重村大介
彼の辞書に「忖度」という言葉がないので、褒めることはありません。
褒めるどころか、いつも軽くクレーム(悪口)を言ってきます。
上記の工具箱のときなどは、「使いづらいなぁ」「わかりにくいなぁ」って
小声で、しかし聞こえるように何度も言っていました。憎いです。
例6 新木遥水
作るものなどに興味がないため、食いついてきてくれません。
なので、「どうよ?」と聞いてみるのですが、条件反射の速度で「いいっすね」と返してくれます。
ノールックの高速パスすぎて、そこで会話が終了してしまいます。
ここまで書いてみて気がつきましたが、劇団員が悪い(重村除く)のではないのですね。
皆、素直な人たちなので、気持ちが出てしまうのですね。
僕に必要なのは、もっとすごいものを作る技術と見返りを求めない鉄の意思なのだと思います。
精進します。
齋藤
2020年8月 1日 Posted in
日々のこと
前回、唐ゼミとの出会いについて書きました。
今日は、唐さんの作品との出会いについて書こうと思います。
私が役者として演劇に関わるようになったのは数年前。
それまでは友人の芝居や、たまに大きな舞台を観にいく程度で
唐さんに作品は観たことははありませんでした。
4年前、角替和枝さんのお芝居講座に参加したことをきっかけに
唐さんの作品に触れることになりました。
授業の一環として、和枝さん宅の大画面でDVDで鑑賞したのが最初です。
演目は『秘密の花園』、劇団東京乾電池上演のものでした。
その時の私の感想は、何だかよくわからないなあ・・・というものでした。
和枝さんにも感想を聞かれたのでそのまま答えたところ、
「わからなくないんだよーーー!!」と大きな声で言われたのを鮮明に覚えています。
その1か月後、花園神社で唐組上演の『秘密の花園』を観劇。
色々観慣れていない私は、この時も正直まだよくわからなかったのですが、
初めてテント公演を体験し、何か心と体に熱いものを感じたことは確かです。
今思えば、和枝さんのお宅ではDVDだったからということも大きかったように思います。
3度目は少し時間があいて、唐ゼミの『ジョン・シルバー』。
私のドキドキが止まらなくなったあの時です。
この頃は芝居をて始めて数年たち、また色々な作品を観るようになっていたので
私の感じ方も少し変わってきていたかもしれません。
そして今、唐さんの作品を上演する側にいるということに、自分が一番驚いています。
中野さんや劇団員の皆と一緒に台本を読み解きながら、ひとつひとつ勉強しているところです。
まだまだ勉強不足で劇団員の皆には到底追いつきませんが、足を引っ張らないよう努力し
一歩一歩前に進んで行けたらなと思います。
2020年7月29日 Posted in
日々のこと
林です。
私は幼少期からクラシックピアノを習っていて、最近またよく弾いています。
唐さんの戯曲には歌がたくさんでてくることもあり、
腰巻お仙 をやった時にはアコーディオンで伴奏をしたりして
時々唐ゼミの舞台で楽器を弾くこともありました。
ワークショップでも劇中歌がとりあげられることもあって
最近また勝手にピアノで弾いてみたりしているのですが
ピアノを一人で弾く時と、歌に合わせて弾く時とではまるで勝手が違います。
例えば
これはピアノだけのための楽譜です。
右手と左手の分だけが書かれた楽譜です。
①が大体右手で弾く部分。
②が大体左手。
これは歌う部分も書かれた楽譜です。
①が歌のパートです。
私が一番違うと感じたのは小節線のまたぎ方です。
(1枚目で青く囲んであるのが小節線です。)
ピアノ独奏の時はメロディーも伴奏も両方自分でやりますから
メロディーに合わせて自然と進行するし、推進力もあります。
がしかし、歌を別の人が歌っていて、自分が伴奏だけを弾いている時
この小節線を一区切りと考えてリズムをとってしまいがちでした。
単純に、自分が弾きやすいという理由です。
でもだから、なんとなく、もたつくんです。
(歌う人は、そうやってピアノの都合でリズムを刻まれると、さぞやりにくかった
ことだろうと思います。。)
この解決策は自分もメロディーをちゃんと一緒に歌ってみること
と、自分が思っているよりも少し早く淡々と進むこと
です。
自分の都合になっていることは色々あって、
指使いが難しい部分でテンポが落ちる
とか
1音目と2音目が遠い場所にあって、もたつく
とか
弾く人の都合で楽譜の表現したいことが実現できてないときは要注意です。
(これはもう練習でどうにかするしか今のところ打開策がわかりません!)
これは稽古をしていても似ているなと思う時がよくあります。
せりふの言い方だったり、相手とのやりとりの中で、
自分の都合になっているところがあったら、ハッとします。いかんいかん。
物語の推進力のために自分ができることを探してまた稽古に挑みたいと思います。
ではまた!
2020年7月23日 Posted in
日々のこと
こんにちは、禿です。
7月末ですがまだ涼しさもあり
なんだか不安定な気候が続きますね。
本日も劇団ワークショップでした。
私も参加者の皆さんと一緒に聞いて勉強しています。
今日は登場人物の回でしたが、先日のワークショップでは劇中歌の回がありました。
唐さんの本では歌が頻繁に登場しますが
「風の又三郎」は戯曲もボリュームがあり歌も多くあります。
中野の前述の記事のとおり伴奏もサトウさんがカッコよく仕上げてくださっています。
歌の歌詞の内容も理解を深めるのはもちろんですが、
同じ歌詞でもシーンによっても意味が変わってくる。
見てくださる人に伝わるようにじっくりと修練していきたいです。
・・歌といえば
先月、作業に行き詰まり、とっさに出てきた歌が
「♪まいごのまいごのこねこちゃん〜」
久しぶりに口にしました。小さい劇団員にでも歌ったのか
困った時はそれに応じて勝手にでてくるものですね。笑
冒頭部分を自虐的に口ずさんでいたのですが(笑)
劇中歌を検証していた時期なので、口ずさんでいてふと歌詞の内容が気になってきて
そのまま歌い続けてみました。
ーーーー
まいごのまいごの こねこちゃん
あなたのおうちは どこですか
おうちをきいても わからない
なまえをきいても わからない
ニャンニャン ニャニャーン
ニャンニャン ニャニャーン
ないてばかりいる こねこちゃん
・・・・
いぬのおまわりさん こまってしまって
ワンワンワンワーン ワンワンワンワーン
ーーーー
アニメーションにして想像すると、
これはかなり絶望的なストーリーです。
子猫が泣いているのはまあわかるのですが
頼りになるはずのお巡りさんはもうお手上げどころか
言葉も違う。そしてその言葉たちを歌っている人間にも理解できない。
もう誰にも何にもわからない。
ちょっとした非コミュニケーションのホラーを感じました。
(ちなみによく知らない2番で解決するのかなあと検索してみたら、2番でもそのまま未解決で終わりました・・)
童謡も疑ってみるとなかなかに面白そうです。
是非皆さんも身近な歌でイメージ遊びをして楽しんでみてください/
2020年7月19日 Posted in
日々のこと
熊野です。
免疫力を高めるためにも、
俳優としての身体を作るためにも、
大切なのは食事。
美味しく、かつ、必要な栄養素を取れるかどうか。
もともと食べることが好きなこともあり、
最近の関心ごとです。
一日にとることが出来る食事の回数には限りがありますから
(馬鹿みたいに食べることもできますが、諸々を考えアウトです。)
一回一回が重要であり、楽しみでもあります。
唐ゼミにおいて、食に対する嗅覚が異様に鋭いのが中野さん。
僕が劇団に入って10年。
活動拠点の横浜でも、旅先の地でも、
うまいご飯を教えてくれるのはいつも中野さんです。
まだ浅草の花やしき裏に青テントをたてさせてもらっていた頃、
朝の集合時、マクドナルドを食べながら集まってくるメンバーがありました。
あの独特の食欲をそそる匂いに、
寝坊して朝を満足に食べられずにいた自分は
かなり羨ましく感じたのでした。
そんな僕とは対象的に、中野さんはボソリと言いました。
「一生のうちで食事の回数は限られているからなあ。」
そんな有限性について考えてみたことなどない
二十歳そこそこの自分には衝撃的でした。
思い出されたのは、
かなり短い時間しかなく、普通なら諦めるところ、
原付をとばしてお気に入りの店に蕎麦を食べにいく中野さんの姿。
そうか、そういうことだったのか。
毎回の食事でさえも全力投球。
珍しいなあと思っていたら
芝居のことを考えていたからなのだ...。
食事に限らず、
いつの時だったか
「一生に自分が上演できる本数は限られているから」
とも話してくれました。
これを聞いた時もハッとさせられました。
まして自分は俳優志望ですから、
その時期でなければ、という役もきっと沢山あります。
限りがあるのです。
我々の稽古期間は長いです。
じっくりじっくり一つの戯曲に取り組みます。
このスタイルは数こそ打てませんが、
だからこそ作れるものがあると信じています。
毎回の上演が一撃必殺の公演なのです。
『唐版 風の又三郎』
一生のうちの、大事な一回に向けて
日々準備を重ねています。
2020年7月13日 Posted in
日々のこと
こんにちは。劇団員の佐々木あかりです。
今日はとある舞台の稽古初日でした。
実は今回の舞台、短大を卒業して初めての
出演舞台です。
帰りの電車で私の人生初出演舞台を思い出しました。
私が初めて舞台に立ったのは、高校1年生。
私は高校でミュージカル部という珍しい部活に
所属していました。
そして人生初の舞台は1年生の文化祭での
学校の体育館にあるステージです。
今考えるととっても簡素な舞台ですが
当時の私からしたらそれも輝く夢の舞台。
それでもたしかに学校の体育館にしては
ちゃんとした機材はあった様に思います。
そして役柄は妖精。まさかの人外。
実は私、高校の時妖精とネズミと悪魔を演じています。
人じゃない役を高校にして3個もクリアするという
とんでもない過去。
ちなみにネズミ役は20歳にして人生で2回やってます。
(人間じゃない役については機会があればまた話そうと思います)
初めて舞台上に立った感想は
なんかふわふわしてんなぁ...でした。
とにかく暗いし舞台上は照明が強すぎて
暑いし眩しくて目が開かない。
幕の後ろにスタンバイして幕開けの1曲を
妖精らしく舞い踊ったわけですが
正直ふわふわしすぎてその時の事を全く覚えていません。
時々思い出すその感覚は
しばらく感じる事はないと思います
でも、決して忘れてはいけない。
またいつかどこかであのふわふわした
夢のような感覚が掴める日をたのしみに
がんばっていこうと思います。
初めての舞台。赤いさんかく帽子。
画質が悪くてすみません。
以上、佐々木あかりでした!
2020年7月 5日 Posted in
日々のこと
米澤です。
昨日のゼミログを読みました。
野外劇の「腰巻お仙 忘却編」。
僕が横浜国大に入学する前のことです。
かなり野蛮なところがありますね。
野外劇や、テントの場合もそうですが、
開放的なところがいいところだと思います。
外に向かって開放されていることで、
偶然の要素も加わってきます。
このあいだの横浜のみなとみらいでの「ジョン・シルバー三本立て」のテント公演では、
一本目「ジョン・シルバー」で
最後にうしろの幕が落ちて小春と紳士が海に向かって歩いていくシーンで、
どこからか鐘の音が、カーンカーン、と聞こえました。
会場近くの結婚式場の鐘じゃないかと思います。
みなとみらい地区には海の見えるオシャレな結婚式場があったはずです。
これは出番が終わって待機している時にテントの外で聞いたもので、
テント内の客席で音楽がかかっているなかで聞こえたのかどうかは分からないです。
そのあとで、休憩をはさんで上演した二本目「続ジョン・シルバー」では
小春と紳士が結婚した設定で再登場するので、
その音は物語から大きく外れたもではなかったと思います。
また別の時、
神奈川県秦野市のふるさと公園での「実朝出帆」では、
原っぱに組んだ地面から1mぐらい高い舞台からは周りの山々が見渡せて、
その山めがけてセリフを言うような感覚がありました。
稽古場ではなかったことで、その場だから感じることができた感触でした。
(実朝出帆の会場)
ただ、それを見ているお客さんは、
至近距離に舞台があって、役者が立っていて
その後ろには木が茂っていて視界をさえぎって、
景色は見えなかったと思います。
あと3月だったので寒かったと思います。
やる側としてのことを書きましたが、
もちろん見る方も劇場とはまた違う空気を感じてもらえると思っています。
秋に公演ができたらいいです。
2020年7月 1日 Posted in
日々のこと
津内口です。「つないぐち」と読みます。
初めてお会いした方に口頭で自己紹介すると、
「珍しい苗字ですね!」と言われます。ほぼ100%の確率です。
次に「どんな字をお書きになるんですか?」
この説明は慣れたもので、「津軽の津に、内外の内に、目鼻口の口です」と答えます。
小さい頃から父がよく電話口でこう説明していたので真似ているのですが
これ以上に上手く説明できる文言はありません。
ついでに出身地もなんとなく覚えてもらえて便利です。
全国に200名ほどいるらしいのですが、親族以外で出くわしたことがありません。
先日中野さんもゼミログで唐作品に登場する名前について書かれていましたが、
役名登板率No.1は「田口」だと思います。
前回『続ジョン・シルバー』で私が演じた少女・みのみも「田口」さんでした。
これは唐さんのお母様の旧姓だそうです。
ちなみに私の母の旧姓は「坪(つぼ)」。
ブログを書くにあたって由来を調べてみたら、古代津軽地方で一時期王国を築いたけれど
亡ぼされてしまった家系らしいということが発覚し、驚きました。
以前中野さんに
「将来、津内口は結婚したら津内口じゃなくなるんだな。
アイデンティティ半分以上なくなるな!」
と言われました。
た、たしかに...。
下の名前も覚えてもらえるように頑張ろう、と思っています。
津内口
2020年6月29日 Posted in
日々のこと
昨日のゼミログでも中野さんが触れていましたが、
絶賛スケジュールを組んでおります、齋藤です。
悩ましいスケジュールを組むときも、複雑な図面を書くときも、またこれを書いている今も、
大体ラジオを聴きながら作業しています。
基本的に誰かが喋っていないとダメで、ある時は落語ばっかり聞いていたこともあるのですが、
作業に集中しだしたり、ウトウトしたりすると
今話している「熊さん」や「御隠居」が、どの落語の熊さんで御隠居なのか混乱してしまうことが多く、
やはりラジオに戻りました。
↑ radikoとBluetoothのイヤホン、本当に便利。小学生からずっと伊集院光のヘビーリスナー。
ラジオを聴き始めたのは小学生の頃です。
ある時、母と姉から
「あんたの話は本当につまらない」「何が言いたいのかわからない」
「話し方をもっと考えて喋った方がいい」
と随分と辛辣な意見をいただき(本当にこの通り言われました)、ラジオで芸人さん達がどうやって喋っているのか
お手本にするためにしっかり聞くようになったのがきっかけです。
同じテープを聞き返しながら、ここでフリで、ここでオチで、と確認しながら聞いていました。
(今考えると、だいぶ暗い小学生ですね)
普段、人と話す時、特に説明する時もそうですし、
劇団の公演の時も、先日演出助手をやらせていただいたときも、
セリフの間や言い回しなど、この時のものが役に立っていると思います。
以前、地方公演の出発の日に大寝坊をしたことがあります。(まだまだ下っ端の頃)
先輩が家まで起こしに来るほどの体たらく。そのまま京都まで移動だったのですが、
車中の雰囲気も最悪で、当時免許を持ってなかった僕はそれを取り返そうと、
約10時間、運転手の先輩達に喋り続けました。
寝るなんてもってのほか、会話が途切れたら寝坊のことを責められる可能性を感じた僕は、
とにかく必死で、喋り続けました。
移動もあとわずか、大津に着いた時には、先輩から逆に「よく喋った」と褒めてもらえたほどでした。
人生であんなに頑張って喋ったことはあの時以来ありませんが、意地でも喋り続けられたのは
聴き続けたラジオのおかげであり、さらには母と姉の一言のおかげだと思っています。
小学生によくそんなこと言えるな、という気持ちはグッと抑えて、
感謝しようと琵琶湖をみながら思ったのでした。
齋藤
2020年6月19日 Posted in
日々のこと
最近、金曜ロードショーで「バックトゥザフューチャー」を放映してますが、
ついつい見てしまいますよね。
僕も、人生何度目かの "未来への旅" を見てしまいました。
↑ チラシはパート2が一番好き。本編はパート1。
そういえば30歳を超えたあたりから、それまでに見てきた映画を見返してしまうことが増えました。
ダイハードやランボーなどなど。展開がわかっているのに不思議なものです。
2014年、唐ゼミは「パノラマ」の公演のために京都にいました。
この公演の時は、宿舎でご飯を作ることが難しく、食事はいつも外食でした。
金銭的には厳しいもののやはり楽しみで、いろんな人に美味しいお店について嗅ぎ回ったりしていました。
しかしそんな僕に大きな障害が立ち塞がります。
この公演はその他様々なイベントも同時開催、日替わりで動きが異なるため、
打ち合わせも兼ねて、ほぼ毎日、中野さんとご飯を食べに行っていました。
この時、中野さんは何故か「リンガーハット」にばかり行きたがり、
結果として京都の食事は、2日に1回長崎ちゃんぽんでした。(ちなみに第2候補は「デニーズ」)
ちゃんぽんに恨みはありません。
むしろ好物に近いのですが、黄色い看板にばかり寄っていくので、僕は何度も中野さんに訴えました。
しかしいつも返ってくる言葉は
「どんなものが出て来るか、分かってるのっていいよな」
この時、中野さんは34歳、僕は29歳。あれから6年経ち、僕も35歳になりました。
中野さん、あの時の気持ちってこういうことだったのですね。
初めて理解できたような気がします。
齋藤
2020年6月17日 Posted in
日々のこと
気づけばアジサイが咲き誇り
じめじめ蒸し暑い梅雨らしい時期になりましたね。
Zoomにようやく慣れ始めたと思ったら
世の中オンラインでできる目新しいサービスがどんどん増えて(もともとあったのかも)
なんでもできるなあと感心しつつ
ついていくのに四苦八苦しています。
最近、話を聞いていてリンクしたことがありました。
何年か前に、マンガ家の竹宮惠子先生のお話を聞く機会があり
「すべてのコマは読者をひきこむトラップ」
とおっしゃってたのが非常に心に響きました。
そしてつい最近、ある映画監督の方がふと洩らした、
「1つずつのショットは映画としてつまらなくても、
前後の組み合わせでなんかおもしろくなったりするんですよね」
2つはニュアンスは違いますが
ある時から私もそういうことを考えるようになりました。
というより、そういう頭も持たないとという自戒ですが、
こういう言葉を聞くたびヒヤリハッとします。
上記はシーン作りの話ですが、役作りの話で考えると
唐さんの本は特にそうですが、役の大小はあっても
無気質なコロスという役はほとんどありません。
どんな役も愛らしく、おいしく、人格があります。
たとえ人格がなくても竹宮さんのおっしゃるように
1作品の中身である以上
どんな役もシーンも意味と役割があると思えます。
それに前の中野の棘の話じゃありませんが
どんな小さい役も高い殺傷能力を持つ可能性も秘めています。
(もちろん大きい役はそれだけでやりがいあります!)
ひとつの役の中でも、
ついつい欲または不安がでて
このシーンもこのシーンもこうやりたい!魅力的に成立させたい!と思ってがんばるあまり、
通してみると自分でもうるさく感じたり、意味が伝わりにくかったり
ただただ肉体が疲弊していくのを体感してきました。
古くは『ユニコン物語』(2006)で膨大なセリフ量を猪突猛進でつっこんで
声を枯らした時は、これは声に関してですが、
唐さんから「声には高中低、3つある!」とお叱りをいただきました。
ベースが日常より大声なのでついついそうなってしまいがちなのですが
今、丁寧に読み合わせで学んでいる、意味・感情に沿った、
それでいてダイナミックな冒険をしてみたいと思います。
もちろん
自分の肉体感覚と向き合うことも
役だけの感情の流れも大事にしなければいけない。
昔、中野に「木を見て森を見ず」とよくダメ出しをもらいましたが
両方の行き来が永遠の課題です。
「お芝居づくり、上から見るか下から見るか」の境地です、笑
ああ、あとは以上の課題を、愛と勇気を持って体現するだけ!
(↓すみません、見てはいないです...そして竹宮さんとは何の関係もありません)
2020年6月14日 Posted in
日々のこと
熊野です。
唐ゼミ☆でのリモート読み合わせを続けている他にも、
俳優仲間と遠隔で集まって読み合わせをしたり、
なんと、リモートオーディションというものも体験したり
狭いアパートの一室で、パソコンやスマホの画面を相手に芝居をしています。
昨日は「殺すぞぉ!」なんて物騒な事を叫んでいたので、
通報されないか心配です。
この遠隔での芝居作り。
相手役がいるとはいえ画面の向こうです。
タイムラグもありますし、声量だって相手に対して適切なのかわからない
相手を見ようと画面を見れば、カメラとズレがあるので目線がズレる。
触れることができれば解決するやり取りも、嘘をつかざる得ない。
台本の内容を皆で共有していくには十分な環境であるのですが、
役者としては、
「その場で起きることに、その場で反応して、打ち返す」ことが出来ているか
これが重要なチェックポイントになるので、なかなかのストレスです。
この感覚についての自問自答の日々は続きます。
「その場で起きること」を、いかに新鮮に捉えていけるか。
これを自覚的に毎回考えるようになったのは
唐組の春公演『ビンローの封印』出演時です。
稽古中、演出の久保井さんからのダメ出し
「熊、芝居をするな。その場に身を放り出してくれればいいんだよ。」
唐ゼミ☆の本番を観に来てくださった時にも、よく言われていたことで
これが悔しいかな、わかったようでわからない。
本番が始まってからは紅テントでの舞台を楽しみながらも、
今日の自分は「その場に身を放り出していられたのか」を考える日々でした。
『ビンローの封印』冒頭のシーンでは
一緒に出演していた重村さんとの掛け合いが続きます。
唐組への出演で、唐ゼミ☆の二人だけのシーンですから、かなりの緊張感です。
本番前は、二人で入念に段取りを確認し万全の態勢で臨んでいたのですが
ある日、事件が起こりました。
重村さんが、段取りを、間違えた。
瞬間、僕は相当焦りました。
緊張と焦り。身体が強張り固まっていく...
なんとか段取りを追いかけなくては...
その時、先輩・重村さんの目を見ると
「熊ちゃん、ごめんネ!後は任せた!」
という目をしていたのです。
その場で起きたこと全てを受け入れ、
舞台上に残る僕に全てを託した男の目。
な、なんだそれ!?そんなことできるの!?
重村さんを見ても、段取りの行き違いがあったことなど、誰にも分からない。
この先輩に対して「この野郎っ!」とムカつきもしましたが、
何故だか緊張や焦りは何処へやら。
むしろ、目の前の重村さんとキチンと舞台上でやり取りが出来ていました。
逆を返せば、
今までは目の前の重村さんとやり取りせず、
段取りの中の重村さんと芝居をしていたのではないか。
その日の本番は、その後の全てのシーンが鮮明だったように感じました。
重村さんによって窮地に立たされ、重村さんによって助けられたのです。
終演後、ひやりとした一瞬について久保井さんに頭を下げながら、
「芝居をしない。その場に身を放り出す」ってこういうことなのか...?
と考えていました。
きっと「段取りは守れ」とお叱りを受けると思いますが。
これについて考えると、
あの時の重村さんの目が、いまだに思い出され
腹が立ち、笑ってしまいます。
なんなんだよ、あの目。
2020年6月 7日 Posted in
日々のこと
こんにちは、佐々木あかりです。
ここ最近、先日の新木さんの
ゼミログで書かれていた
齋藤さんによる台本の読み方の勉強会に
私も参加させて頂いています。
私は桐朋学園芸術短期大学という
演劇専攻のある学校を卒業したのですが、
演劇の授業では台本を読み込むというより
台本は各自で読み込んでいき、
授業内では実際に声に出し動いてみて
作品を作る授業がほとんどでした。
また、ミュージカルコースだった事もあり
ダンスや歌などの実技の授業が数多くありました。
そのため、丁寧に台本を扱う授業を
選択することができるほどの余力がなく
これまで自己流の台本の読み方で
どうにか作品を理解してきたので、
こうして国語の授業のように丁寧に
台本を読み進めていく齋藤さんの
読み方は本当に勉強になります。
実は今日の朝も少し勉強をしたのですが、
今回は戯曲ではなく松任谷由実さんの
『春よ、来い』の歌詞の解釈でした。
各自でこの詞を解釈したのですが
復興ソングというイメージが強かったので
言葉の正しい意味を取れていないことが発覚しました。
例えば、溢るる涙の蕾から ひとつひとつ香り始める
という部分があるのですが
私は、死んだ人を思い、流す涙という蕾の
思い出という花が咲き始め、
春に近づくほど悲しみが増える。
という意味だと思っていましたが
『溢るる涙の蕾』涙に濡れたように見える雨に濡れた蕾
『ひとつひとつ香り始める』雨上がりの強く香る花
つまり、春の訪れが近いという言葉としての意味が
あり、そこで、
学術的に読んでいくことが必要。
先入観は時に邪魔になる事がある。
先入観と普遍的なもののバランスが重要である。
という事を学びました。
そういえば1年ほど前に永井愛さんの
『見よ、飛行機の高く飛べるを』という作品
を授業で学んだ時に、
うまく中身を理解できず、
先生に大きく直されたのを思い出しました。
その時は誤読していた理由がわかりませんでしたが
今日、数年越しにキャラクターと時代のイメージに
かなり引っ張られてた解釈をしていた
という事に気がつきました。
非常にスッキリした良い朝でした。
(わけもわからず書きまくった授業の台本。
恥ずかしいのでぼかしを入れました。)
2020年5月31日 Posted in
日々のこと
今日は劇団員の米澤が書きます。
秋公演に向けて小道具の準備を個人的に進めています。
過去の公演で使用したものを今回再利用できるのではないかと思って、
その小道具を使っていた人に連絡を取ってみました。
すると、その小道具をまだ保管しているとのことで、
これで少し小道具作成が楽になります。
その小道具を使っていた過去の公演というのは、2015年の野外劇「青頭巾」の東北ツアーのことで、
これは僕が初めて劇団唐ゼミにかかわった公演でした。
この時、僕はまだ劇団員でもなく、役者でもなく、ただの大学生です。
中野さんが横浜国立大学で受け持っていた演劇の授業を受講していて、
その授業の中身が、唐ゼミの前座を担当するというものでした。
劇団員の方が青頭巾を上演して、
9人の大学生メンバーで前座でパフォーマンスをしました。
その内容は、
公演地である秋田・山形・石巻・仙台にちなんだ歌謡曲の、
「みちのくひとり旅」「あや子のお国自慢だよ」「おしんの子守唄」
「石巻の女(ひと)」「青葉城恋唄」「フライデー・チャイナタウン」
のアカペラの大合唱をBGMにしながら、一人一人大声で自己紹介をするといったことや、
公演地ごとにオリジナルのご当地ラップを作って披露しました。
それと、
唐十郎作「青頭巾」の題材になった、上田秋成作の「雨月物語」に収められている本家「青頭巾」を
ダイジェストして寸劇にしてを演じました。
前座パフォーマンスの一番始めの演出は、
お客さんの視界に入らない物陰に隠れていて、
そこから急にダッシュで登場するというものです。
公演場所ごとに隠れ場所を変えて、
公園の東屋のかげ、河原の草むら、会場の横の道路にかかる歩道橋の上などを利用しました。
僕が初めて唐ゼミに関わったのがこれで、
この時は唐十郎の台本にもほとんど触れず、テント公演でもありませんでした。
でも、このときの経験がとても大きくて、その後の活動につながっていきます。
野外は開放的で気持ちがいいです。
またやりたいとよく思います。
(写真は山形です)
2020年5月27日 Posted in
日々のこと
最近、劇団のホープ・新木が音響オペレーションの勉強をしています。
講師は暇を持て余している照明の齋藤。
と言っても、この御時世集まって稽古することはできないので、
唐ゼミで過去に上演した作品の台本と映像を引っ張り出してきて、オンラインで勉強会を開いているようです。
今日は私の大好きな『下谷万年町物語』だというので、様子を覗かせてもらいました。
『下谷万年町物語』...2009年、初めて観た唐ゼミの舞台でした。
私が行ったのは千秋楽。当日券で入った青テントはぎゅうぎゅうの超満員。
陣取ったのはテポドン(青テントの柱)が真ん前に立ちはだかる上手の後ろ側。
すぐ後ろでは唐さんが観劇してらして、「なんだかすごいところに来てしまった」と思いました。
当時内容は全くわからなかったのですが、降りしきるサフランの薄紫色の花びらや、
池から出てきたお瓢さん、借景で飛び込んできた風景が美しくて圧倒されたことを覚えています。
それから1年後、この作品を再演すると聞きつけ、稽古を見学させてもらうようになりました。
この稽古が楽しかった!
意味不明だった台詞が、読み合わせや稽古を重ねていくうちに腑に落ちて、
どんどん鮮明になっていく実感がありました。
あんな風にお芝居がしたい!と思い、公演になんとか関わるべく、
いろいろな作業をし始めたのがことの始まりです。
『下谷万年町物語』があったから、今唐ゼミにいると言っても過言ではありません。
(ピンスポットを振っている当時の私。全然当てられなくて悔しかった。)
そんなことを過去の映像と、ぐんぐん進む齋藤さんの指導に必死に食らいつく新木を見ながら思い出しました。
(注射器をサフランに刺す椎野さんと、池から上がってくる水野さんが好きで何度も見てしまう。
この動画の視聴数、何分の一かは私が稼いでいるのではないだろうか。)
津内口
2020年5月24日 Posted in
日々のこと
スタッフとしての醍醐味の一つに、「報われない」ことがあると思います。
何日も徹夜して作った道具が、一瞬でボツになったり、思いもよらぬところにダメ出しが入ったり。
こんなこと、よくあります。
苦労を知ってる周りからは、よく慰められたりしますが、
手間をかければ良くなるわけではなく、努力や労力が関係ないところ、
そこに演劇的な面白さ、醍醐味があると思います。
あと、そう言った労力を無視できるのが演出家だとも思っているので、
「大変だったのに」という思いは飲み込むようにしています。
2015年、テントではなく花やしきの劇場を借りて行った『青頭巾』の時のことです。
中野さんから受けたオーダーの一つに
「トランクからヒロインが飛び出したい、EXILEみたいに」
という物がありました。
役者二人がトランクを奪い合い、縺れ合ってるうちにトランクから飛び出てくるといったものでした。
人一人を打ち出すカタパルト的な構造とその調整。
トランクをわからない様にすり替えるための仕掛け。(穴の中からトランクの枠組みがでてくるようにしました)
何よりキツかったのは、作業場所が野外で、しかも2月。
皆は稽古しなくてはなので、寒空の下、一人で夜中まで作業していました。
半ばノイローゼみたいな状態で作業を続けること、約2週間。
今までの人生でベスト3に入る、辛い時間でした。
そして迎えたリハーサル。
奪い合ってるトランクを机の上ですり替え、枠だけのトランクを設置、
机の中に仕掛けたせりから、飛び出るヒロイン!
はっきり言って自信作でした。
複雑な仕掛けが全て噛み合い、まるでマジックの様です。
苦労した分、感動もひとしおです。
まわりのメンバーも、これは凄いの作ったね、と称賛の声。
動画が残っていたので、ここに貼っておきます。
どうぞご覧ください。
これを見て、中野さんから一言。
「暴れてたのに、カバンと机がまっすぐなの、ちょっといまいちだね。まあ、別にいいけど」
・・・・・醍醐味ですね。
2020年5月17日 Posted in
日々のこと
お久しぶりです。林です。
毎回集合の際には私がゼミログを担当していましたが最近は
zoomでの読み合わせになり、劇団員がゼミログを順番に書いています。
というわけで久しぶりのゼミログです。
よろしくお願いします!!
なにを書こうかなと思いましたが、過去の劇団員の記事を見返し
あまり内容がかぶらないであろう作業についてのことにしました。
ででん。
ついに我が家にミシンがやってきました。
集合や作業で集まれないので、ミシンも自宅へとやってきたのです。
数年前からなんとなーく衣装の手伝いをし、
そのまま衣装を担当するようになりました。
作品ごとに何人か後輩をアシスタントのように巻き込みやっています。
当初は糸の通し方すらわからず、針を何度か手に刺し、学んだことといえば
刺さった時に痛みの衝動で手を引くともっと酷いことになるので
刺さったらひとまず動きを止める、です。なんてこった。
不器用さゆえ異様に時間がかかる時もありますが、
時代背景を調べるきっかけになったり、役柄の特徴を考える参考になったり、
台本を違う角度から見る作業でもあると思っています。
とはいえ、その役をやる人が持ってきてこだわって着ている衣装や
アイテムはやっぱりいいなと思います。
(私には思いつかなかった。。ということが多々。)
そんなわけで
「風の又三郎」も、どうやっていこうかとみんなで試行錯誤しています!
2020年5月13日 Posted in
日々のこと
劇団員バトンのようになってきましたが、
今回はわたくし、トクが書きます!
一気に暑くなりましたねー!
清々しい春はステイホームとともに過ぎていき
あれ、夏かな?と冷房嫌いの私でも冷房をつけようか悩む気温です。
唐突ですが、私は子どもの頃から「国語」が非常に苦手でした。
わりと成績優秀側で大学までやってきましたが、
小学校6年生の時
「作者の言いたいことをまとめなさい」という宿題で
先生から赤く大きなバツを付けられたショックを引きずり、ずっと苦手意識があります。
(ああ、今思い出してもそんなに大きくバツをつけなくてもいいじゃないのというくらいの
呪わしい巨大なバツ(笑)そしてノーコメント。)
それ以来かどうかは置いといても、現代文の「作者の言いたいこと」に正解する確率は低かったです。
時は過ぎ、大学。唐さんが横浜国大で教授でいらした頃。
舞台を作るゼミとは別に、唐さんのアカデミックな講義『舞台芸術論』を受けていました。
ゼミ生以外の学生が多かったものの、少人数制の専門科目でした。
その時は『ジャガーの眼』が教科書。
唐さんのお題は
シーンごとに分けて、そのシーンごとに
「テーマ」と「カウンターテーマ」を探ってみよう!というものでした。
当時は輪をかけて意味を読み取ることができませんでしたので
「テーマ」も???なうえに「カウンターテーマ(対抗するテーマ)」には
金ぴかのカバーの戯曲本を凝視しながら口を閉ざしてしまい、さぞ呆れていらしたことと思います。
まさしくちんぷんかんぷん状態でしたが
今になってこの授業を改めて受けたい思いに駆られます。
この作業は今非常に自分にとってありがたい教えです。
いまでも国語が得意とは言えませんが、最近作品がうまく飲み込めない時は
シーンごとに自分なりに一言で要約して全体を見るように心がけています。
いろんな発見も多いし、より作品に近づける感じがするのでオススメです。
改めて「カウンターテーマ」にも意識して読んでみようと思います。
大きいテーマ・イメージはいつも中野に聞いてみては
チラシ作りのヒントとさせてもらっています。
ということで今も修正を続けています・・・
そろそろバシッといいものが出来上がりますように。
改めて気合を入れたいと思います!
ではまた、
ごきげんよう。
禿
2020年5月10日 Posted in
日々のこと
熊野です。
GWが終わりました。
出演を予定していた『飛龍伝』が5月に延期となり、
稽古場で「しばしの別れ!」と一時解散。
遅くともGW明けには稽古再開の予定でおりました。
ところが、公演の中止が決定。
再結集は叶いませんでした。
無念です。
稽古場に行くこともなく、撮影もなく
誰かと芝居を作る時間がガクッと減ってしまいました。
唐ゼミの読み合わせがあるとはいえ、
直近の予定がぽっかりと空いてしまったのはショックでした。
こうなると僕は、生来がナマケモノなので
つい自堕落な毎日を過ごしそうになってしまいます。
本番がなくても、稽古がなくても、どう過ごすべきか。
かつて大先輩に
「お前は、365日、何日を役者としてキチンと過ごせたの?」
と問われた言葉が思い出されました。
本番がなくても、稽古がなくても、日々修練を積むべし。
頭では分かっていても、ああ、ナマケモノ。
このままではいけない・・・。
そんな折、プレゼントをいただきました。
盆栽。
松です。
いつもであれば世話を怠り、すぐに枯らしてしまうところですが
自分を律するためにも、絶対に枯らさぬように世話をしようと決めました。
そこで、育て方を調べていくと
長い目で見て、じっくり育てていくことがわかりました。
その期間はだいたい10年らしい。
10年。
10年後には僕は40歳です。
確かに毎日眺めていても日々の変化があまりにも小さく
「つまらねぇなあ」
と思っていましたが、10年とは想像以上の期間です。
そりゃ日々の変化も小さいわけだ。
この事実を知り、自分の決意を反故にしたくなってしまいました。
しかし、せっかくの頂き物を枯らしてしまうのも忍びない。
そう思いとどまり、考えました。
長い目で、忍耐強く、日々を重ねること。
それを苦手とするが故に、自分はナマケモノなのか。
目先の成果ばかりにとらわれてはならない。
「よし、やってやろうじゃねえか!」
日々、松に水をやり、自分もトレーニングを重ねています。
松にも自分にも、すぐに見える成果はないですが
継続こそは力なり。
松から教わり、自堕落な生活をなんとか回避しています。
とはいえ、やはり目先の成果も欲しくなり
先日、成長が早いマリーゴールドも入手しました。
こちらは驚くほど、あっという間に新しい花が咲きました。
華やかです。
でも、すぐに枯れてもいきます。
長期目標と、短期目標。
バランスですね。
2020年5月 6日 Posted in
日々のこと
2020年1月のある日。
東京の郊外に用事で行くことがありました。
待ち合わせの駅に早く着いたので
駅の周りを散策。
駅の前にコンビニはありましたが
すぐに住宅地になりました。
住宅地を歩いていたら
町内の掲示板がありまして。
え?なんだ?
よーく見てみると
これは!!!
チラシの写真に惹かれすぐに検索。
町田市民文学館。
早く用事が終われば行ける!
ということで、
閉館まで残り30分しかありませんでしたが
『三島由紀夫展』行って参りました!
サブタイトル
-「肉体」という second language-
入り口のこの展示の説明を読むと
三島さんが前回の東京オリンピックの
記者をしていたのと
関連づけての企画だそうです。
幼いころ病弱だった三島さん。
とある雑誌を見て、
これなら自分もできるだろうと
ボディービルを始めたらしく
その3ヶ月後には
ボディービル雑誌に特集で載る三島さん。
そこから剣道をやり
自衛隊に体験入隊をする三島さん。
それらの写真の三島さん全てかっこいい。
途中には三島さんが
前回の東京オリンピックで
書いた文章もあり
前回の東京オリンピックの
熱量が伝わってきました。
TOKYO2020関連イベントで
一番気持ちが高まりました!
僕も肉体を鍛えなければ!!!!
と、あれから4ヶ月。
以上、重村でした。
2020年5月 3日 Posted in
日々のこと
こんにちは。新人劇団員の佐々木あかりです。
唐ゼミ☆では昨日今日とリモート会議、
リモート読み合わせが開かれました。
リモートで行われる集合は慣れない事もあってか
なんだかいつも以上に緊張しました。
集合がリモート化したり舞台が延期になったりして
空いてしまった時間を使って私も身体作りを始めました。
私は身体を動かすのは好きなのですが走るのがとても苦手です。
いつもはダンススクールやプールに行き身体を動かすのですが、
そういうわけにもいかず最近は家の近くの川沿いを走っています。
ですが苦手なものは苦手で、20分程度で疲れて飽きてしまいます。
なので自分を騙すために気分転換で途中で縄跳びで
一通り遊んでからまた走るというメニューを考えました。
縄跳びもなかなかキツいのですが、
今のところは上手く騙されています。
夏頃までには1時間以上を軽々と走る事ができるよう
頑張りたいと思います。
(景色だけは良いいつものランニングコースです)
あとは、お家でジャズダンスやバレエを
オンラインレッスンや動画を見ながら踊っています。
家なので飛んだり跳ねたりする事はできませんが、
踊るのは意外と身体を使うので音楽に合わせて踊っていると
知らない間に身体をたくさん動かせるし気分転換にもなるので
とてもおすすめです。
(ここ1ヶ月ずっとこのDVDに世話になっています)
今後の課題は苦手な体幹のトレーニングを
どう継続して行うかということです。
公演の時には良い筋肉が付いていると信じ
これからも自分を上手く騙しながら頑張りたいと思います。
2020年4月26日 Posted in
日々のこと
こんちには劇団員の米澤です。
関わる予定だったいくつかの公演がなくなって、
今は秋の唐ゼミの公演に向けて台本を読んでいます。
それと外に出て体を動かしてみました。
横浜は坂が多いです。階段も多いです。
僕の家の近くもそんなかんじです。
人が少なくちょうどよさそうなところがあったので
階段をダッシュで登ってみました。
この階段です。
一段一段の踏み面が小さかった印象です。
とても疲れました。
外に出る機会が減ってなまってます。
こつこつとやらなければと思いました。
だけど本当に疲れました。
前回の公演の「続ジョン・シルバー」に
水槽から逃げ出した電気うなぎを捕まえるシーンがあって、
台本のト書に
「竹屋が、麿赤児であるならば、
彼はうなぎをつかまえるのに、
五体のみならず指先まで総動員させる。」
とあります。
必要に応じて体を総動員できるようしていきたいです。
唐版風の又三郎は台本が200ページ以上もあります。
はぁ...。
長距離走も必要です。やります。
2020年4月23日 Posted in
日々のこと
こんにちは。津内口です。
中野さんと一緒に二年半ほど劇場で働いています。
このご時勢ですので、劇場の公演は全てが中止。
公演も稽古もなく、人がいない劇場はひっそりとしていて寂しいものです。
例年4月は、1年のプログラムを考えて、公演が実現するように動き出し、
継続しているものは1年の計画を立て相談...とやらなければならない仕事が山ほどあるし、
たくさん人と会わなければならないので忙しい時期ですが、
事の収束の見通しがたたなくて計画を立てられない今年は
自分にできる仕事を必死に探しながらお家で過ごす日々です。
私は神奈川県が取り組む「共生共創事業」という事業のシニア劇団の担当をしています。
昨年度立ち上がったシニア劇団は、1年かけて準備してきた3月の成果発表会が
コロナウイルスの影響で中止になってしまいました。
シニア劇団員の方々と最後にお会いしたのも随分前のことです。
そこで、こちらの近況報告も兼ねてシニアの方々にお電話し、
まずはお元気かどうか、
そして、神奈川県の方針で8月末まで活動ができなくなってしまった事、
なんらかの方法で活動ができないか考えているのでお待ちいただくよう、
お一人おひとりお話ししました。
15名ほどに電話をかけ終え、リストもそろそろ終盤に差し掛かった頃、
そろそろお夕飯のお買い物に出かける時間になってしまうし、
急いでもう一件!と番号をプッシュ。
電話をお受けになった方に要件を矢継ぎ早にお話しし、
「またご連絡します」と電話を切ろうとしたそのとき、
電話口で「あの、」と呼び止められました。
「そんなに焦ってなにかをしようとしなくても良いんじゃないかしら。
カレンダーが一ヶ月先まで真っ白っていうのも、なんだか優雅で良いものじゃない?ふふふふふ。」
実に明るくて清々しいその声に、はっとさせられました。
私はスケジュールが埋まっていないと不安になる質で、
ついつい予定を入れ込みすぎてしまいます。
(そのくせ嫌なことは追い込まれないとやらないのでバーストしますが...)
なにも予定がなく、先行き不透明な最近の日々を後ろ向きに考えがちでした。
と同時に「自分が出来ることをしなければ」ととった行動を
誰かに押し付けることになっていないかなと、最近の自分を振りかえり...
真っ白なカレンダーを"優雅"と捉えた人生の先輩の明るさに、
視野が逆転しました。
「失礼なことを言ってごめんなさいね。」と言いながら笑う声につられて
私も大笑いし、なんだか晴れやかな気持ちで受話器を置きました。
仕事も、劇団の公演準備も、せっかく時間ができたのだから、
優雅に、じっくりと丁寧に取り組んで行こうと思います。
まずは俳優として、なまった身体を鍛えるところから!
自分が出来ることを自分に課すことは必要ですね。
頑張ります!
(さぼっていたバレエのレッスンを再開しました。
対面レッスンは出来ないのでお家でひたすら復習中。)
津内口
2020年4月19日 Posted in
日々のこと
唐ゼミでは、公演が終了すると映像をDVDに仕上げる風習があります。
というよりも、僕が映像編集にハマってしまった時期があり、
今でも作らさせてもらっています。
↑ 今まで作ったDVDとパソコンの編集画面
きっかけは2009年の『下谷万年町物語』。
今振り返っても非常に無茶な部分が多い公演でした。
出演者が多すぎてまともな楽屋スペースもない、11月の公演にもかかわらず数名の衣装はふんどし一丁、
挙句舞台上の水の中に飛び込んでもらったり。
そんな大変な公演でしたので、出演者の方達に何かお礼がしたい、
そこで思いついたのが、DVDでした。
せっかくお渡しするなら、ディスクだけでは味気ない。
販売品と見まごうような、引越しの時に捨てられないような、そんなDVDを作ろうということになったのです。
最初は知り合いの映像系の方に製作をお願いしていましたが、
徐々に自分で作るようになり、すっかりハマってしまいました。
作ってみて初めて分かったのですが、
本編の編集に始まり、オープニング、エンドロール、メニュー画面、DVDジャケット、ディスクラベルに、特典映像・・。
やり始めるとキリがありません。
唐十郎リサイタルの頃が一番のピークで、
大量のカメラが抑えた映像を全てチェック、CDも同時製作。
DVDの字幕モードに全ての曲の歌詞を打ち込み、タイミングを調整。
すごく苦労した覚えがあります。
↑ リサイタルのディスク。この時は後輩と一緒に作りました。お気に入りの一枚(実際は二枚)
そういえば先日、唐十郎リサイタルのDVDがヤフオクに出ていたことがありました。(
こちらの記事参照)
中野さんを筆頭に、皆、怒りと悔しさで盛り上がっていましたが、
僕だけが「16,000円」という金額にどこか誇らしげな気持ちを持っていたことは秘密です。
このご時勢ですので、最近は自宅ですっかり編集三昧の日々を送っています。
ジョンシルバーのDVDもようやく完成間近。
その時は改めてゼミログでお知らせさせていただきます!!
齋藤
2020年4月16日 Posted in
日々のこと
こんにちは。劇団員の米澤です。
今日は、唐ゼミ☆過去作品研究会でした。
演目は『ジョン・シルバー』。
普段から、中野さんが「唐さんに妙に褒められた」とおっしゃっていた
2002年、横浜国大に建てた紅テントでの上演でした。
最後のカーテンコールで挨拶されている唐さんのコメントからすると、
どうやら梅雨時期、6月の公演だったようです。
ちなみに、今日はお客さんは一人もいらっしゃいませんでした。
劇団からは、重村さん、新人のあかりさんが参加しました。
麻子さんも同じハンディラボにいたのですが、
私たちが来る前の時間から必死になって衣裳を作り続けており、
作業をしながら聞き耳をたて、
気になる場面がやってくると、近くに来てモニターを覗き込んでいました。
少し遅れて中野さんがやってきましたが、
遠巻きに台本づくりの作業をしており、
モニターを見たくないようにも感じられました。
そして、さまざまな長ぜりふがくる度に、難しい顔をして、
ブツブツ言いながら、巨大なホッチキスで分厚い台本を綴じていました。
以下、私たちの感想です。
重村
「オレは四浪してやって大学に入ったから、現役で受かっていたら
これを生で観れたんだなと思って。惜しいことしたな。
この前にオレは『小男』役をやったんだけど、
フライパンで床屋を殴るところは参考になるなと思った」
麻子
「正直に言って、『らくだの姉妹』の正解がいまだ分からず、
ずっと気になっている。いずれ何とかしなければ」
米澤
「自分でやった時にはわからなかった面白さを、客観的に観たことにより
発見しました。1幕が特に面白かったです。次に上演することがあったら、
『らくだの姉妹』のお姉さんをやってみたいです」
あかり
「去年に日本丸メモリアルパークで観たのとは、ぜんぜん別モノ。
『らくだの姉妹』がやってみたいナ」
5月は、『下谷万年町物語』を観ようと思います。
2020年4月 3日 Posted in
日々のこと
今日は実にいい天気でした。
トクです。
本日は米澤と2人で、2004年の唐ゼミ上演映像『盲導犬』を見てみました。
次回演目に掲げている『唐版 風の又三郎』の前年、
1973年に蜷川さん率いる櫻社に向けて書かれた作品です。
なので最近の唐ゼミ上演作品で言うと『唐版 滝の白糸』ともお話の雰囲気が似ています。
私たちが『盲導犬』を上演したのは
2004年に青テントを手に入れたばっかりの時と、
2005年の新国立劇場公演です。
椎野とダブルキャストで珍しくヒロインをやらせてもらいました。
昔の映像を冷静に見ることは難しい・・・
もっとこうすればああすれば、今やればもう少しわかりやすく・・など。
ついでに24歳の時のことはさすがにおぼろげの部分もありますが
ピンポイントで、当時の苦しんだ思い出などがまざまざと蘇ってきます。
1973年の櫻社による上演写真は、もう写真から伝説感が伝わってきて
緑魔子さんがコインロッカーの前で座っている写真を見て
想像で格闘しておりました。
どへたくそーと心で茶々入れながらも
何故かエンディングには手に汗握り、うっかり涙してしまいました。
米澤君は初めて過去作品を見て楽しかったそうです。
「犬のイメージがつながっていくのが素敵でした。」
見終わった後に本をめくると
一発目のセリフ「盲導犬とはどんな犬ですか?」が非常に意味深いです。
15年の時を経て、不服従の犬「ファキイル」に見つめられているような
心揺さぶられる機会になりました。
過去作品、反省かつ勉強になるのと、純粋にやっぱり唐さんの科白が面白い!
2020年3月 7日 Posted in
日々のこと
米澤が書きます!
帰りました!
5 日(木)のファンミーティングにマスターとして
初めて参加したことを書こう!
会場は都橋マーケットにあるバー「はる美」!
相方は禿さん。
『さすらいのジェニー』の稽古の合間をぬって重村さんも登場です。
今日のお客様はお一人。
グラフィックデザイナーをされているMさん。
私たちと関係浅からぬ方で、
劇団唐ゼミがKAAT神奈川芸術劇場・大スタジオで『唐版 滝の白糸』を上演した際に
衣装を担当してくださいました。
↓【唐版 滝の白糸のページ】↓
http://karazemi.com/perform/cat25/kaat-2013-11.html
横浜国立大学の大学院を卒業されていて
唐ゼミの生みの親である室井尚教授のゼミ生でもあった御方。
AKIRAの話が印象に残っています。
全員マスクで開催。たまたまです。
マスターとして接客をしていると思い出す出来事がありました。
昔コンビニ店員をしていたとき、
「そうじゃないよ!マニュアル通り接客してくれないと!」
と言われたことを。
マニュアル、マニュアル、マニュアル
やり方を押し付けるな。
俺は接客マシーンじゃないんだ。
轢かれたレールの上を行くだけの接客なんて。
私は思いました。
このバーはマニュアル通りやらない。
接客は臨機応変、毅然とした態度で。
当日のバーでの私の接客を振り返ると!
領収書の対応に思考停止無言、
ぎこちない笑顔、
目が笑ってないと言われ、
マニュアルがないため、どうしていいか分からず、
バーカウンターの中で挙動不審
マニュアル下さーい!
本物のマスターになるため鍛錬!!!
周りは風俗街でネオンがまぶしい怪しげな街です。
買い出しに行くため外を歩くだけでそわそわします。
でも中に入れば普通のバー。
劇団のこと、役者募集のこと、演劇と関係ないこと、世間話、なんでも!!!!
次回
<劇団唐ゼミ☆ファンミーティング>
日時: 3 月19 日(木)19:30~ ※隔週木曜日に開催、WS と週替わり予定
場所: 横浜桜木町都橋マーケット 2F BAR「はる美」
(http://karazemi.com/blog/cat55/post-1260.html)
予約: karazemi@yahoo.co.jp まで
私と林麻子、重村大介が出勤の予定です。
2020年3月 7日 Posted in
日々のこと
↑いつ連絡が来るのかなあ
代役の中野です。
3/7(土)9:00過ぎにこれを書いています。
昨晩は米澤剛志がこのゼミログの担当で、
木曜日に行ったファンミーティングの模様をレポートする予定でした。
しかし......、
今朝になってもまだ原稿が上がっていない......。
実は別件でも連絡を取りたいのですが、
一向にラインに既読もつかず、電話にも出ない。
そこで、私が間をつなぐことにしました。
いま椎野から聞いたのですが、
昨晩、椎野とは連絡を取り合い、
「夜のうちにゼミログをあげておきます」
と宣言していたそうです。
ちなみに、
別件を解決したくて着信を残した私への連絡はありませんでした(笑)
彼はアルバイトで、
神奈川県内で活動するアーティストたちのインタビューや
公演のレポートを作っているのですが、
昨今の新型ウィルス騒ぎで目当ての公演が中止になってしまった。
これではレポートが書けないと、困って津内口に連絡してきたそうです。
そこで、私が最近知り合い、
県央部で活躍しているクリエイターさんを紹介したいと思ったのです。
こんなにも彼のことを思っているのに(笑)
ゼミログ毎日更新を劇団で誓ってから4ヶ月強、
皆でつなぎにつないできたこの魂のタスキを
何とか米澤くん自身がアップしてくれるまで、
私が座長として間をつなぎ続けたいと思います。
とりあえずこの後、もう一回電話してみましょう!
2020年3月 3日 Posted in
日々のこと
3月最初の集合日でした。
熊野、米澤、佐々木あかりが出演を終え、集合に合流。
久しぶりに賑やかな集合となり、近況報告、読み合わせができました。
卒業公演を終えた佐々木あかり と、 寒さ対策で厚着の ちろ
おわかりいただけますでしょうか、
全体集合の写真の様子を撮り忘れ、苦し紛れのこの一枚です。
ああ。。
自覚を持って、次回から写真撮ります。
読み合わせは、前回の 重村・林 のみで読んだ部分を
もう一度全員で読むところから。
その日いるメンバーで中野さんが役をふりながら読んでいきます。
読み合わせでも、対象へのリアクションをしっかりせよ
と
小さな声でも的確に科白の意味をとって喋れるように
毎回、台本の中身にも、それをどう伝えるかの方法にも
両方に新しい発見があります。
あと、読み合わせしてると台本ばかり見てしまいがちなのですが
ふと顔をあげるとこちらを見て科白を言ってる相手役に気づき
反省します。個人的な今日の反省です。
そして!!
唐ゼミが今年から新しくワークショップとともに始めたファンミーティング。
3月から米澤もファンミーティングに参戦します!!
引き続き、3月中は重村さんもいますが、ニューフェイスとして米澤も加わります。
相方として唐ゼミの女性陣も参加しているので、
みなさま是非気軽に遊びに来てくださいませ!
では次回はしっかり写真を撮ってお届けします。
引き続きよろしくお願いします!!
(勝手に追加したよ。前回の集合の林麻子でした。by椎野)
2020年2月23日 Posted in
日々のこと
第3回ファンミーティングレポートはアシスタントの津内口がお届けします!
ファンミーティングっていう響き、なんだかくすぐったいですね。
マスター重村。
19:30オープンですが、15:00にシフトイン。
カウンター内にいるので全く見えませんが、めったに履かない革靴を装着。
最後のおもてなしにかける気合が伺えます。
重村さんと私は、横浜国立大学の舞台芸術論という授業をきっかけに
唐ゼミに入団しました。
唐組の久保井さんの演出で、唐作品を学生が上演する授業です。
私はこの授業が受けたくて、受験する大学を決めました。
重村さんは『愛の乞食』と『動物園が消える日』を、
私は『赤い靴』と『桃太郎の母』、『夜壷』を上演しました。
もう10年も前のお話です。(時が経つのが早すぎておそろしい...!)
この話は長くなりそうなので、またいつか、改めて。
ファンミーティングレポートに戻りましょう。
今回は2名のお客様。ありがとうございます!
(中央は終了間際に乱入してきた舞台監督・斎藤)
お一人は2010年の蛇姫様から欠かさず唐ゼミをご覧いただいているお客様。
2012年の足柄公演のテント建てワークショップにも来て頂き、
最近のはる美ワークショップの常連さんでもあります。
筋金入りの唐さんファンで、唐作品はほぼ全部読んでいらっしゃるとか。
学生時代にご自身も演劇をなさっていたこと、昔観た伝説の舞台のこと、
ワークショップの感想や今後唐ゼミに上演してほしい作品など
いろんなお話ができました!
もうひと方は、私がアルバイトをしていた時に一緒に働いていた先輩。
アルバイト時代、唐ゼミの公演があると長期のお休みをいただくこともありました。
同じセクションだったので一番迷惑をおかけしていたと思うのですが、
いつも「頑張っておいで!」と優しく送り出してくださいました。
もうそのアルバイトは辞めてしまいましたが、
今でも唐ゼミを観に来てくださっています。
久々にお会いできたのが嬉しくて、
お互いの近況報告に花を咲かせていたら、
なんと当日はお誕生日!
重村マスターからお祝いにいぶりがっこチーズonリッツが振舞われました。
おめでとうございました!
公演後の宴会では同じ方とこんなに長い時間
ゆっくりと落ち着いてお話しすることができないので、
直近の公演の感想から、パーソナルなお話まで、
ゆっくりじっくりお話しできる時間は新鮮で楽しかったです。
ファンミーティングって言っちゃったけど、
そもそも我々にファンはいるのか!?
きてくれる人はいるのか!?とドキドキでしたが、
そんな心配も杞憂に終わり、
「ファンミーティングって、良いものですねえ」と
水野先生ばりにひとりごちるのでした。
お越しいただいた皆様、どうもありがとうございました!!
次回のファンミーティングは3月5日!
昨日は春一番が吹いたようですし、そろそろ春が訪れるのでは。
はる美の目の前を流れる大岡川は、それはそれは桜が綺麗なので、
お花見がてら是非いらしてください。(まだ早いか...)
次回からは、大勝負を終え帰還した米澤剛志がマスターを務めます。
乞うご期待!!
(最後に撮った記念写真。最新のiPhone11で撮影したのに、写ルンですで撮ったような仕上がり。重村マジック。)
2020年2月16日 Posted in
日々のこと
本日のゼミログは重村がレポートします!
今日は劇団唐ゼミ☆集合日でした!
今日は劇団員の外部出演などで
少人数の集合でしたが、
雨にも負けずの熱い集合でした!
今日も『唐版 風の又三郎』の読み合わせをやりました!
今日は台本で出てくる岩波文庫について
中野さんの解説がありました。
岩波文庫の本のサイズが昔といまでは少し違うそうです。
昔の岩波文庫は、いまのより縦にちょっと大きいそうです。
ちなみに去年出版された
ハヤカワ演劇文庫の
『唐十郎Ⅰ 少女仮面/唐版 風の又三郎
/少女都市からの呼び声』
のサイズも普通の文庫本よりちょっと大きい。
僕が買った普通の文庫本サイズのブックカバーからも
ちょっとはみ出しちゃいます。
それゆえの存在感です!!
この『唐十郎Ⅰ』の文庫本は、
なんと劇団唐ゼミ☆ファンミーティングにも
置いてあります!
ということで、、、
劇団唐ゼミ☆ファンミーティング!
重村大介がマスターの回!
次回2月20日(木)で最終回です!!
前回お起し下さいましたお客様
ありがとうございました!
そして次回の予約をして下さいましたお客様
ありがとうございます!
重村ラスト!
精一杯おもてなしさせていただきます!!
相方のチーママは津内口さん!
『木馬の鼻』では夫婦役をやらせて
いただいたこともある津内口さんです!
ぜひ桜木町野毛のバー「はる美」に
いらっしゃって下さい!
まだまだ予約受付中です!
お待ちしております!!
2月20日(木)19:30
場所:横浜野毛 バー「はる美」
ご予約はこちらから!!!!
↓
karazemi@yahoo.co.jp
070-1467-9274
2020年2月 6日 Posted in
日々のこと
本日は1月に続き、第2回のファンミーティング@はる美でした。
第2回アシスタントの禿が、現場レポートをさせて頂きます☆
本日はこの冬一番の厳しい寒さの中、4名のお客様にお越しいただき
盛り上がりました!
当初はなかなかお客様が集まらず
危うく閉鎖の危機もありましたが、ふたをあければ
賑やかで楽しいひと時(皆さまそうであったことを願います)で
時間を忘れて語らいました。
(※掲載の許可をいただいております!)
唐組時代から現在まで長年のお付き合いのある気田さん、土屋さん、
なんと2004年の東大公演から観てくださっているお客さま、
建築家で小劇場勉強会会員の鹿野さん。
いい笑顔!
鹿野さんが撮影してくださった貴重な360度テント写真でひと盛り上がり。
素敵かつ素晴らしいので是非くるくる回してみてください↓↓
気田さんは現在ご自身の劇団の稽古中とのこと。
芝居、劇団の話にはじまり、音楽、映画、サブスクの話まで広がり
この前、「Netflix vs 映画館」的な大学教授陣のお話を聞いたばかりなので
リンクしてきたのが個人的に興味深かったです。
話題が尽きず、ああ、ただただ時間が足りない。
笑いに溢れながら、野毛の夜はしんしんとふけてゆくのでありました。
個人的には反省もあり、また次回に向けて徐々に改善していきたいです。
是非お時間と興味がございましたらご連絡ください。
重村マスターお手製の切り干し大根とツナのおつまみ等々もご用意しております。
意外と美味しいので是非注文してみてください☆
<劇団唐ゼミ☆ファンミーティング>
開催:隔週木曜日19:30〜(次回2/20、3/5〜) ※WSと週替わりです。
場所:横浜桜木町 都橋マーケット2F BAR「はる美」
ご予約方法:karazemi@yahoo.co.jp
次回アシスタントは津内口が担当予定でございます。
皆さまのご連絡お待ちしております。
おまけ。
マスター重村の入念な準備。いつになく真剣な眼差しで開店を待つ様子。
2020年1月27日 Posted in
お知らせ Posted in
日々のこと
しばらく稽古と本番で、集合を欠席していましたが、
本日は参加してきましたので、久しぶりに林がゼミログを書きます!
「NIPPON・CHA!CHA!CHA!」、無事終演致しました。
もう一週間が経とうとしています。
ダンサー、俳優、ミュージシャン。
いろんな人が集まって作品を創る現場は刺激的でした。
なんでも吸収したいと思って、
毎日一人一人のことをたくさん見ていた気がします。
ありがとうございました!!
(KAATの大スタジオでの稽古が始まって間もない頃の稽古風景。
:演奏をしてくださったBLACK VELVETSの山口ともさん撮影)
禿さんも本番を終え、久しぶりに会いました。
今日は別の現場へすぐ行ってしまうとのことだったので、
禿さんの写真を撮らねば!と思い、結果盗撮しました。
そして、熊野は今日が千秋楽。
『てぬるいとげ』、劇団員も観に行ってきました!
まだまだ外部出演は止まりませぬ。
次は2月!!
2月のトップバッターは、先日成人式を終えたばかりの佐々木あかり。
稽古真っ只中。昨日、初の通し稽古だったそうです。
彼女の学生としての最後の舞台! お見逃しなく!
桐朋学園芸術短期大学演劇専攻ミュージカルコース卒業公演
『くるみ割り人形』
◎原作
寺山修司『くるみ割り人形』
◎構成/演出/振付
スズキ拓朗
◎プロデューサー
野口和美
◎劇場
俳優座劇場(六本木駅)
◎日程
2/19(水)
14:00 コッペリア組
18:00 ホフマン組
2/20(木)
13:00 ホフマン組
17:00 コッペリア組
★佐々木あかりは、すべての組に出演します。
◎チケット
1500円
1月6日13時予約開始
チケットが完売される事が予想されますので
お早めのご予約をお勧め致します。
2020年1月24日 Posted in
日々のこと
1/23(木)に初回、唐ゼミ☆ファンミーティングを開催しました!
現場リポートは劇団員、新木遥水(あらきはるな)が務めさせて頂きます。
初対面で遥水という漢字で「はるな」と呼ばれることは珍しいです。
「はるみ」や「はるか」と呼ばれることが多いので、
今回お借りさせて頂いている「BARはる美」に親近感を感じました。
そして23日の寒く雨の降る夜。
有り難いことに三名の方にお越し頂きました!
大岡川沿いの一軒のスナック。壁には唐ゼミのポスター。本棚には唐さんの戯曲。
この空間でバーのマスターに扮した重村大介とともに
おもてなしをしながら、たっぷりと語り合いました。
なんて楽しい時間だろう!
普段スナックに行くことがない私にとって、
特殊な空間で唐ゼミファンの方と会うことは新鮮な経験でした!
初回ということで、
不安と緊張でピリピリと、また、ソワソワとしていましたが、
ドンとこい精神で!!!!
お話の中には私の知らないことがたくさんあり、
もてなす側でありながら、ものすごく楽しませて頂きました。
特に「唐版風の又三郎」の初演の話は刺激的。
良い夜でした。本当にありがとうございました!
来月も引き続きファンミーティング続きます!
是非、皆さんで語り合いましょう。
<劇団唐ゼミ☆ファンミーティング>
開催:隔週木曜日19:30~(2/6、20)
場所:横浜桜木町 都橋マーケット内 BAR「はる美」
ご予約方法:karazemi@yahoo.co.jp
2020年1月18日 Posted in
日々のこと
今日は病み上がり重村がお伝えします。
本日は綱島の倉庫で劇団集合!
今日は横浜でも雪が降りました。
そして今日はセンター試験でもありました。
僕はこの季節いつも体調が悪くなります。
(センター試験5回受けた影響か!?)
そしてこの前これ!
インフルエンザA型!
またかかってしまいました。
三年連続のインフルエンザ。
とほほ。
でも今年のインフルエンザはきつかった~!
39.9℃。
病院に行かないと死ぬ!
(ここまでは例年通り)
しかし月曜日は成人の日。なんと祝日!
病院はどこも開いてない!
インフルエンザは慣れてるつもりですが
タミフルなしのインフルエンザは
本当にしんどかったです。
熱冷ましだけで2日間を乗り切る。
その後タミフルを手に入れるも、遅れたタミフルのせいか
そこからも2日間苦しむ。
新年早々、インフルエンザに
なってしまった重村ですが、
昨日から元気に復活してしております!!
さあ今週は野毛のバーでの
ファンミーティングが始まります!
<劇団唐ゼミ☆ファンミーティング>
開催:隔週木曜日19:30~(1/23、2/6、20)
場所:横浜桜木町 都橋マーケット内 BAR「はる美」
ご予約方法:karazemi@yahoo.co.jp
まだお席ございます!
ぜひぜひいらして下さい!!!!
以上、やる気!元気!重村!がお伝えしました!
2020年1月15日 Posted in
日々のこと
劇団唐ゼミ☆在籍17年目。
劇団内では唯一の裏方、齋藤が今日はゼミログを書かせていただきます。
数日前のゼミログにも書かれていますが、僕は現在KAAT大スタジオで上演中の
『NIPPON・CHA!CHA!CHA!』という作品の演出助手として携わらせていただいております。
今日はその休演日。
年始からのハードスケジュールが一旦落ち着き、こうしてゼミログに登場と相成りました。
自己紹介がてら、少し書かせていただきます。
実家がレストランだったためか、大きく、すくすく育ち、大学入学と共に横浜へ。
受験の時に見たNHKの芸術劇場で興味をもち、入学してすぐに唐ゼミ入り。
大学1年から照明をやらせてもらって、そのまま、照明の道へ。
小劇場の演劇や舞踏の公演などに携わらせていただきながら卒業後も続けていました。
(ただ、普通にコンビニバイトもしてました。)
そのころの私(中央白いTシャツ)
もう7年も前の2013年。
右も左もわからずに、ただもうガムシャラに頑張って、いろんな方の力を借りて成功した公演。
舞台監督デビュー作が『唐版 滝の白糸』。場所は、KAAT 大スタジオでした。
これがきっかけで、照明から舞台監督へと転向、今に至ります。
KAAT〈大スタジオ〉での『唐版 滝の白糸』
少し舞台監督としても安定してきたかなあ、なんて一丁前に思っていたある日、突然のオファーがありました。
「演出助手をやらないか?」と。
面白そう、と言う直感だけで「やります」と即答。
しかし帰り道くらいで、ものすごく不安になりました。
演出助手は文字通り、演出家の助手として何でもこなし、
演出家が不在だったり、出演しているシーンなどについては、
演出家の目の代わりとなって舞台をチェックするのが仕事です。
舞台監督とは似て非なる仕事なのです。
稽古初日の緊張と不安はものすごいものがありました(実は、未だに毎日緊張してます)
不慣れなことも多く、また、たくさんの方に助けていただき、何とか本番に漕ぎ着けることができました。
演出助手としてのデビュー作もまた、KAATの大スタジオ、になりました。
話題は戻って、『NIPPON•CHA!CHA!CHA!』。
数日前の
ゼミログで中野さんも書いていますが、この本を読んで、
僕も如月小春さんの印象が完全に変わりました。
靴屋とマラソンランナーを軸に、劇中のセリフを借りれば「貧乏人の苦労話の成功物語」。
そしてそのドラマ裏にある、如月さんの「昭和」と「日本人」、そして気づくと「今の日本」も。
演出の山田うんさんは、言わずもがな世界的なダンサー。
演劇の演出は初めてとのことですが、横にいてたまに嘘なんじゃないかと思ってしまうこともしばしば。
それくらい作品に対して誠実で、鋭く、本当にすごい方です。
今回、初めて演出助手をやらせていただいて、今までのやってきたことが凄く活きているのを感じます。
唐ゼミでずっと中野さんの横で演出をみていたこと。
唐さんの本の中に出てくる、自分の知らない物事を一生懸命調べながらやってきたこと。
何より「作品を面白くするためには」をずっと考えながら過ごしてきたこと。
そういった唐ゼミで溜め込んだ様々なものを活かしながら、演出助手に励んでいます。
そういえば、如月さんはご自身の本の中で、
演劇を始める前、女子中学生のころに紅テントに近づいて、白塗りの役者に驚かされて逃げたエピソードを書かれていました。
また今回オオヒラ社長役の平川和宏さんは、状況劇場にいらっしゃった天竺吾郎さんと共演の経験があったり。
様々なことがリンクしているような気になっています。
公演自体は折り返しをすぎ、残り半分の後4回。
今回の公演は演劇だけでなく、ダンス版のNIPPON-CHA!CHA!CHA!も同時上演です。
うんさんの作る、演劇版、ダンス版『NIPPON-CHA!CHA!CHA!』も本当に見ものです。
まだ間に合いますので、ぜひご覧になっていただきたいと思います。
あ、林麻子も可愛いウェイトレスで出演してます。
よろしくおねがいします。
おまけ
誕生日、祝ってもらいました。恥ずかしかったです。
2020年1月14日 Posted in
日々のこと
こんにちは、新人の佐々木あかりです。
初めましての方もいらっしゃると思いますので、
今日は自己紹介をさせて頂きます。
私は、昨年より唐ゼミ☆に参加していますが
普段は桐朋学園芸術短期大学に通っています。
(学校についての話はまたいつか、改めて)
そして、今年度20歳になりました。
なので、昨日成人式でした。
今日はその成人式について書かせて頂きます。
↑成人式で着た振袖の写真
小学校の頃、テレビのニュースで流れていた成人式の風景は、
なんだか手の届かない別世界のようでした。
当時は中学生すら大人に見えいたし、
自分が本当に20歳になるなんて思っていませんでした。
だから実際に迎えてみるとなんだか変な気分です。
なんだ、何にも変わらないじゃん。
地元の友人の中には5年ぶりに会う人もいましたが、
友達が一目でわかる。
見た目も心も変わらない人ばかりでほとんどの人が
昨日まで会っていたかのような感覚。
単にクラスメイトだったというだけの人にも、
すぐに声をかけられました。
私は私で、なにも変わっていないようです。
↑七五三(7歳)の時の写真
確かにそのままじゃん。
私は黒と白の振袖に赤い帯を選んだのですが、
もうどうせだったら同じような柄の振袖にしたらよかった!
色々なことを思いましたが、なんだかんだとても楽しい1日でした。
私をここまで成長させてくださった皆さんに本当に感謝です。
成人になったと言えどもまだまだ未熟です。なので精一杯、色々と吸収して、
30歳、40歳の私は今よりずっと成長しているといいなと願います。
唐ゼミ☆ファンの皆さんにも、これから暖かく見守って頂けたら嬉しいです。
以上、佐々木あかりでした。
2020年1月 9日 Posted in
外部活動情報 Posted in
日々のこと
今日は劇団員の米澤が書きます。
僕は今、2月の本番に向けて稽古をしています。これです。
この公演は、
座・高円寺の中にある演劇学校「劇場創造アカデミー」の
10期生修了公演で、
僕は現役アカデミー生やアカデミー修了生のみなさんと
一緒にやらせていただきます。
劇場創造アカデミー
「大いなる平和」は、
イギリスの作家エドワード・ボンドの「戦争戯曲集 三部作」
の中の第3部で、戦争戯戯曲集が上演されるのは9度目と
繰り返し上演されている戯曲です。
過去の上演を見てみると
第3部だけで休憩を入れて約5時間なっていました。
とても長いです。
9月の唐ゼミのジョン・シルバー三部作の上演も長かったですね。
アカデミーの皆さんといいものができるように頑張ります。
どうぞよろしくお願いします。
出演 (10期生)
石田夏希
片桐健人
鳥飼健太郎
福本奈央
山下拓朗
荒木秀智(1期生)
宮尾昌宏(2期生)
山田宗一郎(2期生)
吉田彰文(3期生)
竹内朋子(6期生)
佐藤司(8期生)
大谷莉々(9期生)
賛助出演
米澤剛志(劇団唐ゼミ☆)
作 エドワード・ボンド
翻訳 近藤弘幸
演出
松本修〈第一章〉
生田萬〈第二章〉
佐藤信〈第三章〉
演技監修 木野花
照明 齋藤茂男
音響 島猛
衣裳 今村あずさ
メイク監修 清水悌
かつら 川口博史
擬闘 栗原直樹(WGK)
森永竜矢(WGK)
演出助手 牧凌平(7期生) 早川貴久(5期生)
竹田容子(10期生)
制作部 河島琴音(10期生)
舞台監督 佐藤昭子
日時 2020年
2月21日(金)14時★
22日(土)14時★
23日(日)14時
会場 座・高円寺1
料金 全席自由・税込
一般 2,500円
25歳以下 1,000円 ※観劇日に25歳以下の方に適用
[25歳以下のチケットをご購入の方]
前売チケットは引換券です。
観劇当日、本チケットと交換してください。
前売チケットの交換、当日券の購入共に、
年齢の確認できる身分証をご提示いただきます。
チケット発売日 2020年1月21日(火)
チケット取り扱い
■座・高円寺チケットボックス(月曜日定休)
TEL 03-3223-7300(10:00~18:00) 窓口(10:00~19:00)
※未就学児童のご入場はご遠慮ください。
※車椅子のままで観劇をご希望の方のために、
車椅子スペースを用意しております(定員あり/要予約)。
車椅子の大きさに制限がございますので、
詳細は劇場チケットボックス(TEL03-3223-7300)に
お問い合わせください。
※障がい者手帳をお持ちの方は、
座・高円寺チケットボックスでのご予約に限り、
1割引となります。
★21日・22日は託児サービスあり
ーーーーーー
2020年1月 6日 Posted in
外部活動情報 Posted in
日々のこと
ゼミログをご覧のみなさま
明けましておめでとうございます。
本日は熊野が担当します。
毎日ゼミログをチェックしていただいている方からすれば
担当が変わるたびに「明けましておめでとうございます」ですから
何回新年の挨拶を重ねるんだ?!
と思われているかもしれませんが、ご容赦ください!
本年もどうぞよろしくお願いします。
さて、
わたくし、昨年末のコント公演を終えてすぐに、
次回出演舞台の稽古に通っています。
文学座の稲葉賀恵さんと泥棒対策ライトの下司尚実さんによる新ユニット
《projectさざめき》の公演に出演します。
下司さんとは、昨年の夏にKAATで上演した『ビビを見た!』からのご縁で、
ありがたいことに旗揚げ公演にお声がけいただいたのです。
下司さんの初・長編戯曲『てぬるいとげ 』をみんなで囲み、読み合わせを重ね、
年が明けてから、本格的に立ち稽古をガツガツと進めています。
冒頭から立ち上げていき、明後日には通し稽古の予定です。
立ち稽古1回目から面白いシーンに仕上げてくる共演者を見て興奮し、
そこに稲葉さんの演出が入って、
さらに関係性が組み上がっていくのを見てまた興奮しています。
熊野自身の芝居は、というと、
いつものことながら、ただただ必死です。
とても面白く、やりがいのある役をいただいています。
演出と共演者とに揉まれて、毎日発見があります。
そしてこの座組、それぞれの出自が刺激的です。
順不同で上げていきますと
文学座
唐十郎
つかこうへい
野田秀樹
鴻上尚史
と、そこまで大所帯でもないのによく集まったなぁ、という面々と団体です。
稽古の合間には、お互いの師の話や劇団での話で盛り上がっています。
やっぱり皆、いろんな面白い話があるものだ。
と、稽古外でも刺激を受けながら稽古は続きます。
明日にはラストシーンに到達するのだろうな。
ああ、もう一度台本を読み直そう。
では、稽古場からはこの辺で。
本番を楽しみにしていてください。
以上、熊野がお届けしました。
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project さざめき 旗揚げ公演
『てぬるいとげ』
作:下司尚実(泥棒対策ライト)
演出:稲葉賀恵(文学座)
-1000年と1年と1秒と、
時間と時間と時間のはざまから、
ささやかに送られてくる記憶の物語。
【日時】
1/23(木)19:30
24(金)14:00 / 19:30
25(土)13:00 / 18:00
26(日)13:00
【会場】
アトリエファンファーレ東池袋
【チケット料金】
前売 4,000円
当日 4,300円
学生割 2,500円
【出演】
長尾純子 熊野晋也
下司尚実 三浦ゆうすけ
柴田美波 外山誠二
渡辺芳博
【ご予約】
《予約フォーム》
https://forms.gle/zfYxGVVutW5N8VRF9
《メール予約》
件名を【予約】とし、
①お名前②日時③枚数④ご連絡先
をご記入の上
projectsazameki@gmail.com
までご連絡ください。
団体からの返信メールにてご予約完了になります。
【HP】
projectさざめき
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2020年1月 5日 Posted in
日々のこと
みなさま!
あけましておめでとうございます!
今日のゼミログ担当!
重村大介です!
今日は
2020年新年一発目の
劇団唐ゼミ☆集合日でした!
劇団員は年末年始の
帰省などもあり、
ミーティング前から
テーブルの上が
お土産パーティー!
エネルギー満タン!
さあ今年もやるぞー!
劇団唐ゼミ☆第30回記念公演
『唐版 風の又三郎』
すでに始動しております!!
今日は
打ち込んだ台本のチェック、
仮チラシの修正、
公演場所のミーティング、
などなど。
いろいろ動き始めております!
そして、
なんと本年、
重村は
1月23日(木)から隔週で
野毛のBARはるみで
劇団唐ゼミ☆ファンミーティングの
バーのマスターを
やらせていただきます!!
<劇団唐ゼミ☆ファンミーティング>
開催:隔週木曜日19:30~(1/23、2/6、20)
場所:横浜桜木町 都橋マーケット内 BAR「はる美」
いったいどうなるんだああああ!!!!
みなさま野毛でお待ちしております!
2020年!
オリンピックイヤー!
すごい年になりそうです!
以上!
重村でした!
2020年1月 4日 Posted in
日々のこと
引き続き、お送りします。林です。
新年に入り、唐ゼミのトップページも変わってますので
ぜひご覧くださいませ!!
客演情報も掲載されています!
そして、引き続き「NIPPON・CHA!CHA!CHA!」のことを少し。
(↑1988年初演のポスター)
2020年は作者の如月小春さんの没後20年。
去年の12月19日が如月さんの命日でした。
2020年如月小春プロジェクトとして、今年最初の上演が
『NIPPON・CHA!CHA!CHA!」です。
如月小春さんの他の上演も観たい!
昨日が稽古初めでした。
本番に向けて着々と進んでいってます。
現役の高校生たちのパワーも加わり、活気ある稽古場です!
(神奈川芸術劇場公式ツイッターより)
どうぞお楽しみに!!
2020年1月 3日 Posted in
日々のこと
あけましておめでとうございます。
2020年が始まりましたね。
勝負の年、気を引き締めていきまっす!
というわけで今日は、林がゼミログを書きます。
1月10日(あと6日!)から神奈川芸術劇場で始まる
「NIPPON・CHA!CHA!CHA!」のことを書きたいと思います。
如月小春さんの作品で初演は1988年。
演出は山田うんさん。
演劇版とダンス版の2つから成る上演です。
唐ゼミ☆からは、斎藤亮介が演出助手を務めます。
私も演劇版に出演します。
山田うんさんや出演者の方との稽古は緊張の連続ですが
なんでも吸収したい、と日々勉強、挑戦です。
ダンサーである山田うんさんの演出は、劇の中身のことはもちろん
やはり体の使い方のことをおっしゃることもあり、
指先まで感情があるということを痛感しています。
2020年、最初の外部での本番がもう間もなく始まります!
「NIPPON・CHA!CHA!CHA!」
作:如月小春
構成・振付・演出:山田うん
音楽:ヲノサトル
公演スケジュール
1/10(金)18:30
1/11(土)15:00
1/12(日)15:00◎
1/13(月・祝)15:00
1/15(水)18:30
1/16(木)13:00◎
1/18(土)13:00
1/19(日)13:00
空間構成:光嶋裕介
照明:櫛田晃代
音響:江澤千香子
衣裳:池田木綿子
ヘアメイク指導:谷口ユリエ
演出助手:齋藤亮介
舞台監督:原口佳子
出演:
<ダンス版>
前田旺志郎
飯森沙百合 伊藤壮太郎 黒田勇 長谷川暢 山口将太朗 山根海音 吉﨑裕哉
<演劇版>
前田旺志郎
菅沼岳 鈴木陽丈 長谷川暢 松本涼花 村岡哲至
山口将太朗 山根海音 吉﨑裕哉
山田うん/平川和宏
【演奏】 BLACK VELVETS (ブラックベルベッツ)
(田中邦和 saxophone、山口とも percussion、ヲノサトル organ、テラシィイ guitar)
【街の人々(ウェイトレス・女子高生・ランナー他】
飯森沙百合 伊藤壮太郎 黒田勇
赤松怜音・池田紫陽・大條瑞希・亀井梨花・栗下莉佳・鈴木紫乃・鈴木里衣菜・竹内沙織・長谷川陽花・
林麻子・村田小万里・三浦加利奈・宮部大駿
2019年12月15日 Posted in
日々のこと
本日、シューイチ、劇団集合日です!
重村大介がお伝えします!
今日はとある施設で集合。
あっ!!!!!
貼ってありました!
2020.3.14(土)
室井先生には2005年の大学入学時から
大変お世話になってます。
もう15年、、、
15年使ってる
エレベーターに乗って
集合部屋へ。
今日の唐ゼミ☆集合は
本番や授業や風邪やらで
メンバーが少ない。
みんなファイトだああ!!!!!
今日は宣伝メールの話し合い。
本番が近づくと
違う劇団員が
同じお客さんに
同じ本番の宣伝を送る。
担当を決めて一人が送った方がいいのか
それとも逆に
みんなで送れるだけ送った方がいいのか。
結論:担当を一人決めて、みんなで送る。
ということで
みなさん!宣伝メール待ってて下さーい!
今日の唐ゼミ☆新劇団員 SANEYOSHI。
元気に部屋のソファーの上を走り回り
自分のポータブルDVDプレーヤーで
ワニさんが出る映像を見る。
チラッと見たら字幕!!
僕「すげー英語じゃん」
って言ったら
他の劇団員から
「それロシア語だよ!」
ってツッコミが。
僕「、、、、、」
恐るべし、SANEYOSHI!!!!!
以上、重村大介がお伝えしました!!!!
2019年12月 8日 Posted in
日々のこと
集合日でした。ということで、林です。
ここ最近の集合はいつも朝。
2014年〜2015年あたりから野外劇をする時に
稽古前にアップとして全員でランニングをしたコース。(の上空の写真)
身体が温まる。声も出る。もってこい。
さて、室内の我々。
年賀状の準備や、来年の公演に向けての準備をしたり。
年賀状の入稿を前に、パソコンにのめり込む岡村。(髪を切りました!)
楽しみにしていてくださいませ!!
今後、中野さんのnoteで話題に出るであろう事柄について、なにやら話す二人。
そして!!
彼の写真を取り損ねてしまったのですが、
熊野晋也出演のコント !!!
今月の12日からです。
今日も集合ののち、稽古へと向かっておりました。
(こちらはチラシ↓)
非凡集団T@KUMA コントライブvol.5
『鉄腕マルメラーデ
~1たす2は4じゃない~』
脚本・演出=山田ケンタロー
《会場》 新宿シアターミラクル
《日時》12月
12日㈭ 19:30
13日㈮ 13:00/19:30★
14日㈯ 13:00/19:30★
15日㈰ 13:00/18:00
★:アフタートーク&BAR営業
《料金》3,000円
《チケット予約》
こちらのフォームからご予約いただけます。
《公演HP》『鉄腕マルメラーデ』
コントライブ稽古の様子なども写真で載っているので
熊野のブログも覗いてみてください。
→
晋也のミッドナイト・ブログでは、また次回のゼミログで!!
林麻子でした!
現在位置は、
ホーム >
ゼミログ >
日々のこと
です。