2/10(土)劇中歌WSレポート
今日は「風の又三郎」最終回!
3幕すべて終わりました!
ゆっくりと贅沢に読んできましたが、今日で終了!
前回、とりあえず最後まで読むことを目標にしていたので、
今日は冒頭の織部とエリカの出会いのシーンを
読み、そこからラストシーンを再度読みました。
冒頭を読んでみると、高田三郎を追いかけるエリカの歌「エリカのかぞえうた」も出てくるし、
"お前の肉を食ってやる"というせりふが出てきたり、
織部が3幕で言うせりふが既に口ぐせのように出てきていたり。
わかっていたつもりでも改めて読み返すと、
思った以上に詰まっている!
3幕たっぷりやってきたので、なんとなく忘れかけていた冒頭の細かいやりとりを思い出しました。
そして、ラストへ。
ボロボロになっている織部に必死に声をかけるエリカ。
風の又三郎のズボンを履いても起き上がってこない織部にエリカの最後の長せりふ。
"人の肉をステーキに変え"
"墜落したヒコーキが浮かび上がり"
エリカ自身に起こった出来事をありったけ詰め込み、織部を励まします。
風の又三郎の姿になったエリカを見た織部は
力を振り絞って立ち上がる。
今日でワークショップは、おしまいです!
ご参加いただいた皆さんのおかげで、私もたくさんの
台本を色んな角度から見ることができました。
本当にありがとうございます!
「鐵假面」でお会いできるのを楽しみにしております!
1/27(土)劇中歌WSレポート
1/20(土)劇中歌WSレポート
1/13(土)劇中歌WSレポート
今日は、いよいよ高田とエリカの最終対決のシーンでした!
今まで追いかけ続けた高田三郎と再会したエリカが揺れ動き続けるせりふを何度も読みました。
まずは、前回の続きで、
「風の又三郎」のテーマを歌いました。
先週はなかなか難しかった母音だけでの歌唱。
だんだんとコツをつかんで、歌詞が浮かんで聞こえてくるようになってきました!
さて、台本の中身へ。
尼となったエリカに、電話ボックスから電話がかかってくる。
その声の主は、高田三郎!
赤いスカートが見たい、エリカを飛行機に乗せたい、次々とエリカに言葉を尽くす高田三郎。
しかし、エリカは死んでしまった彼の言葉を受け止めきれず、揺れ動きながら返事をしていく。
それでも諦めない高田三郎に心が動き始めた頃、ふと寝ている織部が目に入る。
会話を中断し、エリカは織部に服をかけてやると、
その姿を見て傷ついた高田は、
勢いよく電話ボックスのガラスを叩き割る。
破片を手に、高田はエリカに
これで織部の喉を切るようにと伝え始める。
ここから2人の会話が一気に集中し始める。
織部の動脈の音を聞き取るかのように、
一つ一つせりふをやりとりする。
高田の思いを受け取ろうと、エリカも言うことを聞いていたが、またもや織部が風邪を引かないかと服をかけ直す。
高田は集中の途切れた途端、声をあげて、
切れ!とエリカを催促する。
どっこいしょ、と体勢を整え直したエリカ。
しばらく動くことのなかった彼女が勢いよく切ったのは、
高田三郎だったのだ!!
というとこで今日は終了!
来週は、再度エリカと高田三郎が織部の動脈を中心にやりとりをするシーンから読み直します。
1/6(土)劇中歌WSレポート
新年一発目のWSでした!
今日読む台本に出てくるのと、気持ち新たに
「風の又三郎のテーマ」を歌いました!
まず、慣れ親しんだテーマの曲を今日は、
ハミングと母音だけで歌ってみました。
知ってる曲でも、母音だけだと歌えなくなるのが不思議。
母音でもしっかり歌えると、遠くまで声が届くような気が
個人的にしております。
さて、台本の中身へ。
今日は、織部とエリカが電話ボックスで再開する場面。
鳴るはずのない公衆電話、織部がびっくりして出ると、
その声はエリカ!
1番隅を見ると、エリカが尼さんの格好をして立っている!
ここで、エリカは「風の又三郎」の歌を歌う。
再開を喜ぶ織部だったが、信じきれず
「幻聴だ」とエリカの存在を拒否する。
しかし受話器を置いて対面すると
織部はエリカの手をとる。
エリカはそこで、とある提案をする。
エリカの髪に、織部が指を切って血を垂らし、
それを川に流そうというのだ。
その血は、高田三郎の肉を食ったエリカが流した血。
エリカの話す危険なおまじないにまた織部は戸惑う。
逃げようとする織部を見て、エリカは動揺し、
足元にあったお土産(淫腐が3幕の頭で、落としたもの)を
投げつける。
そこへ、淫腐と教授たちが戻ってくる。
と、ここで終了!
織部とエリカの駆け引きのような会話を何度か実験しながら
読みました。
ここからは、いよいよ高田三郎とエリカの最後の対面。
じっくり読んでいきますので
引き続きよろしくお願いします!!
12/30(土)2024年の劇中歌WS!
12/23(土)劇中歌WSレポート
12/16(土)劇中歌WSレポート
12/9(土)劇中歌WSレポート
12/2(土)劇中歌WSレポート
12月、1回目のWSでした!
もえるよカゲロウがー、の歌をやりました。
今日の目標は二幕をやりきる、だったので、
怒涛の登場人物を読み分けてもらいつつやりました!
さて、もえるよカゲロウが、の歌の歌詞はこんな感じです。
燃えるよ 燃えるよ カゲロウが
夏の入江に横たわる私の影で
カゲロウがあなたと共に燃えまする
どこかで波がさかまいて
どこかで砂が崩れると
浜辺についたあたしのね
膝の向こうでカゲロウが
おごりのとぐろを巻いている
この歌詞をどう捉えて、物語とどうリンクしているのか、が次回の課題です。
さて、台本へとうつります。
肉の取り合いの末、エリカが高田の肉に食らいつきます。
肉を食べられてしまった教授は、
ならば、その肉を食べたエリカの肉を切り取る!
と、テイタン版の「ベニスの商人」へと持ち込み、場を仕切り始めます。
まず、そこへ桃子、梅子がやってくる!
梅子の仇を取るべく、耳を切られた人物を、探して、ついに織部を発見!
エリカを助けに行こうとした織部の前に立ちはだかる。
気を取り直して再びエリカに向かう乱腐、とそこへ高らかなラッパの音が!
お次は、樫村三空曹。
彼は、テイタンの男たちが、事あるごとに気を引き締めるために見ていた映像の人、伝説の片肺飛行を成し遂げた男なのだ。
伝説の登場に教授は驚く。
樫村は、民生員の仕事を怠っているのではないか、とある人物を連れてくる。
それは大学生、老婆。
ここで、今までの登場人物ほとんどやってきた。
樫村の登場により教授の勢いが緩んでいたすきに、夜の男がエリカをかっさらう。
暴走した夜の男は、言うことを聞く気のないエリカをついに刺してしまう!
エリカを刺したのではない、この女の中に宿る高田三郎を刺したのだと訴える夜の男。
しかし、その男を恐れることなく、織部はエリカの元へと駆けつけ、刺された胸から出る血を吸うのだった。
夜の男が悔しさで織部の髪を引っ張るも、エリカにしがみつき血を吸い続ける。
と、二幕終了!
11/25(土)劇中歌WSレポート
11/18(土)劇中歌WSレポート
11/11(土)劇中歌WSレポート
今日は、「オルフェの唄」と「エリカのかぞえうた」の
2本立てでした。
低音から高いところへ向かう歌、とテンポがたくさん変わる歌
両方を欲張って歌いました。
1幕の終盤で織部を落ち着かせるため、
自らをエウリディケと名付け、歌を歌ったエリカ。
織部も気を取り直し、二人でテイタンの門を開けるも失敗。
今回やったところでは、再度テイタンに乗り込み、
高田三郎の肉まで接近。
長いせりふ、さらには「エリカのかぞえうた」まで
聞いていた織部は、ようやくエリカに声をかけました。
織部は人目につく前に、ここを出ようと手を差し出すも
高田の肉を持ったエリカに振り払われてしまう。
かと思うと、言うことを聞き入れないエリカに織部が
怒り、今度はエリカが様子を伺う場面も。
最後のせりふでは、「病院にお帰り。」と言われてしまい
また1幕のように、織部は取り乱してしまう。
しかし実は、スリッパを振り回す手を止めにかかったエリカの手を
つかむための作戦だった。
1幕の織部であれば、動揺したままで終わりそうなところですが
2幕では諦めず、エリカの手を引き、先導する。
とそのとき、今まで人形だと思っていた航空兵たちが動き出す!
というところから次回はやります。
航空兵たちが、バキバキと喋る場面、空気がガラッと変わります。
ではまた!!
11/4(土)劇中歌WSレポート
10/28(土)劇中歌WSレポート
(夜の男、エリカを思って暴れる)
今日も「オルフェの唄」からのスタート。
台本では、「ベニスの商人」の物語を確認して、
再度、二幕冒頭を読みました!
「ベニスの商人」の裁判シーンから始まる第二幕。
前回もやったので、今回はどこからテイタン版になるのかを注意しつつ読みました。
教授と乱腐がしばしもめた後、
テイタン版では、アントニオの肉は切り落とされる!
さて、ここからは新しい場面へ。
切り落とされた肉は、高田三郎のもの。
この高田三郎の肉を教壇に置き、
乗り逃げの事件へと話題はうつります。
航空兵は、高田三郎の二の舞になるのではないか、
と、周りにいる航空兵たちを見回していたところ、桃子と梅子がドカドカとやってくる。
一幕で、顔を切り刻まれた梅子を連れて
桃子が、テイタンへと犯人を探しにやってきたのだ。
がしかし、屈強な男たちに囲まれ、
さらにはスルリとやってきた夜の男に殴られてしまった桃子は、梅子の手を引いて一旦退出!
さて、夜の男。
彼はエリカを思い、テイタン周りをうろついている。
高田三郎がエリカのために飛行機を乗り回したことを思い出し、やり切れぬ夜の男は腐蝕した高田三郎の航空服に掴みかかり踏みつける。
がしかし、またもや上空にはヒコーキの音が響く。
夜の男がその音から逃げるように舞台上から消えると、航空兵たちの中から2人が立ち上がる。
エリカと織部である。
変装し、テイタンへと乗り込んできたのだ。
エリカは、教壇へ向かい、切り落とされた高田三郎の肉を持ち、頬ずりする。
それを黙って見ている織部。と、来週はここから。
エリカのせりふから、だんだんと高田三郎が浮き上がってきます。
11月も「風の又三郎」!
実はまだまだ劇中歌あります。
途中からの参加もお待ちしてます。
10/21(土)劇中歌WSレポート
(「ベニスの商人」をテスト中のテイタンチーム)
「オルフェの唄」の第二回目。
低音を恐れず、それぞれの声を生かして歌えるといいなと思う曲です。
今日は一幕ラストをもう一度、テンポアップして読みながら、二幕もやりました!
♪昔オルフェのさまよえる
魔物の里の伝えでは
蛇にかまれたエウリディケ
↑
ここまでをみると、近い音をゆらゆらと動くようなメロディー。もし歌いにくい場合は。
①むー、かー、しー、オー、ルー、フェー、のー、
というように、一個ずつ同じ長さにして、伸ばして歌ってみる。
②それができるようになったら、
今度はフレーズを意識して大きく捉えて歌う
〜むかしオルフェのさまよえる〜
〜まもののさとのつたえでは〜
などなど。
先を思いながら歌うと意外とスムーズにメロディーを捉えられる時があります。
そして、台本へ。
二幕は、シェイクスピアの「ベニスの商人」のテストをしている場面から始まります。
棺の中の高田三郎をアントニオー!
と呼ぶ教授と三腐人。
彼の肉を一ポンド切り落とすため、シャイロック役の乱腐はナイフを持って棺に向かう。
そして、切り取った肉を教壇に置く。
「肉」!
と、今日はここまで!
次回はこの続きをやります!
10/14(土)劇中歌WSレポート
10/7(土)劇中歌WSレポート
久しぶりにワークショップに来てくださった方もいたので、今日は1幕ダイジェスト!
今日取り上げたのは、
1、織部の登場〜又三郎と出会う
2、織部の耳切られる、又三郎現れる
3、又三郎、正体をばらし織部の耳を手がかりに高田三郎へ近づく
というような場面。
1、では、テイタンから教授、三腐人から逃げてきた又三郎が始めは相手にしなかった織部と打ち解けていく様子に気をつけながら読みました。
そして、最後は、目的である高田三郎のことを思い出し、又三郎は織部に別れを告げ、再びテイタンへ乗り込む。
2、は、教授、三腐人、夜の男、という屈強な男たちに囲まれた梅子を陰で見ることしかできない織部。
(今思うと、この物語のラストでこのどの男たちにも立ち向かっていく織部はかなりの変化を遂げている!)
梅子によって切られてしまった耳のせいで、いつも励ましのように聞こえてきていた歌が聞こえなくなる。
3、何重にも聞こえていた歌の中から、又三郎が現れる。
織部の切られた耳をじっと見ていると、高田三郎のいる下界へと向かう手がかりになるのではないか、とエリカは思いつく。
今まで隠していた正体をバラしてでも高田三郎に会いたい。
赤いシュミーズを惜しみなく見せつけて、織部の耳を借りたいと願い出る。
このあと、織部はエリカの正体が女だとわかって動揺。
エリカもまた織部が精神病院から抜け出してきたことを知り、
又三郎であることを約束する。
落ち着きを取り戻し、織部の耳を借りたエリカは、死んだ高田三郎に会えるのか!
さて、来週は、1幕ラストと、2幕冒頭をやりたいと思います。
2幕は、またもやテイタンの面々が登場。
課題曲も新たに、取り組みたいと思います!
ではまた!!
9/30(土)10月の劇中歌WSのお知らせ!
9/16(土)劇中歌WSレポート
9/9(土)劇中歌WSレポート!
「エリカのかぞえ歌」を課題曲に読み進めてきました。
高田三郎の存在を追い続けるエリカを歌った歌です。
そのエリカ同様に『風の又三郎』には、
登場人物たちそれぞれに思いを寄せる人がいます。
どんな矢印が向いているか今までのWSまでのところを
おさらいしてみましょう!
エリカ→高田三郎
冒頭のト書きからも、「エリカのかぞえ歌」からもわかるこの矢印。
物語の出発となるのは、エリカが死んだ恋人を探すところから。
織部→又三郎
登場の冒頭からも"きみ"のことを思い出していたというせりふがあります。
その後、又三郎の変装をしたエリカに遭遇した際には、
一方的に思い出話をどんどんと語ります。
又三郎の正体がエリカだと分かってから織部がどう変わっていくかを
今後読みながら見ていきたいところ。
教授→夜の男
航空学校を退職した後、なぜか夜の男だけはテイタンに務めなかった。
そんな彼に月の上ったころ、再会した教授は涙ながらに喜ぶ。
しかし夜の男の様子はどうやら違って。
夜の男→エリカ
教授と再会した夜の男。教授の喜びの涙とは違い、
夜の男にとっては気まずい再会だった。
というのも彼の目的は女性であるエリカだった。
航空学校を退職後、彼が一人テイタンに務めなかったのは、
教授・三腐人たちのいる"二"の世界には馴染めなかったから。
そしてエリカと再会した彼は真っ直ぐに暴走していく。
風の商人(宮沢先生)→織部
1幕のラストで宮沢先生であることがわかりますが、
今のWSではまだ風の商人として登場中。
患者であるはずの織部が病院を抜け出しても、変装をして
彼の行動を見守っている。
梅子→桃子
先週初登場したこの二人。ヒロポン中毒者の桃子の後をついて周り
注射器を折ってしまった梅子は「なんでもする!」と言ってすがる。
桃子のために、梅子は織部をターゲットに声をかける。
と、今読んでいる登場人物たちの矢印を描いてみました。
実は、まだこの後も矢印が増えます。
次回は、織部と又三郎が久しぶりに再会します。
エリカが正体を明かし、「高田三郎」への手がかりを見つけ出していく、
など盛りだくさんの会話。
お楽しみに!!
9/2(土)劇中歌WSレポート
8/26(土)劇中歌WSレポート
8/19(土)劇中歌WSレポート
8/12(土)劇中歌WSの9月開催日!
今日はワークショップはお休みでした。
というわけで、9月のスケジュールを
お知らせさせていただきます。
<9月の開催日>は、
2日、9日、16日、30日を予定しております!
2幕にまでたどり着くと、新しい曲が待っております。
例えば、オルフェウス神話を歌った曲や
エリカが肉に食らいついた時に高らかに歌う曲など!
(2幕、高田の肉をめぐる戦い!)
主にその2曲を歌えるように目標を掲げ、
今後は台本を読んでいこうと思っております。
今取り組んでいるところでは、
又三郎として変装して奮闘するも、
死んだ恋人"高田三郎"にはまだ接近できておらず、
彼を隠しているであろう男"教授"との対決が続いています。
そして又三郎ではなく、"エリカ"として恋人を探す場面へと入っていきます。
又三郎と思っていた人がまさかの女だったとは!!
という織部にも注目しつつ、台本を読んでいきます。
8月もまだまだご予約お待ちしています。
9月からのご参加も大歓迎ですので、
興味のある方はぜひ!!
8/5(土)劇中歌WSレポート
8月に入りました!
引き続き課題曲は「エリカのかぞえ歌」
パートによって歌い方を分けるには
どうしたらいいかを考えつつやってみました!
「エリカのかぞえ歌」はおよそ2分間あります。
劇中歌としては他の歌よりも長め。
しかも歌詞を見るとわかる通り、登場人物が
変わり、気持ちが変わり、風景が変わる。
今日特にやったのはこの部分。
♪かけもちだとは知りつつも
かけた情けは 空手形
ええしょんがいな
この上は 墓の中から幽霊と
いいもあえずに のりこゆる
"ええしょんがいな"は
最も音が高いところ。
というだけあって、気持ちが高まるのもこの部分。
〜空手形 の部分からこの"ええしょんがいな"
の繋ぎの部分に最もエネルギーを使ってみる。
その後は、自分も死んででも会いにいくのだ
という決意を固めるところへ向かう。
なので
<こ>の上は <は>かの中から <ゆ>うれいと
という風に、<>部分の発音を強めにしてみる。
という感じで実験しつつやってみました。
本編では先週と同じく、教授と又三郎のバトルを
再度おさらいしつつやりました!
劣勢の又三郎が意を決して「二円」の
夢の話を切り札にする。
すると教授は一気に追い詰められる。
次回は「エリカのかぞえ歌」のラストパートと、
本編の台本は追い詰められた教授のとった行動をやります。
ではまた!!
7/29(土)劇中歌WSレポート
7/22(土)劇中歌WSレポート
第3回目!
今日から「エリカのかぞえ歌」になりました。
高田三郎への思いが詰まった曲です。
曲の歌詞はこんな感じ。
♪一かけ 二かけ 三かけて
四かけて 五かけて 色仕掛け
駆け落ちしかけて ちょい待った
<高田三郎への色仕掛けを思わせる
エリカのパート。とそこへ
「ちょい待った」の声がかかる。>
♪はるか向こうをながむれば
一七八の姉さんが
髪ふり乱して駈けてくる
兄さん兄さんどこゆくの
わたしをどうしてくれる気か
<なんと自分よりも若い女があらわれる!
このパートからテンポがアップし
リズムも細かく刻まれ、
駈けてくる雰囲気が漂います。>
と、この後、1フレーズほどの少し長めの伴奏。
駆け落ちするつもりのエリカは恋やぶれ
さらには高田三郎も死んでしまったところまで
時間が流れます。
曲の雰囲気もガラッとここで変わり、
テンポもゆっくりになります。
♪掛け持ちだとは知りつつも
かけた情けは 空手形
ええしょんがいな
この上は 墓の中から幽霊と
いいもあえずに のりこゆる
<恋やぶれ、高田三郎もいなくなってしまい
虚しさが募っていく。
がしかし、エリカは決めたのだ。
自分も死んで、会いにいくと!>
と、今日はこのパートまでをじっくりやりました。
1曲の中にも、登場人物が3人。
さらには時間の経過もありますので、
次回はこのラストのパートまでを含めやっていきます。
戯曲はというと、新しく「夜の男」が登場。
テイタンを覗き込み、彼もまた何か企んでいるのか。
織部がいくら話しかけても「コンバンワ」としか
言わない男。
テイタンから現れた鶏をひねり殺し、去ってしまう。
というところまで!
では、また来週!!
7/15(土)劇中歌WSレポート
「風の又三郎」第二回目!
出会いのシーンは、いろんな要素が詰まっているので、
再度おさらいをしながら、先へ進めました。
前回は、「風の又三郎」と自分で口走った後、
同じく「風の又三郎」と声をかけてきた青年・織部とのやりとりをやりました。
早くテイタンから離れたいためにエリカは
会話を終わらせようとしますが、
織部は懐かしい友に出会ったと思いこんで話が尽きない。
聞こえてくるヒコーキの音で高田三郎を思い出したエリカは、うっかり織部に強い口調で答えてしまう。
その時、カンチョウが落ちる。
あっ!!
三腐人から逃げてきた時、うっかり紛れ込んでしまったであろうアイテムにエリカ自身も焦る。
面白がる織部は、ライターで炎をつけてみせる。
そんなやりとりで、少し気を許したエリカは織部に名前を尋ねる。
織部は、名を覚えてもらえていなかったことに傷つきもしたが、
「風の又三郎」の主人公としての憧れをエリカに語るのであった。
と、今日はここまで!
少し気を許したエリカが、この次に歌うのが
エリカの数え歌。
次回はこの歌からやります!
7/8(土)劇中歌WSレポート
「風の又三郎」第一回目でした。
テーマ曲であるこの歌からスタート!
♪どっどどどどうど どどうどどどう
宮沢賢治の「風の又三郎」で
出てくるこの表現。
その次からのフレーズは、
♪ふるさと 捨てて 巷に住めば
あの子も恋し この子も恋し
と続きます。
1幕は、死んだ恋人を探すエリカを
描写したト書きから始まる。
テイタンに変装し向かったエリカの
とっさに口走った「風の又三郎」という名に
生徒たちは大喜び。
その後、テイタンへの侵入に失敗したエリカは
病院を抜け出して町へ戻ってきた少年・織部と出会う。
" 君は、もしかしたら、
風の又三郎さんじゃありませんか?"
エリカはさっき口走った
「風の又三郎」という名で呼ばれ、
うっかり足を止めてしまう。
と、今日はここまで。
この出会いのシーンを来週ももう一度おさらいし、
次回は、織部が思い出話に盛り上がる場面です。
それではまた!
7/1(土)劇中歌WSは「風の又三郎」!
7月8日からのワークショップは
「風の又三郎」です!
唐ゼミが2年上演した作品です。
というだけあって、私自身も
このせりふ言いたい
この歌はこう歌いたい
このシーンはこんな顔したい
だの、思ったりもすることの多い台本です。
そうは言いつつも、
自分の中には思い浮かばなかった可能性を探りながら
参加者の方と読んでいけたらいいな
と思っています。
3幕までたっぷり新しい曲が登場する作品でもあるので
実はこんな歌あったんだ!
というところも楽しみつつやりましょう。
どうぞよろしくお願いします!
お申し込みはこちらから↓
6/24(土)劇中歌WSレポート
6/17(土)劇中歌WSレポート
「鐵假面」最後まで読みました!
判決がくだったスイ子は一体どうなってしまうのか。
さて、判決を待つ間、
スイ子が行く森へ、タタミ屋も行くことを決める。
そして判決がくだる。
「町内に幽閉された鉄仮面と結婚しを慰め続ける」
と!
階段が降りてきて、結婚行進曲の音楽と共に
鉄仮面が花束を持って現れる。
しかし、ここにきて味代が登場。
スイ子をジャワへ連れていくと言い出すではないか。
犯罪を犯したスイ子も、味代と共に
ここではない場所へ行けると、
どんどん話は盛り上がっていく。
呆然としているタタミ屋のもとへ
今まさに出発しようとスイ子がボストンバッグを
取りにやってくる。
約束したはずの森を忘れ、旅立とうとするスイ子を
タタミ屋は思わず剣で刺してしまう。
スイ子は刺された自分の運命を引きずりながら
森へと向かおうとする。
その先には叔父が待ち構え、スイ子に向かってハンマーを振る。
スイ子の後を追っていたタタミ屋もまた
襟首を掴まれ、殴られてしまう。
憧れの場所へ向かうかと思ったラストに
怒涛のように道を絶たれてしまう登場人物たち。
ラストには鉄仮面たちが立ち上がり剣を振るうのであった。
と今日はここまで!
6月「鐵假面」、来週は、このラストを踏まえ
もう一度1幕からダイジェストで読んでいきます!!
7月の演目は、来週のゼミログにてお知らせします。
ではまた!!
6/10(土)劇中歌WSレポート
6/3(土)劇中歌WSレポート
今日も引き続き、スイ子のせりふを取り上げました。
夏休みの日記帳から、今度は、
スイ子が行った森の話に内容が変わっていく場面です。
まずは「鳥も飛ばない」を今回は
一曲全て通して歌いました。
同じテンポで、意外と音程が変わる歌なので
あまりぶれないように、しっかりと声を出しながら歌います。
さて、本編に入り、スイ子のせりふ。
暗い森の中で、高い木に登ると言い出した男の描写を
もう一度ゆっくり読み直してみました。
スイ子が迷い込んでしまった森はどのくらい暗かったのか?
男を背負った時間はどのくらいだったのか。
男はどのくらい重たかったのか。
などなど、参加してくださってる方と
話しながら一緒に読んでいきました。
さて、次週は検事としてスイ子に質問を続けていた
タタミ屋との二人のやりとりが出てきます。
裁判シーンは登場人物が多かったのですが、
二人になった時にどんな会話が行われるのでしょうか。
また来週!!
5/27(土)劇中歌WSレポート
5/20(土)劇中歌WSレポート
5/13(土)劇中歌WSレポート
今日から課題曲が変わりました!
「鳥も飛ばない」です。
これは唐ゼミのYoutubeにもあがっているので、
聞いたことがある人もいらっしゃるかもしれないです。
鉄仮面を歌ったこの歌。
台本の終盤で出てきます。
なので、今週から予習をしておきます。
さて、台本はというと
タタミ屋が鉄仮面の群れを連れてきて、
ボストンバッグをなぜそんなに大事に抱えてるのか
問い詰められていきます。
タタミ屋が叔父からもらったフルートを再び吹くと、
姉が這いずって戻ってきます。
すると、鉄仮面の群れから「メシつくれ!」「借金返しとけ!」
だの、2幕序盤のどてら男のせりふが飛んでくる。
耐えきれなくなった姉は、鉄仮面の群れの中にいきます。
しかし、姉は逆に子を孕んだお腹を蹴られてしまい、
なんと死んでしまうのです。
一人になったスイ子は、ここから裁判にかけられる!
検事・タタミ屋、弁護人・味代、裁判官・叔父、傍聴席には鉄仮面!
とここで終了!
次回から裁判のシーンをじっくりやります。
ではまた!!
4/22(土)劇中歌WSレポート
今日から「鐵假面」2幕です。
公衆便所だった舞台は、見世物小屋へと変わっている。
1幕で登場した職員が今では支配人となり、
姉妹は見世物小屋で蛇娘として稽古をする日々になっていた。
しかも姉は子を孕んでいるため、その稽古もままならなくなっている様子。
そこへ姉の欲していた「夏みかん」を抱え、
味代がやってくる。
妹は警戒していたが、姉がどうしても欲しがっていたため、
二人は縁台で夏みかんを食べる。
食べながら二人は、この部屋に転がり込んできた男の話を始める。
姉はポツリポツリと、その男ではなく、スイ子に部屋をかわるように
持ちかける。
初めは納得のいかないスイ子だったが、部屋を移し、店もやめると
つげる。
それを聞くと姉は、今度こそ別れる!ついていく!といい始めるが、
きっとこのやりとりは何度もあったのね。
というような会話。
そこへ、どてらを被った男が現れる。
噂をすれば、というように姉妹の部屋へ"転がりこんできた男"が
身勝手に振る舞いだす。
姉がなんとか言い返していたものの、それではおさまらず、
男につきとばされてしまう。
見ていられなくなったスイ子は包丁を持って現れる。
「刺しちゃいな」と、その包丁を姉へと渡す。
姉も震える手でそれを受け取る。
男が近づいてくる。
スイ子はその瞬間、姉の背中を押す。
姉はそのまま前へ押され、持っていた包丁で男を刺してしまう。
倒れる男。
その首は鐵假面となっている。
とここまでで終了!
子を孕んだため今までのように身軽に動けなくなった姉と
それを連れているスイ子もまた遠くへは行けなくなってしまった。
状況が変わった二人が、またもや事件を起こしてしまう。
次回は、このやりとりを見ていた味代との会話からです。
5月も「鐵假面」!
まだまだ出ていない歌もあるので、お楽しみに!
途中から参加も歓迎ですので、お待ちしております。
4/15(土)劇中歌WSレポート
さて、今日は曲が変わりました!
今回の曲も"髪"にまつわる曲。
1幕の終盤に歌われる曲です。
新しい曲なので、音源を聴き、まずは何度も歌ってみる。
先週登場した味の素が呼び出したのは部長・味代。
今まで乞食の頭領として登場していたが、
それも日夜、土の研究するための姿だった。
さらには追い払ったはずの職員が、
中年男を連れて戻ってくる。
キャバレーに火をつけたのは、あの女だ!
と、また姉妹を追い詰める。
乞食、職員たちに囲まれて、
大事に持っていたボストンバッグを狙われる。
妹は、またもや威勢よくボストンバックには
鐵假面の首が入っているのだと中身を放り投げようとする。
が
ボストンバックの中は空っぽ!
とここで長いト書きとともにガラッと舞台が変わり、
鐵假面を割る男が現れる。
そこにもう一人の男が現れ、声をかける。
おじさん!
さっきまでのタタミ屋はすっかり少年のようになり
二人のやりとりが続く。
フルートを吹きながら去っていく男を見送って
残されたタタミ屋の元へ姉妹が近づく。
そして、鐵假面の首が姉妹に渡される。
姉妹の行く末と、突然現れた鐵假面を割る男の存在が気になりつつ
一幕終了!
来週から2幕になります。
ではまた!!
4/8(土)劇中歌WSレポート
「鐵假面」1幕後半を引き続きやりました。
しばらく安心して便所を降りられない姉妹。
今日も歌、せりふともに盛りだくさんでした。
「髪梳き」の歌は、やはり時間をかけてやっています。
"お"の発音で全ての音を歌ってみたのですが、難しい!
というのも、音程は変わるのに、口の形は"お"を保たないといけないので、
どうしたって口の中で勝負!あと顔の表情。
オペラ歌手をあんまり間近で観たことはないですが
声楽の先生が歌ってるのを近くでみる機会はあり、
顔がほんとに思っているより変わる!
とはいえ、オペラの歌い方を目指しているわけではいので、
こんな風に歌うやり方もある、というのを体験しつつ、戯曲へ!
大事なボストンバッグをタタミ屋に託し、職員をやっと追い払った姉妹は、
急いでハシゴの下へと向かう。
そこにはボロボロになったタタミ屋がなんとかボストンバッグを
守り立っていた。
とまたそこへおしろい婆と、紙芝居屋が戻ってくる。
そもそもおしろい婆が勝手にどこかへ行ってしまったために
紙芝居屋が探し、連れ戻してきたのだ。
もう遠くへ行ってはいけないと言い聞かせるものの、
おしろい婆の耳には入らず、彼は仕方なしに婆を鞭打つ。
といういたたまれない場面へ、せせら笑いながら通りすぎる男が一人。
(通りかかる人物と、相変わらず上にいる姉妹)
「よお、味の素!」
妹が声をかけます。
せせら笑ってた男は、どうやら姉妹の知り合いのようで、
妹は、遠くへ行くため車を貸してほしいと持ちかける。
味の素社へ務めるその男は、気取った態度を取りつつも承諾。
しかし、そこへもう一人の男が現れる!!
とここまでで終了!
本当は、チラッとこの男の部分も読んでいただいたのですが、
次週しっかりやりましょう、と1回のみでおしまい。
それでは、次回はこの男の登場から!
また!!
劇中歌WSレポート
「鐵假面」4月に突入!
今日は、1幕の後半に取り組み始めました。
課題曲は引き続き、「髪梳き」の歌。
展開の多い歌なので、今までは分けて歌っていましたが
今日は最後まで通していきました。
最初は音符通りにのばして歌うようにし、
次は、歌詞の内容に合わせて音符の長さなどを変えてみる。
この歌には、"髪"や、"姉さん"などが出てくるのですが
戯曲の中にも同じことについて話すシーンなどがあるので、
そのことを頭に置きつつ、今度は台本へ。
前回は、キャバレー時代の同僚の夫が話しかけてきたところでした。
店に火をつけたのはお前だ。
と気になることを言って去っていきました。
そこに入れ替わりに乞食たちがまた歌いながらやってくる。
姉妹は泥にまみれた彼らから逃げるように便所の上へ。
それでもハシゴをのぼって追いかけてくる。
ボストンバッグだけは守ろうと、姉は便所の下へ投げてしまう。
タタミ屋はそれを持ってトイレへ逃げ込む。
乞食たちもそのあとを追うようにトイレへ。
(職員に絡まれる姉妹)
とそこへまた公園職員がやってくる。
姉妹としてはなんとか会話をやり過ごして早く立ち去ってもらいたいところだが、
この職員、なかなか話がすんなりと終わらない。
ボストンバッグの状況が気になる姉妹は、痺れを切らし、話を断ち切って
職員を追い払う。
やっと便所の下へ降りてくることができた姉妹のもとへ
ボストンバッグを抱え、ボロボロのタタミ屋が合流。
とここまで!!
動きが多く、テンポのいいシーンが続きました。
次回は、ボストンバッグの中身のことがわかってきます。
ではまた!!
3/25(土)劇中歌WSレポート
「鐵假面」第3回目でした。
"かつら"を探す姉妹のもとに、新たな登場人物が現れ
彼女たちの素性が少しずつわかっていきます。
「鐵假面」について盛り上がる姉妹。
そんな姉妹に懲りたのか、おしろい婆を探しに紙芝居屋は去ってしまう。
残されたタタミ屋に対し、妹は「髪を買ってくれ」と提案します。
わけあって遠くに行かなければならない。
金を稼ぐ時間もないため、自らの髪を切るというのである。
妹のその申し出であったが、
こうなったのは全て自分のせいだと姉が便所へと駆け込み、
綺麗な髪を切ってしまう。
タタミ屋は黙って、その髪を受け取り、姉妹に金を渡す。
と、そこへねんねこを背負った男がやってくる。
「千羽さん」と妹に声をかける。
その男は、姉妹が働いていたキャバレーの同僚の夫であることがわかる。
キャバレーで起こった火事で、女房を失ったと話す男は
その火事以来、稼ぎがなく、こうして子供をおぶって生き延びてきた。
しかしいよいよどうしていいか分からず、沼に子と二人飛び込もうとまで
考えていた。
なぜあの火事で助かったのかと妹はその男に問い詰められる。
カツラを脱いでいたから、ドレスを脱いでいたから、
隣のビルに飛び移ったから、と返答するも
「そんなビルはなかった!」と言い返されてしまう。
痺れを切らし男は、火をつけたのはお前だと妹を責める。
とここで終了!!
姉妹が遠くへと行かなければならない理由が少しずつ見え始めました。
4月も引き続き「鐵假面」をやります。
3/18(土)劇中歌WSレポート
(2007年の唐ゼミのチラシ)
「鐵假面」第二回目!
今日は、ちゃんと劇中歌をやりました!
「姉さん梳いてよ 髪梳いて〜」と歌う曲。
新しい曲に入ったので1フレーズずつ丁寧にやりました。
というのもこの曲、一つの歌の中でメロディーがコロコロ変わる!
それを楽しみ、操れるようになるといいなと思いつつ、まずは正確に音程をひろっていきました。
そして台本へ。
前回、タタミ屋の話の最後は、彼の叔父についてでした。
同僚の骨をリュックに詰めて持ち歩く彼のエピソードは
続きが気になる。
しかしそこへ、姉妹が登場。
よお、と声をかけたのは、冒頭で登場した妹の方。
ト書きには本当の姉妹ではないと書いており、
二人はキャバレーの売れっ子で、稲妻姉妹と呼ばれていると書かれている。
二人は、姉の方のかつらを探していて、タタミ屋と紙芝居屋に声をかける。
かつらを盗んだのではないかと疑う強気な妹に対し、
姉は遠慮気味で、むしろ妹をなだめている。
二人の会話から溢れ落ちる情報がいくつか。
・人にはバレたくない何かを入れたボストンバックを持っていること
・"鐵假面"と二人が例える人物がいること
・姉はどうやらその"鐵假面"の女房らしいこと
などなど。
妹の威勢の良さに対し、姉は落ち着いているのかと思いきや
"鐵假面"の話題となると彼女の口は饒舌になったりする。
話題によって姉妹が変化していく様子を繰り返して、今日は終了!
この後は乞食たちが登場。
それではまた!!
3/11(土)劇中歌WSレポート
「鐵假面」第一回目でした!
今日の課題曲は、まさかの「ほたるこい」にしてみました。
ほ、ほ、ほたるこい
から始まるこの曲。聴いたことがあると思いますが、
合唱バージョンもあるのです。
ほたるのお父さん金持ちだ
どうりでお尻がピカピカだ
みたいな歌詞。
スピードアップさせて輪唱しながら、さらに発展したメロディーが
続いたりするので、難しい!
ネットで検索すると色んな人が合唱してるので聴いてみてください。
zoomでの輪唱は難しいので、
裏声と、地声の両方でこの歌を歌ってみました。
ほ、ほ、ほ、←この三つを同じ音程・長さ・圧で歌うのも
ちゃんとやろうと思うと難しい。
懐かしい曲を歌ってウォーミングアップしたところで、
冒頭から読み始めました。
ある女が公衆便所の前の手洗い場で髪を洗っている。
そこへ若い男がやってくる。
カツラを大ぶりで被って、その女は去ってしまう。
男は、公衆便所に"有志来たれ"の伝言を見つけ
それを書いた人物を探しているところであった。
そこへ、「ほ、ほ、ほたるこい」と今日の課題曲を歌う婆さんが現れる。
婆さんが乞食の群れにもみくちゃにされているところを助けに
紙芝居屋も現れる。
ここからしばらく続く紙芝居屋と男のやりとりを細かくみていきました。
話の中に出てくるヴィヴァルディの四季を全曲聴いてみたり。
そうして、男がタタミ屋であることや、少年王者に憧れていたことなど
事情が少しずつわかってきたところで、
彼の叔父の話が出てくる。
京義線の駅員をしている叔父のリュックサックから
バラバラと同僚の骨が出てきたことを最後に語るのでした。
とここで今日は終了!
次回から、冒頭に出てきた女性が登場します。
それではまた!!
2/25(土)劇中歌WSは「鐡假面」!
2/18(土)劇中歌WSレポート
ジョン・シルバー、ついに完結!
というわけで、基本に戻りジョンシルバーの歌を取り上げ
最後までいきました!
小春は三人シルバーが去ってしまった後、
紳士に促されるまま自分の脚を見ると
なんと74番の判が押されている!
彼女は三人シルバーの登場と、紳士の言葉によってだんだんと
ジョンシルバーの存在を諦めていく。
一方、74番と名付けることに成功した紳士は
シャンパンを持ち出す。
小春も受け入れるようにグラスを手にもつ。
とその時
杖の音が響く!
そしてあの歌まで聞こえてくる。
♪死人箱にゃ 74人
それからラムが一びんと
よいこらさ
勢いよくヴァイオリンケースを開け義足を取り戻す。
ジョンシルバーの帰りを煽るように小春のせりふが続く。
今だ!!
しかし、そこに現れたのは、小男であった。
浜辺で拾ったシルバーの杖を持って、戻ってきたのだ。
小春は、小男と紳士の会話の間、黙ったまま。
小男が紳士との出会いを思い出し、73番という名を付けられた
ことがわかった頃、
突然小春が笑い出す。
「この足を捨ててよ」
3年間縫い続け、今までずっと持っていた義足を捨ててしまった。
舞台を去っていく登場人物たち。
ただ一人、小春だけが、振り返る。
そして、誰もいなくなった舞台上に、らくだの姉妹がやってくる。
初めて手にした目玉は、涙を流すこともない、ただのビー玉だった。
もう何もいらないとビー玉を捨てて、二人はまた手を繋いで去っていく。
最後に登場したのは、あの裸足男だ。
戯曲冒頭であんなにも物を身に纏っていた彼は、
今、パンティだけを履いている。
小春が義足を捨て、姉妹がビー玉を捨てたように、
裸足男もあらゆる物を捨ててやってきた。
最後には、唯一身につけていた小春のパンティを脱ぐ。
裸足男から離れたそのパンティは、客席の頭上を舞うのであった。
絵巻巷談から読んできたジョンシルバーも終わってしまいました!
色んな声で新たに読まれるせりふから、たくさんの発見がありました。
次回の作品も、じっくりとことんやっていきたいと思います。
詳細は追って掲載します。
それでは、また!!
2/11(土)劇中歌WSレポート
「ジョン・シルバー」いよいよ佳境!
ヴァイオリンケースを開いた途端に、
小春の前にジョンシルバーの去ろうと風景が、どどどっと広がりました。
さて、今日も「あなたと旅をすれば」を課題曲に
三人シルバーが登場です。
空気が抜けたように、床屋の椅子に力尽きた小春は座っている。
紳士が恐る恐る声をかける。
白い箱を持った男・紳士との賭けの記憶も今の小春にはぼんやりとしか思い出せない。
ここぞとばかりに、紳士は高らかにとある人物たちを呼び出す。
それが今日の登場人物、三人シルバー!
♪浮世の風が夜の女のため息ならば
波もたちゃせぬ 雲りゃせぬ
人情枯れても 街道は続く
我こそはシルバーであると、
盲銀、跛銀、啞銀、それぞれのアピールをする。
そこで、思い出の歌を歌ってほしいとリクエストされるのが
「あなたと旅をすれば」なのである。
自分さえ忘れかけていた思い出の曲を歌った小春は
もしや本当のシルバーなのではないかと、一人一人を
もう一度よく見ていく。
しかしそんな小春の姿に
さっきは意気揚々と登場したシルバーたちも
シルバーなんかじゃねえ、とだけ言ってそれ以上は語らずうずくまってしまう。
小春が探しているシルバーは存在しないのだと
三人シルバーは、小春に"パンティ"をさずけ、去っていく。
♪浮世の風が夜の女の〜〜
とまた歌いながら。
シルバーを追い求める小春の生命力は一体どうなってしまうのだろう
というところで終了!!
いよいよ来週、「ジョン・シルバー」ラストまでいきます!
ではまた!!
2/4(土)劇中歌WSレポート
今日は、前回宣言していた通り、
小春の長せりふの部分をやりました。
WS前に、台本を読んでいて
急遽、課題曲を変更。
「あなたと旅をすれば」をやってみるのいいかも。
今日登場するはずであった3人のシルバーが、
小春に歌ってくれとリクエストする曲。
♪あなたと旅をすれば
月日もわからない
うれしさに たのしさに
山のみどりも 川の瀬音も
ほんのりと あ ほんのり
ほんのり ほほほんのり 夢の中
これは、美空ひばりさんの歌で、
音源も上がっているので、ぜひ聞いてみてください。
ほほほんのり〜
までは、一定のリズムを軽やかに刻んで歌っていたのに
夢の中〜の部分でいきなり喉まで音程をスムーズに落として
響きを保ったまま曲を締める歌い方をしています。
歌っている映像では、眉毛が動くぐらいで
本当に余裕の表情で全部をやってのけるので
一体どうなっているんだ、といつも思ってしまいます。
さて、台本へ戻ります。
今日は、参加者の皆さんに、長せりふを丸ごとやっていただきました。
小春にだけ見えているジョンシルバーや、雷の光、山手線のホームなど
を次々と繰り出していくせりふは、聞いていても引き込まれます。
愛着を持ってにこやかに義足の話をしていたかと思うと
シルバーが去る予感でガラッと表情を変える小春を
皆さん丁寧にやってくださいました。
内容的には「あなたと旅をすれば」
が登場することなく終わってしまいましたが、
やってよかったと思います。
戯曲の中身は来週からガガガッと進んでいきたいと思います!
では、また!!
1/28(土)劇中歌WSレポート
1/21(土)劇中歌WSレポート
1/14(土)劇中歌WSレポート
1/7(土)劇中歌WSレポート
12/24(土)劇中歌WSレポート
12/17(土)劇中歌WSレポート
さて、『ジョン・シルバー』3回目!
今回も『絵巻巷談 ジョン・シルバー』に取り組んでいます。
今回は、小春の長い長い"寝言"と書かれた部分をやりました。
(鏡と対峙するジョン・シルバー)
そういえば、課題曲の話をあまりしていなかったのですが、
♪75人で船出をしたが
帰ってきたのは ただ一人
これです。
合唱でもあるので、あまり強弱とか情感を込めると歌詞が聴きにくくなるのではと思い
まっすぐまっすぐ歌うように実験してみています。
唐さんが歌っている音源を聴くと、
空気の量が少なく、音がパンパンに詰まっていてとっても響いていました。
かえってきたのはー、
の部分なんかは、音が高いのもあって
パーン!と上に突き抜けるように聞こえる。
これも、息をたくさん混ぜて歌ってしまうとこうはならないのかも、なんて考えながらやっています。
そんな感じで歌をやった後は、小春のせりふへ。
ジョンシルバーが旅立つのではないか、という不安が募りに募った小春は、夢の中でも
ジョンシルバーの声
オウムの声
そして、それらの言葉に不安になる自分の声
の三つで寝言を重ねます。
本来は小春をやる役者が一人で全部をやりますが、
せっかくWSなので、
それぞれ振り分けて、ジョンシルバー、オウムが喋る部分は別の人がやり、小春の部分は一人に貫いてもらうことをやりました。
一人でこの長いせりふをやる、ということを一旦忘れて、
シルバーに「また出かけて行こうと思うんだ」と言われて受けたショックを感じる余裕が生まれるかもしれないという目的でやりました。
最後は一人でこのせりふをやっていただきましたが、1回目の時とは違う、立体的なせりふが立ち上がりました。
次回は、シルバーの方へ話を戻して
彼の葛藤は絵巻巷談のラストでどうなるかを取り上げたいと思います!
では、また!!!
12/10(土)劇中歌WSレポート
12/3(土)劇中歌WSレポート
「ジョン・シルバー」スタートしました。
まず、1965年に書かれた戯曲。
そこから「続 ジョン・シルバー」が1968年。
「あれからのジョン・シルバー」は1971年。
唐ゼミ⭐︎では、これらを1つの公演でトライアスロン公演と名づけ、
2019年に上演しました。
今日は、「ジョン・シルバー」の裸足男のせりふ
を取り上げました。
この男、色んなものを着込み、ガラクタと思えるような物を
たくさん身に纏っている。
赤く染まった手を広げて、お客さんにそれを見せる。
それだけ着込む男だけれど、足元は裸足。
昨日までは豚皮のブーツを履いていたのに。
お父さんを殺し、お母さんを殺し、義理の兄も、小さな妹も殺したと
話し、その理由が、
夕飯のおかずに嫌いな人参が入っていたからだとも付け加える。
そして、ガラクタを見せながら
その一つ一つを説明していく。
そしてその中に一つ、奇怪な人形を取り出し、活弁を始める。
頃は八月半ば頃ーーーーー。
その活弁で語られる男の名は
「ジョン・シルバー」!
と、今日はここまで。
このジョン・シルバーという男がどういう男だったのか。
そしてこの裸足男は一体何なのか。
この後、登場する人物たちはどうなっていくのか。
これを追いかけることで、この戯曲全体が見えてくるのではないか
ということで、あんまり決めつけずに進めていこうと思いました。
というわけで、来週もお願いします!!
11/26(土)劇中歌WSレポート
「夜叉綺想」の完結!
前回から、もう10ページでこの物語が終わるとは思えぬほど
まだドタバタが続いておりました。
それでは最終回いってみましょう!
博士、刑事たちの他に、さらに女たちも敵となり、二人の前に現れます。
ギリシャ神話からの引用をしながら、野口と共に逃げようとする牛乃を
許さないと言わんばかりに迫って来ます。
一方、博士がずっとケイコの生まれ変わりとして付き纏っていた女は
ヒモと共に旅へ出るところ。
しかし、他の女たち同様、額に傷を持ったその女は、様子がおかしい。
ついには自らを木綿針で刺し、ヒモのことも刺してしまう。
(舞台上が混乱し始めていますが、まだ続きます。)
ヒモは最後の怒りを匕首に込めて博士に向かうも
博士はなんと、牛乃を身代わりに押し出す。
それによって牛乃は刺されてしまう!
牛乃が痛手を追ってもケイコを奪った二人への怒りは収まらない。
野口と牛乃が繋がれた手錠を、牛乃の肩ごと斧で切り落とそうというのだ。
(とっても、恐ろしい。)
しかし、博士の斧は誤って、野口の手首を切り落としてしまう。
弟の手首を切り落としても、歌を口ずさみながら去る博士。
人間味のいよいよなくなってしまった博士におののき、刑事や女たちも退場。
舞台上には、野口と牛乃のみ。
手首を切り落とされ、腹を刺されたボロボロ状態。
それでも女王様として「マブ」と呼んでくれ、と最後の力を振り絞る。
しかし、牛乃は力尽きてしまうのであった。
「おつりを返す」と、野口と共に罪をかぶり
逃げる覚悟をした牛乃も今はおらず、たった一人の野口。
なんの希望も無くなった彼が唯一助けを求めるように叫ぶ
「マブマブ・ドリュイド!」
舞台後方から、牛が現れ、
牛乃を乗せて、彼女を連れて行くのであった。
11/19(土)劇中歌WSレポート
残すところあと2回!
とは、思えないほど、まだまだ展開が続いている「夜叉綺想」。
2幕の学長、刑事、紳士が姿を変えて現れます。
さて、前回は、「おつりを返す」といった牛乃に
手錠をはめられた野口は戸惑っていた。
煮え切らない野口とそれに繋がれている牛乃。
その二人の前に、女装をした学長、刑事、紳士が歌い登場!
♪赤いガーター露わなももに
歩む花町 ピンカール
今夜も匂うよ パトロール化粧
この三人、牛乃を誘き寄せるために
野口を町に放ち、ゴーシュのパジャマがかかったネオンサインの下へと
現れたのである。
牛乃を見つけた三人は、嫌味のごとくパジャマを見つけてはしゃぐ。
大騒ぎしているところへ、ひらりとパジャマが落ちてくる。
双方、そのパジャマを引っ張り合う。
今まで煮え切らなかった野口は、牛乃の敵が現れたことで
彼女の味方になる決心をする。
というのも、彼女の引っ張るパジャマを野口もたぐり寄せる。
ずっとその間、舞台上にいた博士はハッとし、
久しぶりの弟の再会を果たす。
けれど、ケイコに取り憑かれたように彷徨っている博士は
弟の再登場に、またもやケイコを奪われるのではないかと
野口青年に牙を剥く。
同じく、ケイコを刺し殺した共犯である牛乃への敵意も剥き出しに!
博士がまた強敵となったところで、終了!
いよいよ来週、「夜叉綺想」最終回です。
まだまだ終わりそうにないのですが、
一体どんな風になっていくのか、お楽しみに!!
11/12(土)劇中歌WSレポート
今日も3幕!
「マブマブ・ドリュイド」!
突如として牛乃が話し始めるこの言葉。
急な展開に「?」となる参加者の皆さんに、
覚えておいてくださいね、といいつつ台本を読み進めます。
これ、十万年前のヒマラヤ山岳民族の言葉だと語る牛乃。
ゴーシュだけが知っていたこの言葉をいつしか自分も口にするように
なったという牛乃は、野口にもこの言葉を教え、
二人は上空をみて、「マブマブ・ドリュイド〜!」と
空飛ぶ円盤を上空に見つけ出すように叫ぶ。
前回からずっと「おつりを返す」と言っていた牛乃。
別れを告げようとする野口を引き止めながら、自らの手に手錠をかける。
野口が戸惑っているうちにあっさりと彼の手にも手錠をかける。
二人で共犯になろう。
どこまで逃げ切れるか。
シャレコウベになっても二人で王家の谷に落ちる覚悟はあるのだ!
と、ヒロイン牛乃はキッパリと言いきる。
一方、野口は戸惑い、暴れる。
自分の復讐に野口を巻き込んで、ケイコを殺すという罪まで
負わせてしまった牛乃は、共犯になることで
「おつりを返す」と言っているのだ。
そこへ、"ケイコに似た女"に手を出した博士が
若い土方に連れられやってくる。
博士と土方が言い合っているうちに、
仲間の土方たちがやってくる。
親方である「雨の男」が縄張り争いの末に、傷を負ってしまったのである。
「雨の男」を看取った若い土方はその怒りと恨みを込めて
匕首を手に、博士へ向かう。
若い土方の女房もまた、博士の手術の犠牲者だったのだ。
ヤロー、七分の血をすて、雨降る里に帰る前に、
おめっちの度たまに穴をあけてやる。今夜でお別れ、ネオンの里だ。
好きな女に知らせもせずに、ぶっつりヒモを断ち切って、
雨降る里に流れた後に、おいらの女は泣くだろか。
どうせ無情なこの稼業、共に暮らした男の名前もゴミクズに、
ふらりとよったごろんぼに糸を切られた浮き草を、ひょいと手のひら
拾ってもらい、さんざ遊んでころがされーーーー
というふうに、まだまだせりふが続きます。
息継ぎを一体どこでしたらいいかわからなくなってくるので、
時間経過や、どこまでが女のことで、どこからが自分の話なのかを
細かく区切りながらやってみました。
若い土方の見せ場です。
というところで今日は終了!
次週は、刑事・紳士・学長までもが様変わりして現れます!
ではまた!!
11/5(土)劇中歌WSレポート
3幕突入して、女たちの街へとガラリと雰囲気が変わりました。
「転落花横丁」からスタート。
前回はカードを引いてちょっとしたいさかいになった部分を
繰り返しやってみました。
さて、そこへ牛乃がチェロのケースを抱えてやってくる。
ネオンサインに引っかかったパジャマを取りにやってきたのであった。
女たちに声をかけるも、相手にされず、引き返す。
次にやってきたのが、博士。
何やら荷物を背負っている。
背負っているものからは女の髪の毛が見えている。
すっかり2幕の威厳から遠のいた雰囲気の博士は
女の中に一人、ケイコに似た女を見つける。
2幕で妻であるケイコを失ってから、彷徨っているのであった。
ケイコに似た女を連れて、博士は去る。
そして次にやってきたのが、野口!
彼もまた随分とやさぐれた様子で現れる。
というのも、「転落花横丁」を歌いながら一人占いをしている
女からカードをふんだくり、喧嘩腰な態度を取る。
ついには女に殴りかかろうとする。
そこに、やはり諦めきれずパジャマを取りに戻ってきた牛乃と
思わぬ形で再会するのであった。
そこからは牛乃と野口の会話が続く
二人の会話からは、2幕から一年が経っていることがわかる。
ゴーシュは、パジャマを盗んで逃げる途中に、
屋上から転落して、死んでしまっていた。
パジャマだけが風に煽られ飛んでいき、それを追ってここへ
やってきたと話す牛乃。
野口は刑務所へと入っており、また明日には戻らなければならない。
随分と、状況の変わってしまった二人。
半分やけっぱちになってしまっている野口は、
無理やり牛乃を連れてそのままさろうとする。
それをみていた女たちは、牛乃への妬ましい気持ちで
「転落花横丁」を歌う。
というところで終了!
女たちの街へ、次々とやってくる変わり果てた登場人物たち。
「転落花横丁」の歌と共に、牛乃と女たちも
この後、絡んでいくことになります。
次回は三番までのある歌詞を使って、台本も進めていきたいと思います。
10/29(土)劇中歌WSレポート
10/22(土)劇中歌WSレポート
今日は二幕終わりまでいきました。
「シミの女王」は、二幕では度々歌われます。
ということで、今日は久しぶりに母音で歌う練習をしてみました。
母音で歌っている時でさえ、何を言っているのか伝わるようになると
きっとテントの後ろのお客さんにも伝わるのでは...!と
思ったりしつつ探りながら稽古をしていたのを思い出しました。
さて本編!
牛乃の味方になる決意をした野口の額が八の字に切られ、
一つのクライマックスに思えたのも束の間、ケイコがメスを取り出し
牛乃に切りかかる。
彼女を止めようとした野口は、あやまってケイコを刺してしまう。
すると牛乃が刺してしまった野口の手元に手を添えて、
共犯になってあげようか、と言い出すのであった。
野口が混乱しながらも、手を離すとケイコはそのまま倒れてしまう。
そして、博士はその状況についていけないのか、二幕冒頭のスピーチを
また繰り返す。
とその時、八の字になった額を見ていたゴーシュは暴れ出し、
博士の頭を叩っ切るのであった!
がしかし、舞台上に改造人間キカイダーの音楽が流れ
顕微鏡からは炎が噴き出し、博士の頭が割れたかと思うと
なんと、金属の脳みそが見えるではないか!
。。。ついてきてますか?大丈夫ですか?
と確認しつつ読み進めました。
戸惑いつつも、読み進めていくと、ここから兄弟の真っ向勝負が始まる。
ここにきて、野口弟は博士の首をしめ、自分の思いをぶつけ始める。
しかし、博士も引かない。
博士の掛け声で、インターンたちが今まで被っていた白い帽子を脱ぐと
全ての額に八の字の手術の跡が!
インターンたちも実験台、そして博士自らも実験台となっていたことがわかる。
実験台とはなっていなかった弟は、牛乃によって額を切られ、
妻、ケイコも皮肉にも刺されてしまう。
死ぬのことのできない博士の嘆きは絶頂となり、二幕終了!!
もう一つ、二幕ラストには、刑事の声が聞こえてくる。
野口の取り調べの場面へと切り替わり、
身内を刺した罪を問われているところであった。
次回からは3幕へ突入します!
長編、ゆっくりしっかり読みたいと思って進めていたため、
11月も「夜叉綺想」延長して取り上げたいと思います!
しかも、まだ3幕で新しい歌も出てきますので、
よろしくお願いします!
<お申し込みフォームはこちら>
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10/15(土)劇中歌WSレポート
二幕後半に突入しております。
参加してくださる方が増え、台本と比例してWSも盛り上がってきて嬉しいです。
前回は、舞台上の照明が暗くなり、ろうそくの明かりだけが行き交う中
「シミの女王」の歌が流れているところまで読み進めました。
今日のWSはだいぶ歌に時間を使いました。
というのも、このあと「シミの女王」がたくさん歌われる場面があるからです。
ケイコは牛乃が野口の口の中に水銀を流し込んだ、と刑事に訴えます。
しかし、牛乃の主張は都こんぶ。
そこで、ドイツ製の顕微鏡で調べることを試みる。
それは、ゴーシュの前頭葉を調べていた、あの顕微鏡!
博士が顕微鏡をのぞいている間、野口と牛乃の会話が始まる。
過去のトラウマを話す牛乃に対し、野口は少しずつ心が動かされていく。
牛乃の声が大きくなったところで、刑事は顕微鏡から目を離し、
牛乃を問い詰めにかかる。
なんの躊躇もなく差別し、追い詰めてくる刑事に
耐えきれなくなった牛乃は、刑事の額をゴーシュと同じ八の字に
切りつける。
思わず切りつけたことで、周囲が引いていくのを感じ、さらに
追い詰められてしまった牛乃。
と、そこへ野口が乗り込む。
また牛乃の部屋へ行きたいと言い出すのである。
牛乃は、そんな野口にシャレコウベにならなければならない、と歌にも出てきた言葉で返します。
つまり、牛乃は助け舟を出した野口に
味方になれるのか、と聞いているのです。
僕はそのシャレコウベです。
牛乃の味方になる決意をした野口の言葉を聞き、
牛乃は彼の額を八の字に切りながら歌う。
♪寝苦しき夏の寝床に
おしかぶさるシミの女王
と今日はここまで。
二幕の一つの盛り上がりまできました。
ほとんど口を挟むことのなかった博士が
このあと暴れ出します。
次週は二幕終盤!
10/8(土)劇中歌WSレポート
今日から新しい譜面に取り組み始めました。
「シミの女王」
一幕でも歌われたこの曲。
♪寝苦しき夏の寝床に
おしかぶさるシミの女王
夜空に星がまたたいて
梢がサラサラ歌うとも
あたしに抱かれたお前の胸は
暗きシミにふさがれて
苦しみに立てた膝に
あたしの膝を絡ませて
転がる二体のシャレコウベのごと
王家の谷に落ちゆかん
シミ、というワードが一幕からちらほら出てきます。
牛乃の部屋を訪れた野口が壁のシミが人に見えてきた
と騒いだりする場面などもありました。
今日やった最後にもこの歌は登場します。
ついに正体がバレてしまったことで、牛乃は語り出します。
12歳の頃から博士にお金をもらっていたが、その後、
徐々に博士はお金を払うことがなくなったこと。
牛乃が物心つく頃にはゴーシュの手術は、
兄を治すためではなく、
ドイツ製の顕微鏡の性能を確かめるものだと気づいたこと。
博士は「待っている夏」というような例えを持ち出して
はごまかし、牛乃の話に取り合おうとしない。
その時、土方達は、あるものを掘り出す。
なんと、意識を失った野口青年!!
場はさらに荒れる。
心配して駆け寄り、顔に頬を擦りつけたケイコは
自分の口元に水銀がついてしまう。
その水銀は牛乃が野口の口中へ流し損ねたものであった。
復讐のために水銀を使うはずであったが、
部屋へ招き入れた牛乃は彼にとどめをさすことができず、
ただ口の中へは都こんぶを入れたのみであった。
牛乃の復讐へ協力していた「雨の男」は
牛乃と野口の関係を疑い、とどめをさせなかった牛乃を責める。
彼女が追い詰められている時、
目を覚ました野口が、うなされながらも彼女の姿を見て
また言うのであった「シミだ」!!
「それが人の形になると壁を抜け出して、寝苦しい夏の寝床に
おおいかぶさり、僕を抱きにくる」
歌の歌詞にリンクするようなことを野口は語る。
そこに刑事が入ってきてさらに場が混乱すると、
研究室のヒューズが飛んでしまい、舞台上は真っ暗に。
蝋燭の灯りだけが行き交う中で、牛乃の歌声だけが聴こえる。
その時に歌われるのが、この「シミの女王」なのです。
と、今日はここまで!
来週は、博士がさらに進化して牛乃の強敵となります。
ではまた!!
10/1(土)劇中歌WSレポート
(唐ゼミの、ケイコ、博士のビジュアルはこんな感じでした)
「夜叉綺想」二幕を進めております。
二幕はどっと人が増え、いろんな事件が起きるので
主軸となる部分を取りこぼさないように読んでいきます。
さて、前回は博士のスピーチの最後、
5ミリ立方の細胞を皆の前に掲げたところでした。
注目がその細胞に集まったと思いきや、
ドカドカと土方たちが乱入してくる!
一幕で馬の骨を掘っていた彼らは、ここの学長に
死んだ馬が出ると聞いてやってきたのだそうだ。
紳士はまたもや場が荒れたことでアタフタし、博士を気にするも
やっぱり彼はケイコの様子を気にしている。
そのケイコはというと、若い土方を捕まえている。
しかしこの若い土方は彼女のもてはやす言葉には乗らず、
ひたすら断り続ける。
その態度に腹を立てたケイコは、若い土方の頬を引っ叩く。
すると、黙っていた土方は、あるエピソードを語り出す。
昔、仕事中に怪我をしてしまい、なかなか血が止まらなかった。
そこへ、冷房車付きの車がやってきて、その車の扉が開くと
若い婦人がハンカチを差し出してきたのだという。
いたく感動し、そのハンカチを足へ縛り付けようとすると
そのハンカチは、冷房車で風邪を引いた婦人が
鼻をかんだティッシュペーパーだった。
この部分をWSでは少しピックアップしてやりました。
冷房車がやってくる景色や、どんなハンカチだったか、
どこでティッシュペーパーだと気づいたのか。
そういったポイントを探りつつやってみました。
さて、場の荒れたところへ、
とうとう牛乃京子がやってくる。
一幕、彼女が話した通り仮面とマントをつけており
まだ皆には、この女が牛乃京子だとはバレていない。
同じように正装をし、仮面を被り、チェロを抱えた彼女の兄・ゴーシュもそこにいる。
パーティーにふさわしい歌を歌うよう博士に言われた彼女は
ゴーシュのセロに乗せて、この歌を歌う。
♪海はぬれるだけ ぬれていて
砂はカラカラ 乾いていたよ
雲が見えるわけがない
空に雲などなかったからねーーー
とここまで!
来週は牛乃京子を中心にやっていきたいと思います。
ではまた!
9/24(土)劇中歌WSレポート
さて、「夜叉綺想」4回目です。
今日から二幕へ突入しました!
謝肉祭、と牛乃が言っていたのは、
博士の功績を讃えるパーティーだったのです。
<パーティーに潜入した牛乃>
これまで一幕ほとんど喋らなかった謎の男、野口博士、喋りまくる!
というのも、スピーチをするという場面から二幕が始まるからである。
レオナルド・ダ・ヴィンチがチェーザレ・ボルジアのために仕事を
したことを引用しながらスピーチは進む。
その仕事の一つに、大脳前頭部の細胞のデッサンがあると博士は話す。
それに付随した実験で、犬の前頭部を執刀し、「お手」をしてみると、この犬は、お手をすることなく水にかぶりついたというのだ。
つまり、この手術により、犬は「待つ」ことができなくなったのだ。
これに習って、野口博士は人間でこの手術をしたのである。
ダヴィンチが当時タブーとされていた脳の解剖にまで踏み込んでいった話
などが織り交ぜられ、せりふがズラーっと続きました。
その間、嫁のケイコはというと、博士がスピーチをしているのを
いいことに、インターンの男をたぶらかしている。
博士はこれが視界の隅に入って集中できない。
一幕で登場したマニキュアの紳士は、場を進行するため
博士にスピーチを催促しつつ、ケイコが目に入らないように気を使う。
今日のWSでは、博士と紳士を中心に何度かせりふを繰り返していただきました。
気を遣っているようで、結果的に博士を煽ってしまう紳士。
さて、そして、人間でのこの手術に踏み込んだ博士は
自分の功績として、アルコール漬けにされた5ミリ立方の細胞を
皆の前に掲げるのであった。
そこで博士と紳士のこのせりふのやりとり。
博士:あれはいつの年だったか...。
紳士:昭和三十五年の七月十日でした。
この日付、一幕にも出てきました。
牛乃の日記に書かれていたのと同じ日付がこれです。
と、ここまでで今日は終了!
次回はいよいよ、牛乃と博士が対面します。
仮面を被り、マントを翻してやってくる彼女の登場が楽しみです。
というわけで、10月も「夜叉綺想」を取り上げます!
9/17(土)劇中歌WSレポート
今日は、牛乃の強引な誘いを受け、野口青年が彼女のアパートへ
行くところです。
彼女のアパートは、野口青年のために飾り付けがしてあり、
中でもギョッとさせるのは、野口青年、その兄、その嫁の三人の
写真まであること。
実は牛乃は、野口の兄と先に出会っていたことがわかる。
お金を頂いていたんです、と話すだけ。
詳しく話そうとしない彼女を問い詰めると、
「タネをあかして驚くな!」とすごい剣幕。
その気まずさに、黙っているとそこにチェロの音が響いてくる。
そのチェロは、牛乃の兄のゴーシュが鳴らしているもの。
牛乃はここで宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」を読む。
なんだか不気味に思えてきた野口は水を欲しがる。
水を取りに牛乃がいなくなると、壁が窓の形に開いて
なんとそこから、野口の兄と、マニキュアの紳士が現れる。
人の出入りが不思議な箇所が何箇所かあるのですが
ここもその一つ。
なかったはずの窓が現れ、人が入ってくる!
嫁のケイコを探しにやってきた野口の兄。
野口青年と、ケイコの仲のよさを疑いズカズカとやってきた。
牛乃が戻ると、その姿を見るや即座に引き返してしまった。
水を渡したのち、牛乃は野口に日記を見るように施す。
昭和三十五年七月十日、暑い。
魔大医学部内科研究 室、研究員野口医師によって、牛乃ゴーシュ、
執刀にかけられる。大脳前頭葉 約五ミリ立方の脳細胞を剥離後、
ゴーシュの前頭部は縫い合わさ れ、一週間、研究室にて検証されたが、
その間、ケイレン状態続 行。
以後、精神病棟に隔離されるが、以前に比べ、
凶暴性は退化 したものの稚児の如く笑い続ける。
一月後、セロを欲しがり、 「愛の讃歌」を試みる。
研究員野口医師とは、野口の兄。
なんと、牛乃の兄のゴーシュは彼の手術の犠牲者だったのだ。
そのことを知った野口は急激な眠気に襲われその場に眠り込んでしまう。
それを見ながら牛乃は、またいつもと同じように、体温計を取り出し体温を測る。
三十七度ニ分。そして今日はその体温計を折る。滴る水銀!
彼女の復讐がついに始める!!
とここで一幕終了!
野口に接近したのは、彼の兄への復讐のためだったことがわかる。
来週からは二幕!直接対決が始まります!
ではまた!
8/27(土)劇中歌WSレポート
8/20(土)劇中歌WSレポート
今日は二幕の最後まで一気に読み進めました!
あわよくば三幕の最初を読みたい、と思ったので、
そこで歌われる『この路地に来てー、』の歌をやりました。
最近、歌詞を全部母音だけで発声してみるということをやっているのですが、
結構難しい。
その難しさは人それぞれのポイントで訪れます。
その人の癖、発声で変わるので、
結構面白いです。
歌詞で歌っていた時はなんともなかったフレーズが
歌えなかったりする。
そういう母音でつまるフレーズは、緊張したりテンポアップしたり、大きな声で歌うとうまく歌えないことが多々!
せりふも同じで、ぶつぶつ言う分には問題なく言えるけれど、
いざ人前でやったりする時に言えない!
ということがありました。
母音でやってみたら?
とアドバイスもらってやってみると、おお、言えない。
というわけで、ワークショップでもやったりしています。
さて、本編!
前回、くるみが眼を追う理由がわかったところで
、しんいちの気持ちが動き、
ぐっと展開が進みました。
夏子の心境、Dr.弁の持論を振り切って、
しんいちはくるみの言葉と勢いによってジャガーの眼を持つことを決意する。
ジャガーの眼を使いこなす男になるべく、
皆の前で宣言するも、二幕の終わりで
くるみは巨大な牛乳瓶に閉じ込められ、
二人の"幸せのりんご"から立ち昇る入道雲は、
電気掃除機で吸い取られてしまう。
追い詰められる、、!
("ダントン"と呼ばれる右手を使いこなすまで
あらゆる難問に立ち向かった『海の牙』
をしばしば思い出します。)
でも、りんごからの煙を掃除機で吸い取る絵面で、
笑いも混じり、見ている方には混乱もありつつ二幕終了!
というわけで、次週は一気に最後まですすみます。
ではまた!
8/13(土)劇中歌WSレポート
前回、予習していた部分に取り組みました。
Dr.弁に目の違和感を訴えにやってきたしんいちと夏子。
目を売るつもりだと話すしんいちに対し、
夏子は浮かない表情。
夏子はそのまま、話の中に出てきた甘酒を買いに売店へと行く。
一人残ったしんいちの目の前に、甘酒をもった手が伸びてくる。
それは、服を変えてやってきたくるみだった。
くるみとしんいちの会話が続く。
眼を思うことを諦めるために、
しんいちにはめ込まれた『ジャガーの眼』に語りかける。
"別れようジャガーの眼"
ここからくるみは、訥々と語り始めたくるみであったが、徐々にまだ諦めない気持ちを爆発させていく。
ここまでの長せりふに今日はスポットを当てました。
どこで区切りをつけるか話していたところ、
参加者の方がつけた区切りは三つ。
私がつけていた区切りは、10ヶ所ほど。
三つの区切りは、話している目的で区切られたもの。
私がつけた区切りは、時系列や対象が変わる場所でした。
なるほど!と個人的に目から鱗でした。
せりふを発することを重視していた私は、息継ぎのポイントや声のトーンが変わる場所で区切りました。
がしかし、確かに話している内容は三つ。
この三つをおさえていなければ、最終的にせりふを聞いている人は、『で、何がしたいんだ?』と思ってしまう。
(なんともわかりづらい絵になってしまってすみません。)
このように、大枠を捉えて、さらにその中を細分化して考えるのが必要なのだ!
と改めて思いました。
と、内容へ戻ると。
ジャガーの眼への思いを聞いたしんいちは、この眼に会いにきてもいいと話すのだった。
しかし、くるみはそれだけでは足りなかった。
あんたをなびかせる!
眼だけにとどまらず、その体、しんいちごと手にする、とくるみの勢いが加速していく!
と今日はここまで!!
8/6(土)劇中歌WSレポート
7/30(土)8月も劇中歌WS「ジャガーの眼」!
7/23(土)劇中歌WSレポート
今日から新しい曲にも突入しました。
くるみが登場してすぐ歌う歌。
上司である田口と、くるみの間に立ち上がった扉を7つ開ける歌。
♪一つ開け 二つ開け
ふと思う こんな謎
入ったのか 去ったのか
ここまで生きても分からない
三つ抜け 四つ抜け
振り返る こんな謎
招かれたのか 罠に落ちたか
どこまで開けても分からない
五つ抜け 六つ押す
誰でも持ってる七つの扉
この歌は、この歌詞どおりに扉をあけていくと
最後まで歌うと7つの扉を開け終わっているというところまでいけます。
そりゃそうか〜、となるのですが、
ダンスではないので、歌の中で自然に体を動かすというのが難しい!
さて、扉を開け終わった「くるみ」のもとに、
探偵たちがやってくる。
くるみは彼らに、人の家へ入り込んでなにを取ったか
と問い詰められます。
そこでくるみが語り出す
盗るものは...
ジャガーの眼!!
ジャガーの眼を持った男を探している。
その眼に近づくためホシになり、探偵へとなった。
くるみの目的が明らかになったところで、現れる男女。
「しんいち」と「夏子」
しんいちは眼帯をしている。
舞台中央の家の窓から、ケーキが置かれているのが見える。
しんいちは、そのケーキについたローソクを吹き消し、
窓から捨てようとする。
それを見ていたくるみは、捨てようとしたしんいちの手を思わず掴む。
驚くしんいちに、とっさに夏子のぐれた時の友達だと言ってしまう。
最初はごまかしつつ会話をしていたが、
くるみは、しんいちの眼帯の向こうの眼にどんどん集中していってしまう。
とうとう前のめりに「その眼帯を外してください」とはっきり言ってしまう。
くるみの探していたジャガーの眼はしんいちの移植された眼だったのだ。
ここで1幕終了!!
2幕からはDr.弁も登場。
7/9(土)劇中歌WSレポート
今回も「この路地に来て──」からスタート。
音程を高めに設定して、歌ってみました。
同じ小節の中でも、細かい音符のところと
音符の数が少ない箇所があります。
歌う方は、この音符の数が少ない部分を速く歌ってしまいがちなのですが
ということで、歌う方もたっぷりと小節分歌うと聴きやすいです。
さて、その後、せりふに突入。
前回は「扉」が田口の元へ、「サラマンダ」を連れて来たところでした。
使者を待っている田口は、サラマンダを引き取ることはできない、と断ります。
さらには、その使者である女の名前を告げます。それは「くるみ」!
と前回はそこまで。
強い風が吹き、田口は去ります。
そこへ、扉の部下たちである探偵がズラリと並びます。
最近起きた事件を調査している様子。
色々な空き家に残された「くるみ」の文字。
田口の言った「くるみ」と同じ名前。使者が近づいている!
田口が舞台上へ戻って来たところへ、
チロという犬を抱いて、少年がやってくる。
「でも、姉さん生きると言ってくれたよ。ここに働いてる姉さん、
あきらめなければきっと生きると──。」
くるみがいないのであれば、代わりに生きると言ってほしい、
と頼まれるも、田口は少年に答えることができない。
そこへ、少年の父親がやってきて、無理やり連れ去ってしまう。
扉たちの調査、チロを抱く少年の言葉から
くるみの面影がどんどんと強くなり、ついに登場!
次週は、ここからやります。
それでは、また!!
7/2(土)劇中歌WSレポート
さて、7月に入り、劇中歌ワークショップ「ジャガーの眼」に突入しました!
唐ゼミ☆でやったことのない作品だったので不安もありつつ
劇中歌が印象的なので、せっかくだからやってみようとこの作品にしました。
初演は85年のこの作品。
今回取り上げている曲は
この路地に来て 思い出す
あなたの好きな ひとつの言葉
生きるのは皆他人ならば
生きるのも皆他人
死ぬのも皆他人
愛するのも皆他人
覗くのは 僕ばかり
そこに見てはいけない
何があるのか
サンダル探偵社の田口が登場し、住人たちに囲まれた中でいきなり歌うのがこれ。
しかし、台本上だと、もう一曲ありました。
状況劇場の台本には、ケーキを囲む人々を路地の隅で見つめる女が別の歌を歌うことになっている。
けれど、2008年の台本には、そのシーンはなくなっておりました。
冒頭は田口の歌からスタートするものだと思っていたのですが、そんなシーンがあったのです。
住人たちに囲まれていた田口の元へ、サラマンダを乗せた車椅子をおして
"扉"がやってくる。
かつて田口とともに捜査へと連れて行った人形がサラマンダだった。
"扉"は田口だけが動かすことのできるサラマンダを引き取るように申し出る。
しかし、田口は新しい「使者」を迎えようとしていた。
その名前は 「くるみ」!
と今日はここまで。
「くるみ」とは一体何者なのか。
次週もおなじ曲を取り上げます。
ではまた!
6/18(土)劇中歌WSレポート
それではいってみましょう!
トランクのロープを持って高らかに歌うオイチョカブ。
でもその歌詞は、、
♪でも本当はそうじゃない
トランクは闇夜をぬって マウントサタンに帰るんだ
その時あたしはロープを話そう
昔はよく騙したが 今はもう騙さない
とそこへ、鐘の音。
和尚がまたもやオイチョカブを追い詰める。
和尚、そして商社の者たちはザクロの木の下に埋めた弟の骨を掘り起こしていた!
この骨と引きかえにトランクの鍵を返せというのであった。
"二人で噛んだザクロの味"
と思っていたザクロの木には、すでに弟の骨はなかった。
杉作はオイチョカブにやはり騙されたと、
オイチョカブを置いて去ろうとする。
待って! と、声をかけ引き止めるも、オイチョカブは
こうして見ていると、あなたの顔が白頭巾のように見えてきます。
1幕で、「坊や、白頭巾」と呼んでいたのがここで思い出されます。
頼もしくなったと思った杉作がまた自信をなくして去ろうとするのを
白頭巾と呼ぶオイチョカブ。
もうプッツリと振り切ったオイチョカブは、その勢いで
警察のところへ行き、自分はこの男(杉作)にそそのかされたと訴える。
それを聞いた杉作はオイチョカブにつかみかかります。
もみくちゃになっているところへ、ガセ像が飛び込んでくる。
覚えていますでしょうか。
2幕冒頭で、女房のユリアに愛想つかされ、もしあたしをいたいなら、
「どえらいことやってみな。」と言われていたのを。
そう言われたガセ像は、なんとオイチョカブを刺してしまった!
杉作とも仲違いしたままオイチョは運ばれて行ってしまう。
一人取り残された杉作のところへ、
カラスがやってくる。
「君は僕を一人ぽっちにしたね。」
そう語り始めるカラスの手にはトランクが。
カラスもまたトランクを狙っていた一人だった。
杉作に近づいたのも、そのためだったと吐き捨て去ろうとする。
それを聞いた杉作はカラスを追いかけトランクを取り返そうと
またまたもみくちゃになる。
ぐるっと回った拍子に、トランクが空いて、
中から異国のザクロが!!
唐ゼミの上演では、ザクロを持った「オイチョカブ」または「マウントサタンの女」
がトランクの中から飛び出して来ます。
今回改めて、台本をみると、ザクロとしか書かれていなかった!
散々取り合って来たザクロ石は
商社でもなく、カラスでもなく、杉作でもなく、
純粋に弟を思う姉である「オイチョカブ」はたまた「マウントサタンの女」
6/11(土)劇中歌WSレポート
今回は、新しい曲も入れて、台本を読み進めました!
花嫁のドレスをひっぱがして結婚式場にもぐりこんだオイチョカブが
トランクの鍵をしっかりと奪い取っていってしまった。
さて、逃げてきたオイチョカブは
杉作にバッタリ会ってしまう。
<ここから2人の掛け合いがスタート>
まず、杉作がオイチョを責め立てます。
というのも、兄が病院に運ばれ息を引き取り
お葬式の最中も、オイチョカブがくるのを待っていたというのです。
次に、オイチョカブの弁解。
すでに詐欺と思われている私が、どうしてお葬式に行けるのか。
そういった弁解をしているうちに
杉作が落ち着いてきたのを察したオイチョカブは
杉作にあることを頼むのです。
1幕でザクロの木の根元に弟を埋めたと話していたのですが
ここにきて、警察から呼び出されたオイチョは、「杉作の家に
養子に行った」と嘘をついてしまったので、
杉作の拇印が必要になってしまった。
杉作の拇印をゲットするため、これまたいろんな例え話、きれいごと
を並べながら、指を掴んだり腕をひっぱる。
そうこうしていると、カラスが駆け込んでくる。
しっかり下調べをしたカラスはオイチョカブの詐欺の履歴を
暴露し、責める。
カラスの登場で触発されたのか、責められるオイチョカブをみたからか
なんと勢いで拇印を押してしまう杉作!
えいや、と押してしまった杉作は、
やることはやったので、トランクを返してほしいと申し出る。
でもね。。
とまた渋るオイチョカブ。
そしてまたまたお願い事をする。
トランクにロープを引っ掛け、その端っこを持たせてほしい。
木に引っ掛けてロープをひっぱると、トランクが上にあがり
ついには兄さんのところまで高く高くのぼっていく。
というようなことを美しく言い換え、杉作はうっかり信じてしまう。
♪誰もが思うだろう トランクは
あたしの いただきと
目をつぶる その隙に
ロープはたぐられ ここにくる
でも本当はそうじゃない
トランクは闇夜をぬって
マウント・サタンに帰るんだ
そのとき あたしは
ロープを離そう
昔はよく騙したが
今はもう 騙さない
なぜなら これはザクロの縁組
これが今日でてきた歌。
彼女がトランクをどうしてもまだまだ手放せない理由が
少し書かれている歌詞です。
来週、最後まで読むと、この歌詞がまた違って見える予感です。
ではまた!!
6/4(土)劇中歌WSレポート
では、さっそくいってみましょう。
前回はカラスが黒いトンビ服を脱ぎ捨て、
キメキメの白いスーツで「ナルシスの唄」を歌いました。
なぜ彼はこんな格好をしてきたのかというと
結婚式に潜入するため。
その結婚式とは、杉作の兄の婚約者であった女が
新たに商社の男性「カバヤマ」とあげるもの。
そこへカラスは、「ザクロ石」のありかを探るため
杉作の兄の事件や、商社のことを下調べしてやってきたのです。
カラスは会社の不当な取引を指摘します。
そしてカラスは杉作の兄が事件を起こしてからというもの、
こういった商社の実態を知って絶望したがために
自殺してしまったのではないか!
ということを拡大器に例えながら、チクチク攻撃。
もう冷や汗の止まらない牧村。
とそこへやっと準備の整った花嫁がやってくる。
ベールに顔を包んで、しおらしく「ポショポショ」としか言わない花嫁。
カラスの通訳によるとどうやら、「なくし物をしてしまった」らしい。
失くしものを探すべく商社の者たちに持ち物を出させると、
花嫁はあるものを指して「ポショ!」それ!(←カラスの通訳)と、
そのあるものを受け取ります。
それは、あのトランクの鍵!
うっかり鍵を取られてしまった牧村。
どうもあやしい、、とベールを被ったまま去ろうとする花嫁を引き止める。
とそこへ、口をガムテープで止められ
ドレスをひっぱがされた女が駆け込んでくる。
こっちが本物の花嫁ではないか!
では、このポショポショとしか言わない女は一体だれだろう。
と、皆が視線を向ける。
鍵を手にしたその花嫁は、怖いもの無し。
みんなが注目する中、見得を切り、
「姓はオイチョ、 名はカブ」と自己紹介までして
そこでこの歌。
♪ある日宿屋に 盲が泊まり
盲の手引きで 旅に出た
背中に弟 片手に盲
それでも この世は 楽しいぜ
オイチョ オイチョ オイチョ オイチョカブ
このシーンでは実際に
鍵を見せびらかしながら歌うと、この「楽しいぜ」
の理由がつけられます。ニヤリと歌う原動力にもなります。
その歌と余裕に圧倒され、ボーっとしていた商社たちは
急いでオイチョカブを追います。
と今日はここまで!
やっぱり詐欺だった青頭巾の女。
このあと杉作と対面します。
ではまた!!
5/28(土)劇中歌WSレポート
5/21(土)劇中歌WSレポート
5/14(土)劇中歌WSレポート
5/7(土)劇中歌WSレポート
さて、本日から劇中歌WS『青頭巾』がスタートしました。
課題曲は「オイチョカブの歌」!
オイチョカブは、ヒロインの名前。
聞きなれない言葉や、リズム感、そして、カタカナが多い!
そういった雰囲気を掴むと楽しめる作品なのではないかと読み進めています。
さて、この「オイチョカブの歌」ですが、
歌詞はこんな感じ。
♪あたしがもしも サギならば
カブは暴落 女はあがる
それでもサギと 言うならば
父は八つでコソドロで
母は七つで春を売り
あたしは六つで色町こもり
↑前半だけですが
この部分は、半分歌う 半分せりふ
みたいに見得を切ってニヤッとしながら歌うシーンに出てきます。
奏者に委ね、テンポを揺らして歌っていい部分だと思います。
この歌が登場するのはもう少し後なので、物語を読み進めていきました。
主な登場人物は、
杉作という青年
テキヤのカラス
青頭巾を被った女、オイチョカブ
失踪した兄を探す青年・杉作。
というのが『青頭巾』の一幕前半。
1回目なので説明が長くなってしまいました。
次週もよろしくお願いします!
4/30(土)劇中歌WSレポート
4/16(土)劇中歌WSレポート
4/9(土)劇中歌WSレポート
2回目です。
前回は、キティ瓢田の苦しい過去を読んでいきました。
その続きです。
物語は3幕へと突入します。
三幕冒頭、またもやこの歌。
♪なんかすっぱい 匂いがします
フラフラとこの歌を歌っている。
またもやキティの心は沈んでしまっている!
今日は、この落ち込んでしまったキティ瓢田を励ます文ちゃんとのやりとりを取り上げました。
キティはおよそ5ページにわたって、「でも〜、」「違うよ」
などと言いながらなかなか持ち上がってこない。
その5ページをどうやって文ちゃんが励ましていくのか
役を交換しながらやってみる。
まずキティ瓢田を読んでみて、どんな風に言われると
話を聞く気持ちになるのか、ということを体感。
そして今度は、文ちゃんを読む。
その際は、文ちゃんはどうして強気になれるのかを考える。
最後の方で、「頭がいたい」としゃがみこんでしまうキティ瓢田を
「そんなものはすぐ治る!」と言い切ります。
いつもなら、「大丈夫ですか?」と言いそうな文ちゃんが
強気に断言するのは、洋ちゃんの身が危ないということが頭にあるから。
文ちゃんがいつもより強気になるポイントは
総監の帽子を持っていること
時間が限られているということ
洋ちゃんが危ないこと
など理由があります。
キティが演じる洋一の存在がなくては始まらない!
ということで、励まされたキティは鏡を抜けて、文ちゃんとともに洋一のところへ向かいます!
向かった先で「蛍の列車」をまた歌うのです。
次回はそのあたりを取り上げていきたいと思います。
ではまた!!
4/2(土)劇中歌WSレポート
さて、今日から新しい曲へ突入しました!
『蛍の列車』です。
『娼夫の森』の開幕。
そして、洋一の姿をしたキティ瓢田が現れこの歌を歌います。
♪旅をするなら 夜出てゆきやれ
切符がなければ 蛍の列車で
せつなく絶え入りそうになりゃ
どこかの駅で 誰かにおなり
正直、私は初めてこの作品を見た時、
『娼夫の森』が劇中劇として行われていたことがわかっていなかった!
(率直に中野さんに質問しました)
まずは、この歌を歌ってみる。
それぞれの歌の癖をみつけながら、
内容がストレートに伝わる歌い方を探ります。
参考にした音源が二つあり、その違いを聴いてみました。
音符の装飾や、リズムが違うところがあったのですが、
一つのフレーズの中に、たくさんの盛り上がりを作ると
せりふへと突入。
今までキティ瓢田の勢いのよいシーンと、
明るすぎる、暗すぎる、その両極端な感情を猛スピードで行き来するキティ瓢田。
その理由がわかるシーン。
お春がめざとく見つけたキティの腕の注射後により、
中野さんのワークショップ内容が今回同じなので
特訓を続け、クタクタになり壁に背をつけている彼女の前に
さらにはB29の轟音に目をやると、
キティはまだ生きられる。
"誰かにおなり"
最初の印象では、『娼夫の森』で洋一に扮するキティ瓢田のイメージが持てる歌詞でしたが、
ダリアン・ソレルに扮するため特訓していたキティ瓢田のことや、それをキティに促し見守り励ました洋一のことなど、あらゆる"誰か"が思い浮かぶ歌詞になりました。
というとこで、次回も同じ曲でやってみます。
それではまた!!
3/19(土)劇中歌WSレポート
3/5(土)劇中歌WSレポート
2/26(土)劇中歌WSレポート
『吸血姫』、最終回でした。
前回同様、【ほおずきの唄】です。
今日は、私もせりふを読むのにガッツリ参加し、さと子と肥後のやりとりを取り上げました。
【ほおずきの唄】を歌う前に、さと子は、ほおずきのことを夕方色と表現するという話を前回しました。
今回のWSで読んだ場面は、
物語の後半、三幕で肥後がさと子の住んでいた家へ行った時の話をするところ。
さと子を待っている肥後が目にしたのは、たくさん咲いた"ほおずき"。
この景色を、さと子も見ていたんだと肥後は思いを馳せるのです。
そう思うと、小さい頃から、さと子はほおずきをしゃぶって、そのたびこの歌を歌っていたんだろうか。
などなど、想像は膨らんでいくのでありました。
とはいいつつ、最後は落ち着いて台本に戻ってもう一度シンプルに読んでいきます。
1月からWSをやってみて、唄から台本の中を見ると、歌へのヒントや関係したせりふが思った以上に戯曲の中にあることが再確認されました。
そして!
3月は『下谷万年町物語』を取り上げます!
お気づきかと思いますが、
中野さんのワークショップの内容を追っかけてます。
この『下谷万年町物語』、長編!
初めて唐作品を観たのは、この作品です。
私もWSをきっかけにこの作品を掘り下げてみたいと思ったので、無謀にも挑戦してみます。
明るく逞しく歌うヒロイン、キティ瓢田のことに新たに思いを馳せ、作品を掘り下げてみたいと思っています!
2/12(土)劇中歌WSレポート
今日から新しい曲になりました!
『吸血姫』のヒロイン、海之ほおずきが登場し、肥後を看病します。
その場面で、ほおずきのジュースを作りながら歌うのがこの曲。
ほおずきを取り出し、
"夕方色の肉があるでしょ"
と言って、歌い出す。
♪ほおずきを しゃぶっていたら
あたしの口の中が 夕方になった
この曲の詩を見ていると、
色合いがたくさん頭に浮かびます。
と思うと、この歌以外にも、海之ほおずきが語るせりふもたくさんの色が見えてきます。
今日は、そういったせりふにも注目していきました。
倒れた肥後を看病しながら、
海之ほおずきは、さまざまな表現で例え話をします。
肥後のことを→
"この人たちは自分の足をかむタコのようなもの"
女のことを→
"毒アザミの汁を絞って、それをルージュに"
愛染病院の人のことを→
"立派な血色紳士"
などと例えていきます。
色んな色が見えてきます。
今日のワークショップでは、ここの長せりふを中心にやっていきました。
このせりふを使って、曲の中身をどう伝えていくかを考えながら繰り返しやってみました。
物語が進んでいき、海之ほおずき自身の過去などがわかるとこの歌の内容の印象がもっと変わるはず!
ということで、次回は違う場面を取り上げつつ
『ほおずきの唄』やります。
ではまた!!
2/5(土)劇中歌WSレポート(林)
第3回、ワークショップレポート。
いってみましょう!
『吸血姫』から、テーマ曲である(夏の海辺に)をやって、今日は一区切り。
唐ゼミ☆の上演では、肥後がギターをかき鳴らして歌ってました。
劇中でかかる歌無しのバージョンもドラマチックでかっこいい曲です。
今までは、フレーズごとに区切っていましたが、今日はガンガン歌っていただきました。
この歌の音程がピークになるのは二箇所。
♪ おいらの見たものは 一面の墓
と、
♪ 希望を愛に染めた
このフレーズでどうしてもたくさんエネルギーを使うので、その前は少し力をとっておいたり、響きのある声でやってみましょう。
とやり方を変えてみたり。
『疲れますね、、』
となるとこまでしっかりやったのち、せりふを読んでみます。
花形と肥後が、高石かつえをめぐって言い争う場面。
肥後は、会って間もない高石かつえを「俺の女」と言ってしまう勢いのよさを見せ、花形にも食らいついていきます。
「天職」を見つけなよ! と、かつえを応援し、殴られても起き上がる肥後。
この場面を一通り読んでみると、
さっき力を溜めておいた部分を
もうすこし劇的に歌ってみた方がよかったりするかもしれない。
などと考えたりして、最後に劇中歌に戻ります。
という感じに、今日はとにかく繰り返しやっていただきました!
これです。↑
雰囲気の違う歌なので、どんな発見があるか楽しみです。
ではまた!!
1/29(土)劇中歌WSレポート
このWSは、一曲、課題曲をもうけて2週〜3週にわたって
というわけで、今日の課題曲も
先週実際に歌ってみて、難しい部分や
歌いにくそうな部分がいくつか発見され、
1/22(土)劇中歌ワークショップレポート
こちらのレポートしていきます!
初回は、女性2人が来てくださいました!
それぞれの参加の経緯や、目標などを聞いて、
その内容も参考にしながらやっていきます。
朝なので、しっかり体をほぐしてからスタート!
本番中に声が枯れそうな時、のどばかり気にしていたのですが
肩や首がバキバキに凝っていることに気づきました。
そして、課題曲に突入。
今回とりあげた曲は『吸血姫』のテーマ、(夏の海辺に)です。
この曲は、歌手デビューを目指し、主人公「肥後」がレコード会社に電話をかけ